先日キタムラに行くと中古棚に程度の良さそうなEOS-1Ds MarkIIが置いてあったので、価格を聞いてみたところ流通中古品の価格よりちょっと高かったのもあるが、EOS-1D MarkIIを売りに出して、導入することとなった。中古品なのでFirst Lightと言うのもおかしな表現ではあるが、我が家では初であるには違いないので、いつものFirst Light用の被写体を使うこととなった。(色が綺麗なのでこれをいつも使っている。) ただ毎回同じ状況で撮影できないのが悲しいのだが、まあ儀式的な物ととらえていただきたい。

1Ds2-FirstLight.jpg

EOS-1Ds MarkII / EF 100mm F2.8 Macro USM / 絞り優先AE F2.8 (シャッター速度 1/40 露出補正なし) / ISO: 100 / WB: Tungsten Lamp / 上方からタングステンランプを照射・デュフューザーで拡散

EOS-1D MarKIIを使ってきての雑感

長くなってしまうが、最近思っていたことなどを書いておく。発売以来4年間EOS-1D MarkIIを使ってきたが、レンズの画角と連写コマ数をどう取っていけばいいか、どう棲み分けていくかというところで悩んでいた。カメラメーカーもそれぞれの時代で精一杯がんばってきたと言うところは評価できると思うが、従来の135フィルム時代の遺産を引きずっているメーカーのカメラは基本的に135サイズとAPS-Cに収斂するのだろうと思うようになった。(そういう方向にニコンもSony(旧ミノルタ)は進んでいくのだろう。Pentaxはようわからんが・・・ キヤノンはいまいちはっきりしない。)

以下キヤノンのEOS Digitalを考えてみる。まずフォーマット比較すると、135サイズ機はより多くのユーザーに買いやすいEOS 5Dと完成度の高さ(値段の高さもか)で圧倒的な存在である1Ds系という存在がある。画角の選択肢は135フィルム時代と全く同じだから現状のレンズラインナップと適合する。APS-C機はEOS Kiss Digital/EOS 20DよりEF-Sマウントを採用したことにより、これまで完全に不足していた広角側の画角の選択肢を増やすことに成功している。レンズの互換性という点で問題はある物の、旧来のレンズ資産を持っていなければ、今のAPS-Cに不足しているレンズはF2.8クラスのAPS-Cにマッチした高精度なズームレンズくらいであろう。(70-200/2.8より50-150/2.8とかいうズームの方が使いやすいはず。) EOS-1D MarkII購入当時はEF-Sマウントもなかったので、EOSデジタルとしては広角表現を得られる数少ないボディであったが、EF-Sの実装後逆に画角的に遅れを取る形となった。また望遠側はAPS-Cの方がもともと画角が狭いため、個人的には中途半端に感じて、APS-Hをどう扱うかと言う点で僕の中で使いこなしに悩みがあった。まあ135とのギャップを大きく感じないと言う利点はあるのだが、135サイズのEOS 5Dという割と手軽な存在も手元にあるので、出番が無くなってしまう。

ポートレート・ネイチャー・スナップなどはすべて手持ちレンズの選択肢が広いEOS 5Dを100%持ち出すこととなり、当初のEOS-1D MarkIIの購入目的の一つであった広角系の撮影はすべてEOS 5Dで行うこととなった。したがってEOS-1D MarkIIは僕の用途ではモーターレースの撮影でしか用いられなくなったとも言える。こういう使い方では高感度・長時間露出時のノイズとは全く無縁であるから、所有し続けようと思っていたのであるが、なかなかモータースポーツの撮影に行かなくなってしまったため(最近だと年に2回程度に・・・)、維持していても仕方ない状態になってしまっていた。ただ1D系のボディは良く使い方が分かっており信頼度はすこぶる高いので、そのまま手放すのも惜しいと考えていたのだが・・・

また高速連写については、EOS-D中級機(30Dとか40とか)の存在もあることで、普通の用途では十分事足りるのではないかと考えている。(僕はあまり連写使わない人なので・・・) ただEOS-1D系のようなつくりでもないので、いつでも持ち出せるかというと不安は残る。さすがに屋外で撮影していて雨の中も撮影となると、さすがに今のEOS Digital中級機では信頼が置けないというか持ち出したくない。そういう点でNikonのようなAPS-Cのフラグシップ機が欲しいという意見はあると思うし、個人的にはそう思っている。

良くも悪くもEOS-1D MarkIIというカメラをを特徴付けているのはAPS-Hと言うフォーマットであるといえるのだろう。良いカメラだとは思うのだが、今となっては僕の用途では万能的に使い回せない状態になっていた。逆に1Ds系だと違和感なく使える物のいかんせん高すぎる。そこが問題ではある。

EOS-1Ds MarkII導入

先日いつも行っているカメラのキタムラにEOS-1Ds MarkIIの程度の良い中古品置いてあった。上記のような理由から、昨年冬あたりから程度が良いEOS-1Ds MarkIIに巡り会えたら移行しようと考えていたのであるが、ここに来てようやくこなれた値段になってきた。ただいかんせんそれでも高いには違いないので、我が家で遊んでいるEOS-1D MarkIIを手放すことにしたわけである。

EOS-1D系の操作系は若干癖はある物の、カメラ部の操作は僕のカメラ遍歴で言えばEOS-3時代から全く変わらず、同じ操作系の同じような世代のカメラに巡り会うことができた。1D/1Ds MarkIIIでは操作系に若干の変更が加えられているので、旧1D/1Ds系の完成系の一つとしてEOS-1Ds MarkIIがあるのではないかと思うのである。

デジタルカメラを中古導入するのは初めてではあるが、試写させていただいた画像によると総ショット数は17500程度と多くはなく、前の所有者が喫煙者と言うことでタバコのにおいが若干する(だいたい外装をレンズクリーナーで拭いて綺麗にはなった。ミラーボックスだけ若干においが残っている。)程度。あと撮像素子上にゴミが結構載っていたので、1回撮影(これは特にゴミが気になる撮影ではない)を行い、センサクリーニングに出すこととなった。

立ち上げ、設定

とりあえず気になる設定項目はEOS-1Vとほぼ同じだけども、カスタムファンクションはEOS-3/EOS-1D MarkIIでの設定をそのまま引き継ぎ。こういうのは簡単に変えられない。EOS-1D MarkIIにおける設定からの個人の設定で変更を反映したものを下記に示す。もうちょっと考えておいた方が良いところはあるが、使っていって考えることとする。(EOS-1D MarkIIから若干増えているように思う。)

ファインダースクリーンは当面ミノルタα-9のMLスクリーンを入れることにする。このスクリーンはEOSの各種スクリーンよりは拡散度が高く暗い物の、F2.8より明るいレンズにおいては抜群の性能で、ピントの山が見やすくなる。しかもこのスクリーンはEOS-1系のファインダスクリーンとほぼ同じ厚さでMF時でのピントの狂いがない。さらにEOS-1系のスクリーンより若干大きい(長辺の長さは同じで、短辺の長さのみ若干長い)ので、突起部がない長辺を紙ヤスリで削ることによりEOS-1系/EOS-3/EOS-1D系で使うことができる。銀塩時代にはミノルタは他社ユーザーのためにスクリーンを供給してくれるメーカーだと感心した物だが・・・ ミノルタがSonyになってα-9も失われてしまった現在このスクリーンは入手不能である。(入手経路はもうオークション経由くらいか) ただし、上記のような加工を施しているため、方眼の水平が正しく出ない(位置出しする辺を削っているため)。

この機種では正式にサポートされていないが、EOS 5Dでも使用しているEc-Sスクリーンに入れ替える予定である。個人的にはM型スクリーンとEc-S/Ee-Sでのピントの見え具合の差はあまりないように考えている。サポートはなくとも若干の露出ずれになって現れる程度と思われるので、気にせず使うこととする。(どうせM型でもそう使ってきたのだから。そもそもキヤノンの評価測光自体あまり当てにしてないし。) さすがに磨りガラス系のスクリーンの方がピントは見やすいと思うのだが、F4クラスのレンズが増えたこと、夜空の撮影も多いことからEc-Sでよいだろうという判断である。

カスタムファンクション

基本的にEOS-1D MarkIIでの設定をコピー。

C.Fn-5 マニュアルモード時のAv,Tv設定
3: マニュアルモードでレンズを外した状態でも絞りとシャッター速度の設定可

C.Fn-10: AFフレーム・スーパーインポーズの設定
3: AFフレーム表示を強調

C.Fn-13: AFフレーム数の選択
1: 11点選択 測距点連動スポット測光

パーソナルファンクション

パーソナルファンクションはEOSのデフォルト設定で気になっていた部分を微妙に設定。結構便利になるはず。

P.Fn-1: 撮影モードを限定
深度優先モードがなくなったので、ここの設定はデフォルトの設定のままとする。プログラムモードを残したのは、室内撮影におけるストロボの使用という場合があるため。(EOSの絞り優先AE時のスローシンクロに泣かされた代替案として。)

P.Fn-2: 測光モードを限定
部分測光を排除

P.Fn-14: レンズ駆動によるピント検出を行なわない。
サーチAF(ピント検出が出来ない場合に、AFが一往復してピント検出をすること)を禁止マクロや置きピン撮影を前提とした最適化

P.Fn-15: スピードライトのAF補助光を投光禁止
ストロボのAF補助光はいらないだろう…

P.Fn-17: AFフレーム自動選択モードを選択できないようにする。
一瞬操作を迷うのと自動選択を使わないので排除

P.Fn-25: クリアボタンで初期化される、初期状態を好みの状態に設定。どうしようかな。こんな感じ?

  • 撮影モード: 絞り優先AE
  • 測光モード: スポット測光
  • ドライブモード: 1枚撮影
  • AFモード: ワンショットAF
  • AFフレームの選択: 中央
  • 記録画質: Raw+Large
  • ホワイトバランス: Daylight
  • 現像パラメータ: 標準
  • カラーマトリックス: ポートレート

初期の設定はこんなところ。

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