2004年02月16日 月曜日

The Lord of the Rings - Return of the King

と言えば、言わずと知れたトールキンの名作ファンタシイ小説であるが、第1作目The Fellowship of the Ring を見に行ったのは、一昨年の2月24日で、第2作目The Two Towersを見に行ったのは昨年の2月15日あった。昨年も1年待ったが、さらに1年間針の筵の上に座らされた気分で待ちに待った映画である。ここ2年職場の仲間で先行ロードショウを見に行くのが通例であったが、今年はみんなの用事があわなかったので_旅の仲間は離散_して、一人で見に行くことになった。(まぁ先行ロードショウの日はkumanekoさんの結婚式だったので。)

2作目ではオスギリアスの廃墟がなかなか良い感じだったのだが、今作では第一作でちらっと出てきたミナス・ティリスのスケール感がなかなか良くて、ああっ、あんなに大きかったのねと思ってしまった。一作目では遠景のみ登場で、大きさがさっぱり分からなかったけれど、原作にもあるとおり7層からなる要塞でゴンドールの現在の首都だから。うまく表現できていたと思う。

またミナス・ティリス(元の名はミナス・アノール: 太陽の塔)に対をなすミナス・モルグル(元の名はミナス・イシル: 月の塔)は燐光(で良いのか)を放つ不気味な塔として見事に描写されていて、さらにアンマールの魔王の存在感も相まっておどろおどろしくて良い。この都市はミナス・ティリスとそっくりな都市で、指輪戦争のあとゴンドールの手に戻ったが、悪しきものが去ってもこんな恐ろしげなところにはもう2度と人は住まないだろうなぁ。

あと今まであんまり考えたこともなかったが、ミナス・アノールは太陽の塔でアナーリオン(エレンディルの次子)の王都。ミナス・イシルは月の塔でイシルドゥア(エレンディルの長子)の王都。Middle-Earthの歴史では太陽よりも前に月が登場するので、こういう対応付けになるのか… シルマリルの読みが足り無いのかとちらっと思った。(ついでにエレンディルの名は「エルフの友」とか「星を愛する者」と言う意味なのね。)

映画を見ていて距離感に違和感を持ったのだが、ミナス・ティリスからエドラスへ狼煙で援軍を養成するシーンは涙が出るほどに感動した。(原作にこんなシーンあったっけ?) が、ミナス・ティリスの最上層から見て、オスギリアスとミナス・モルグルが近すぎ。言い換えると_ペレンノール野が狭すぎ_。ゴンドールは約2000年くらいどうやって、首都をモルドールから護ったのだろう。(まぁ上記リンク先の地図を参照。ひょっとしたらあの程度の広がりかもしれん。) 今回は全作までと異なってMiddle-Earthの広がりをそれなりに実感できて、自然の美しさや造形美が堪能できてなかなか嬉しい。原作(原書)の絵を描いているAlan Lee氏が美術監督なのでイメージ通りなのである。

人に目を向けるとサルマンがまったく出てこなかったのは悔やまれる。おそらくSEEで復活か。(じゃないと、落ちていたパランティアの説明が付かない。) ゴンドール方面では、デネソールとファラミアに関してはありゃないんじゃないと思う。特にデネソールの愚かさぶりが何とも言えない。原作には…

見たところはガンダルフにくらべ、はるかにデネソールの方が偉大な魔法使らしい様子でした。ガンダルフよりずっと王者らしく、美しく、力強く、年かさに見えました。しかし視覚以外の感覚によって、ピピンはガンダルフの方が、より大きな力とより深い叡智と、隠された威厳の持ち主であることを認めました。(「王の帰還」より)

と言うぐらいには威厳のある存在だったのだが…

あとトンネルの奥地に住む「彼女」は、フロドがガラドリエルの奥方からもらった「エアレンディルの光」を蹴飛ばしていたのだが、あれはこの世の悪意の凝り固まった存在である彼女にとって_触ることも見ることもできないくらい_聖なる光なのだがなぁ。うーむ、絶対ありえん。(トールキンの世界観では蜘蛛はこの世の悪意が凝り固まった存在で、映画でそういうところが感じられなかったのは寂しかった… ただの大きな蜘蛛じゃないですか。)

細かな突っ込みどころはあるけれど、些細な点なので気にしないと言うことで、今回は随所に涙が出てきそうになる名シーンと名ぜりふが満載(エオウィンの活躍も原作通りだし)で、見ていて楽しかった。思わず涙が出てきそうになったシーンはモルドールの黒門の前でアラゴルンがこんな演説をするシーン。

AragornI see in your eyes the same fear that would take the heart of me! A day may come, when the courage of men fails, when we forsake our friendsand break all bonds of Fellowship, but it is not this day!An hour of wolves and shattered shileds when the age of men comes crashing down! But it is not this day!This day we fight! By all that you hold dear on this good earth, I bid you, stand, men of the West! 

Transcript from The Return of the King - Movie Transcript

人間の強さを感じるシーンでした。原作の人間離れしたアラゴルンも良いのですが、映画の非常に人間味を感じるアラゴルンも格好良すぎる。ヴィゴ・モーテンセンがはまりすぎているのかもしれない。あとアラゴルンは今作では後半になればなるほど、実際に王者の風格が出てきて、上記の台詞や全てが終わったあとは聡明で勇敢な王と言う感じで、実に巧いなぁと思った。

あと音楽も非常に良かったのでサントラも買っちゃった。最後にまとめるとミドル・アースを納得のいくレベルで可視化してくれた点で、ピータージャクソンは高く評価して良いと思う。まったく持って素晴らしい。ピーター・ジャクソンに、心からありがとうと言いたい。

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