2001年12月13日 木曜日
栗本 薫 / グイン・サーガ 82 「アウラの選択」
昨日は忘年会だったので、今日買ってきて早速読了。今回は盛りだくさん。タイトルの「アウラの選択」からして、いきなりキーワード出現ということで、楽しみだったのですが、期待通りって感じですかね。前巻の期待通り、真珠姫と豹頭王の再会もありましたし、眠りから覚めた真珠姫はすごい勢いで活躍するし、ファンとしては何十巻ぶりに彼女の活躍を堪能しました。これからしばらくグイン前半の元気な彼女の活躍が楽しめるのかな。
で、今回の話の新しい点は…
- グインはナリス以外のカイサールの転送機(パロの古代機械)の「ますたー」である。
- グインは何度この世界でカイサール転送をされている。(ルードの森に出現時、ラゴン援軍を呼びにいったとき)
- グインが転送されたときには必ずリンダ姫がそばにいるないしは、リンダ姫の元に転送されている。
- リヤ大臣がキタイの種子が蒔かれており、双生児は座標が狂ってルードの森に転送されたのではなく、キタイにとばそうとしたが、「古代機械の意志」により途中のルードの森に転送された。
- 怪物アモン王子は生後2ヶ月をしてもう10歳くらいの出で立ちにまで成長。すでにレムスをコントロールしつつある。
- 怪物アモン王子の目はなかなかおもしろいものかもしれない。(僕は見つめられたくない)
といったところ。次巻はナリス-グインの対面となるのであろうなぁ。楽しみじゃな。
まだ来ない…
上の記事を書くのに前巻の記事をみていたら、ADSLの戦いの妥協の産物であるADSL共用線の話が決まったような話だったが、まだ来ていない。12月初旬といっていた気がするが、10日をすぎれば「中旬」だ。IPv6とか楽しいネタを準備しているのに。
日本語の正しい使い方
最近責任をうやむやにするかっこいい言葉を使う人が多くて楽しい。「撤退」ではなくて「転進」、「事業停止」ではなくて「事業集約」か、なかなか楽しい。かっこいい言葉を使うからなんでも気にせず罪悪感なしにできるし。本当は言うのも恥ずかしくなるような本質を言い当てるような言い方をしないと、思考が停止してしまう。もしこれが原因で人が離れていくのであれば、それはマネージメント自身に問題があるのだから。(まぁこんなことを言っていて現実から目を背けるから大本営的発想になってしまうのだなぁ。歴史から何を学んだのだろうか。いや、たいがいの人は江戸時代以前の歴史は知っているが明治維新以降の歴史を知らないだけか。なんにも学んでないわけだ。)