物理数学関連の本

Posted on 2014年02月20日 (木) in articles • Tagged with books, Mathematics, Physics

高校生の頃はまさか自分が物理を志して、気がついたら物性の道に進み、何を間違えたか何の関係もない世界でやっぱり物理を使っているお仕事をする羽目になろうとは思わなかった。本と物理嫌いだったので。まあ数学は好きだったせいか、自分が必要な範囲であまり数学で困る羽目に陥ったことはない気がする。(正確には困ったら困ったで楽しむことにしているので苦になっていないだけだが・・・) 学生時代は本当に何も無い片田舎に住んでいたせいか、バイトはしていた物の、そこそこ暇な時間はあって、パズルゲームに取り組むがごとく計算していたのだろうと思う。(特に2年目と3年目は物理数学三昧だったなあ。) 先日職場にて、物理数学ってどんな本を読みました?と聞かれたので、思い出しながら書いてみることにする。大学の1年目で基礎的な解析学と線形代数をこなしている前提でいいよね。

一応基礎的なところから、多変数の微積分と線形代数はそこそこ勉強しておく必要はあるけれど・・・ 今時だと大学での最初の解析の時間でε-δで煙に巻かれてたいへんだーと言う時代でも無いだろうから、割と易しめで読める教科書としてサージ・ラングの「解析入門」と「線形代数学」を。後者は学生時代は絶版状態だったので、図書館の本をとっかえひ …


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第9 光の鉛筆

Posted on 2012年10月09日 (火) in articles • Tagged with books, Mathematics, Physics

そのうち揃えようとコツコツ買ってる鶴田先生の「光の鉛筆」なのですが、うちには3巻と5巻があります。必要な話題が載っているところから購入しているのですが、置き場所を考えるとなかなか購入できないのです。今日書店で最新刊の9巻を見つけました。パラパラ眺めたら個人的な興味で買わないわけにいかなくなった。というのも・・・Zernikeの円多項式の導出と収差許容値まわりの話題が載っていたからです。(他面白いところでは、Brillouin散乱、超音波による光の散乱、プラネタリウムの歴史、測距儀とレーダーの歴史と言うところで、読みどころ全部・・・)

「鶴田先生によるゼルニケ多項式の解説が読めるのは、光の鉛筆だけ!」とかどっかのコミック雑誌のようなキャッチフレーズを書いてみます。ということで、Born & Wolfの教科書の付録じゃ厳しすぎる(アレは後出しじゃんけん的に出てきた整理された議論なのだが)のと、じゃあZernike先生がどう扱ったのかと原論文を読もうにも、独語で書かれていて私が独語の論文をもう読めないのですでに終わっているのもあって、ある程度追いかけられるように書かれていてありがたい。個人的にはBorn & Wolfの教科書の方法で追いかけるだけならできるのですが、どう思いついたのか?そこが知りたいのでした。

論点としては、Legendreの微分 …


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2006年07月01日 土曜日

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J.R.R トールキン / 「終わらざりし物語(下)

2004年1月31日の日記によると、「翌月購入予定」となっていた本であるが、すっかり忘れてしまっていて、気が付けば2年以上たってしまっていた。最近本は買う一方で積み上げる状態になっているのだが、先日テレビでやっていた指輪の映画を見たら、またつらつらシルマリルを読み始めてしまって、気になりはじめたので購入。

下巻のトピックスとしては、イシルドゥアの死についての言い伝え、ゴンドールとローハンの関係、エレボールへの遠征、ホビットの冒険のガンダルフ的な視点に基づく裏話、セオデン王の息子のセオドレドが戦死したアイゼンの浅瀬の合戦、イスタリの起源、パランティアの石に関する記述などで、上巻は_「シルマリルの物語」を暗記する勢いで読んでないとちっとも楽しめない_が、下巻は上巻とは違い指輪物語しか読んでいない人でも割と楽しめる内容になっていると思う。指輪物語の追補篇を読んだあとであれば十分楽しめるだろう。

残された本はまだまだ膨大で、the History of Middle-Earthという壮大な遺稿集があるのであるが、英語の壁が高すぎて手を出すべきか否か悩ましい。でも僕もいつか手を出すことになりそう。

2006 アートフォーラム四日市

大谷芳照さんのPeanutsを題材にしたアートはかれこれ5年くらい前 …


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2006年06月18日 日曜日

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安塚君を訪問

3月に結婚した安塚君に写真を納品することと、新婚さんを冷やかす(!)ために、大阪までおでかけ。四日市からは新幹線で行くより近鉄特急で行った方がやすくて時間もたいして変わらないので、大阪も近い物だと思った訳である。

安塚さんご夫妻には写真も満足していただけたようですし、なんだか食べきれないほど美味しい食事を振る舞っていただきありがとうございました。ごちそうさまでした。まあ新婚さんのご家庭に行くといつもそうなのだが、最初に行ったときは食べきれないほど食事が出てくるのだが、まあそのへんも新婚さんならではですな。

安塚君と話をするといつも物理の話になってしまうのだが、奥さんにはちょっと退屈だったかも知れないな。最近知人がまるでいなくなったせいか少々話し込みすぎたかも知れない。まあ、僕には縁のない世界ですが、やはり新婚さんは初々しくて良いですのう。安塚君夫妻の幸せそうな顔を見ることができて、私もこの世に思い残すことが一つ減りました。


2006年03月04日 土曜日

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安塚君の結婚式に参列

今日は大学の研究室の一つ下の後輩である安塚周磨君と綾子さんの結婚式に参列した。場所は大阪。

僕自身は物理の基礎研究と言う方向からはずいぶん前に決別してしまったのであるが、安塚君は卒業後も一貫して物性物理の道を追いかけ続けていて、僕あたりが選択することができなかった道を突き進んでいると言う点で、非常に厳しい立場なのかもと思いながらも、がんばって欲しいと思っている人でもある。

で、下に写真を掲載してみたが、安塚君を知る人であれば誰もが声を揃えて大声で言うであろうことは、_「いつの間にこんな綺麗な女性と巡り会って、いつの間に結婚することになったんかい!」_と言うところであろう。予想通り質問攻めに合っていた。披露宴の第一声が「ネット経由で」とか言っていたので質問攻めはヒートアップしたのであるが、まぁ他にも驚くべきところはいっぱいあった。意外すぎてなかなか楽しい。こういう出会いと縁があって、安塚君は苦労の分だけ幸せがやってきているなと安心したのである。まぁ相変わらずサマリはうまくないなとは思って安塚君らしいとは思ったけれども。(なんと経歴紹介で40分!)

今回の友人代表挨拶は、安塚君の積年のライバル(?)というか双方良い関係で競い合っている松本君。な …


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2006年01月26日 木曜日

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スーパープレシジョンマット Ee-S

EOS 5D/EOS-1D MarkIINには従来のマットと20Dのプレシジョンマットに加えてより拡散度を上げたスーパープレシジョンマット(Ee-S)が追加されている。ファインダースクリーンという物はピントの山の見え具合を大きく左右する物なので、結構前からいろいろ試しているのであるが、プレシジョンマット以来なかなか評判がよいので、ここは新登場のスーパープレシジョンマットを試さない訳にはいかない。そこでスーパープレシジョンマットを入手したので、今手持ちのフォーカシングスクリーンは1V系用が3種(Ec-CIII, Ec-D(方眼), Minolta ML)、5D系用が2種となる。今日の記事はそれぞれを直接比較してみようと言うことである。Minolta MLはこの手の道の人には有名どころであるけど、α-9用のフォーカシングスクリーンである。(もう入手できないらしい。)

ファインダースクリーンのおさらいをしておこう。基本的にファインダー光学系が同じであれば、スクリーンの拡散度が低い(スカスカ)になると、ファインダー像は明るくなり、ボケは小さくなる。言い換えるとファインダー像は明るくなり、どこでもピントが合っているように見える。逆に拡散度が高い場合(曇りガラスのようなイメージ)は、ファインダー像は暗くはなるが、ピントの確認がしやすくなる。(ボケが …


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2006年01月24日 火曜日

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P.A.M. ディラック / 一般相対性理論

先日本屋の物理関係の書棚を眺めていたら、こんな本が再刊されていました。この本を最後に見たのはもう10年以上前になりますが、一般相対論を非常にすっきり書いている凄い本とと言うべきか、天才が書くと一般相対論はこのように説明されるのかという得難い本である。特殊相対論については3ページくらいで終了という凄まじさである。たとえばパウリの「相対性理論」のような網羅的な本ではないが、筋道を最短経路で追いかけるにはこういう本の方が読みやすい。パウリの本はパウリが21歳の時に書いたある意味恐ろしい本ではあるが・・・

一般相対論はいろいろな本があってピンキリではあるが、「相対論はウソだった」とかいう似非科学モノの本は出版される価値すらないので燃やしてしまって良いとしても、数式をとにかく省いて書きましたと言う本あたりもあまり読むことをお勧めしない。そもそも優しくはないのだから、ただ量子力学よりは理解できる範疇にはあると思う。一般相対論は特に数式がないと何を言っているのか良くわからないように思う。テンソル解析が苦手でありながら、テンソルを駆使して時空の幾何学を作り上げたアインシュタインの仕事を理解するには、こちらもテンソル解 …


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2006年01月01日 日曜日

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あけましておめでとうございます

ここを読んでくれているみなさん、僕の写真を楽しんでくださるみなさん、昨年はお世話になりました。今年も変わることなくよろしくお願いします。毎年同じですが、「一年の計は元旦にあり」と言うことなので、今年はどのような戦いを展開するか、「戦いの軌跡」と言う題にしているので、戦術や戦略についてざっくりとまとめておこう。

2006年の展望

はじめに概況

2006年の戦いを進めるために、昨年の反省点を元にまぁいろいろ考えてみよう。昨年の正月同様前の会社の上司の言葉を借りることにして、本業はともかく少なくともプライベートな方面では、_攻めと成果にこだわっていこう_と思う。まぁ他にも手をつけていきたい物はあるので、少しずつ新しいことをしていきたいなとは思っている。

コンピュータ関連

昨年はコンテンツの自宅サーバへの移動をほぼ完了できたので、残っているBBSの設置などの整備を行っていく予定。気が向いたらBlogにしてもいいかと思うけれど、いろいろ問題(Trackback SPAMだのComment SPAMだの)がありそうなので技術を見極めていきたい。あとそろそろHDDの寿命が近づいていると思うので、適切なところでシステムのアップグレードを行っていくというとことか。

プログラミング関連は、C++を用いた数値計算・統計計算 …


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2005年11月23日 水曜日

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勤労感謝の日

今日は世間的には「勤労感謝の日」なのだが、僕の勤労を感謝してくれるような人なんていやしない。 働いていく上で襲いかかってくるのは、最近はソフトウェアなことしかやってないから、_ソフトウェア特許_とか_アイディア特許_だとかいった考えるだけでもうんざりするようなことしかありゃしない。ちなみに勤労感謝の日は皇室の新嘗祭にちなんだ祝日なので、_一般庶民の勤労を感謝している_と言う日ではないことを忘れちゃならない。

竹澤 邦夫 / みんなのためのノンパラメトリック回帰(上) 第2版

最近ちょっとした解析で導関数も必要な信号補間を行うことになったのだが、ずっと昔に研究室の先輩が平滑化スプラインを用いた補間を行っていたなあと言うことをを思い出した。あの当時はMS-DOSで動かしていたこともあって、いろいろな制約(補間処理をするのにデータを間引いていたとか、確実に配列が1セグメントよりでかくなるので)があったし、当時のPCの計算能力だと結構いい時間がかかっていた。今時のPCだと数秒かなと思い立ち調べてみた。

学生の頃平滑化スプラインの日本語の文献は、「Cによるスプライン関数—データ解析 CG 微分方程式」くらいしかなかったように思うのだが、ここ10年のコンピュータの高速化もあって、この手の …


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2005年08月27日 土曜日

Posted on 2005年08月27日 (土) in articles • Tagged with Equipment, XML, HTML, Perl, Ruby, Network, Scheme, PC, Physics, Flower, Mathematics

Lightweight Language Day (and Night)

今年もLightweight Languageの年に一度のお祭りであるLightweight Language Day (and Night)に参加してきました。チケットの発売に気がつかなかったので、何とか買えた昼間の部のみ参加。

今年の僕が感じた目玉のひとつ目は、GNU awk(gawk)のXML拡張であるxmlgawkであろうか。僕がgawkやnawkを使っていたのは学部の4年目のころで、あのころは日本語化パッチを当てたjgawkをメインに使っていた。(今にして思うとperlのプログラムも結構書いたけどawkほど使ってないな。) 気がつけば国際化されて、キーワードが増えてXML文書をSAXっぽく扱えるようだ。この拡張はgawkの先端開発版という位置づけで、コンパイルオプションで無効にできるそうだ。awkは行指向ツールとしてはperlやrubyより使いやすいところはあるので、まだ開発が行われていて進化が続いているのかと言う驚きとともに、昔師匠のawkの技でうんざりしてしまいやめてしまったawkであるが、再び遊んでみたいなあと思ったのである。(僕の師匠(指導教官ともいう)はawkとかPostScriptのプログラムをサクサクと・・・)

二つ目は全然追いかけてもいなかったけどPerl6周辺の話。昨年のLLでは北京オリンピック頃と言っていたPerl6であるが、この1年でPerl6のHaskellによる実装(Pugs)を行ったという天才が登場して、突如として開発が加速しているようだ。それにしても1ヶ月でHaskell …


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