2003年02月15日 土曜日

The Lord of the Rings - The Two Towers

と言えば、言わずと知れたトールキンの名作ファンタシイ小説であるが、第1作目 The Fellowship of the Ring を見に行ったのは、昨年2月24日であった。1年間針の筵の上に座らされた気分で待ちに待った映画である。今日は先行ロードショウと言うことで、職場の指輪ファンで見に行くこととなった。
今回の感想としては、_はて、「二つの塔」は戦争アクション映画であったろうか?_と言う疑問である。まぁ全体的に指輪戦争が始まる話なので、間違いはないと思うのだが…
見た印象としては、またまたMiddle-Earthの風景に見とれてしまう。全作ではホビット庄・裂け谷・モリア・ロスロリエンと自然が美しく、人間の文化ではない建物の描写が素晴らしかったが、今回は、ローハン・ヘルム峡谷・ゴンドールのような人間の文化のあるリアルな風景、モルドールの黒門、ファンゴルンの森と見ているだけで、ミドルアースを美しく描いているなぁと言う映画だった。
今回は、全作のような字幕の大きな間違いは見受けられなかったが、多少人物像が変わっている点(ボロミアの弟のファラミアってあんな人物だっけ?)や旅程が若干変更されている点(フロドとファラミアが会う場所は違う気がする。)を除くとまぁかなり良い線を行っていると思う。まぁ旅の仲間もフロド-サム・アラゴルン-レゴラス-ギムリ・メリー-ピピンの3グループに分かれている訳であるから、話が分かっていてもついていくのは大変かも。
今回の本筋にあまり関係ない見所としては、_レゴラスの馬の乗り方_とガンダルフとバルログの死闘、あとうじゃうじゃ涌いて出てくるウルク=ハイの軍団と言うところですか。個人的にはアラゴルンが少々精悍になったかなぁと言うところで良い解釈をして、なぜ出てくるのか分からないアルウェンが簡単に「ヴァラアルの恩寵」を使うと言うところが、ちょっとねぇと思った。あと相変わらずエルロンドはファシストだし。原作のイメージが崩れちゃうなぁ。と言うことで、それでもみなさん何度か見に行きましょう。(多分一回見ただけじゃ分からんと思う。)
僕の予定はもう一回見に行って、またDVDを食い入るように見て、出るであろうスペシャル版のDVDをひたすら待つと言うところですか。原作の方は「二つの塔」に入りそうな勢いなので、全巻読破は時間の問題だなぁ。(「旅の仲間(上)」が一番骨が折れるのは確か。)