2003年08月02日 土曜日

夏祭りですか…

全然夏っぽくない今年の夏だが、今日の午後になってようやく梅雨明けだそうな。ただ今週の週間予報を見ても全然暑そうにないし、晴れの日ばかりというわけでもなさそうだ。僕は典型的な北国人なので、暑いのはいやなのだが、熱い夏が庫内というのも何となくいやという何ともわがままな性分なので、今年の夏はいったいなんだろうと思わずにはいられない。本当に地球は温暖化しているのだろうか…
上記のような気候が続くので気が付かなかったのであるが、身の回りでは今日から夏祭りなんだそうな。花火大会の花火が炸裂する音を聞くまですっかり忘れていたのである。買い物に出かけてみると、たしかに浴衣を着た女の子の姿が目に付く。まぁ僕には関係のないイベントなので、ふらっと買い物を帰ってきただけなのだが…
最近、浴衣を着ている女の子を見ているとかなりの割合で似合わない人が多いと感ずる。日本人のスタイルがすでに和服が合わなくなってきているほど変化してしまったことはあると思うが、普段着ていない服だけに着こなせないのではないだろうかと推論している。まぁわれわれの親の世代あたりから和服なんて特別なことがない限り着なくなってしまったわけだから、和服を着るという文化は失われつつあるのかも知れないな。

物を書くことについて、覚え書き

「文章は用いる言葉の選択で決まる。日常使われない言葉や仲間うちでしか通用しない表現は、船が暗礁を避けるのと同じで避けねばならない。」(ユリウス・カエサル)
昨日からの続きで、塩野 七生さんの「ローマ人の物語」の4巻、5巻を一気に読了したわけであるが、ユリウス・カエサルの言葉は印象的な言葉が多いので、ついついこの本を読むたびに覚えるのである。で、昨日に続いて物を書くことについて述べた言葉を覚え書き。
カエサルの「ガリア戦記」を読むとその訳文ですら、かなりすっきりした文章でおおよそ紀元前に書かれた文章に思えないのである。日々ある程度の物を書く身の上、特に科学技術系の世界に生きている身の上としては、単純明快で誤解のない文章を書けなければならない。全くその通りであるが実践が難しいことでもある。文章を読むことや文章を書くことを繰り返さねば巧くなれないというのは分かっているけれど、これまたなかなか出来ないことでもあると日々思うのである。