2002年01月10日 木曜日

日本人の考え方

上高森遺跡が遺跡の指定を抹消されたそうだ。遺跡捏造の舞台であるが、まぁ抹消されたのは正しいとは思う。問題は何個かあって、「日本の考古学界が科学的・論理的ではない」「海外からの日本人の考古学研究の不信」といったところか。さらに先史時代があって、猿人や原人がいることにより、「日本人の多国人よりの優位性」の証明ができると信じている馬鹿な連中が多いところも問題だ。

日本における「考古学」が科学的ではないのは、おそらく考古学が自然科学の分野でないところに問題があるのであろう。おそらく海外では生物学か地学の一分野で、自然科学の領域の一角なのであろう。当然発見に関する論文の執筆・論文の査読・発見の検証に関しては自然科学的な手法を取るに違いない。今回の捏造を発見できないところは、こういったところのつめの不十分さはあるだろう。またこういったことの積み重ねがより悪い状況である「海外からの日本の考古学研究全体の不信」を招くことになる。端的に言えば、海外の遺跡の研究・発掘ができなくなるかもしれない。彼らは優れて研究をしていて、実際優れた実績を上げているかもしれないから、今回の事件は良い迷惑かもしれないが、彼ら自身も国内に目を向けてこなかったのだから、自業自得かもしれない。厳しい意見ではあるが、しょうがない。自然科学の世界ではみんな厳しい目をくぐり抜けて研究を行ってきているわけだから、何年かけても体質を変える必要はあるだろう。がんばって欲しいものだ。

最後の件に関しては何も言うまい。日本人の歴史観と歴史教育自体を見直さない限り、こういう馬鹿は減らないと思う。逆に日本人は比較的新しく登場して、今の状態にあるわけだから、こりゃ凄いじゃん。という発想はできないもんかねぇ…

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