2002年03月12日 火曜日

オーム社 / Ruby Gem Box

Ruby256本の著者らによる本。最初ぱらぱらめくったときはRWikiとdrbが気になって購入してみたわけだが、読んでみると意外にBigFloat(可変長浮動小数点数ライブラリで良いのかな)の解説がなかなか楽しい。昔数値計算をしていた名残であるが、可変長の浮動小数点ライブラリはCで使ってみたりしたが、足し算や引き算と言った演算子を使って行うような計算をすべて関数呼び出しでやるという弊害があった。僕が学生の時にはC++の完成度は今のようではなかったし、JavaについてはAlpha版であったから、クラスライブラリを書いて演算子関数を使って多重定義なんてことはできなかった。Rubyのようなお手軽言語でこのような計算ができるようになったことは非常に有益であろう。むろんパフォーマンスを求めるならば、C++やJavaなどでやるべきであろうが、アイディアをそのまま計算するにはもってこいだ。
他にはGtk/RubyやSDLの解説もあっておもしろそうであるが、いかんせんそこまで話について行けてない。そのうち読みそうであるが…

読み物、聞き物

最近すっかりファンタジー小説かぶれである。10年ぶりくらいのリバイバルヒットと言うべきか。今回はなるべく名作を中心に当たっていこうと言うことで、少なくともC.W.LewisのThe Chronicles of NarniaとJ.R.R TolkinのThe Lord of the RingとThe Hobbitは読んでおきたいところである。さすがにTolkinは原書で読破は現状の英語力で困難だと思うので邦訳に頼らざる得ない。いまこっちを主に読んでいる。で、前者の「ナルニア国物語」の方は、指輪と同じで瀬田さんの名訳があるわけであるが、岩波少年文庫というこれまた偉く対象年齢が低い文庫に収録されている。(「ホビットの冒険」も同じ) 僕の目には字の大きさが大きすぎて、ルビが多くてちょっとうんざりな感じで読みにくい。そこで、「ナルニア国物語」は原書で読むかと言うことになりそうなのである。そうするといろいろ欲が出て原書の吹き替えテープとかも欲しくなってしまうわけであるが、どうもカセットテープしかなさそう。うちでは聞けないのでどうした物か… 案外、「ハリーポッター」の1巻を邦訳で読んで、原書に当たってついでにCDも聴いてみるのも良いかと思ったり。どうせならReadingとListeningをのばせるような方法論を採っていきたいと思うのだ。