2003年08月04日 月曜日
EOS 10D 長時間露出テスト
EOS D30の際にもテストをしたが、キヤノンのEOS Dxx系列のデジタルカメラは30秒程度の露出でもあまりノイズを感じなかった。EOS 10Dではどうかと言うことで、レンズを付けずにボディキャプをして30秒露出してみた。今回もほぼ以下の条件でテストを実施。
- レンズをつけずマウントにはマウントキャップをしたままとする。
- 露出はManual。露光時間はカウンターを目読み。(今回はManualで30秒とした。)
- 画像はJPEG Fineモードで撮影し、中心部の600x400の部分をトリミング。
- 感度はISO100。WBは関係なかろうと思うがDaylightに設定。
EOS D30との画像を比較してみる。EOS D30のノイズリダクション無しのモードは結構派手なノイズがのっていたので、比較の対象から外し、ノイズリダクションモードの画像との比較をしてみよう。EOS D30ではそれなりにノイズがあるのが分かるが、EOS 10Dでは判別不能なレベルでほとんどノイズが目立たないある。ちょっと次元が異なる感じである。ただしEOS 10Dの画像をレベル補正するとただの真っ黒な画像でないことが分かる。ただその程度のノイズしか乗っていないと言う結果であって素晴らしい進化であると考えて良い。まぁ実用領域では全く問題ないレベルでしょう。
EOS 10D (シャッター速度: 30秒)
EOS D30 ノイズリダクションあり (bulb 露出時間: 32秒)
ちなみにこれ以上の長時間露出実験は待つ時間ばっかり長いので、3分程度なら実写テストの方が早いと言うことで、そのうち実写してみることにしましょう。基本的には明るいレンズしかないので、低感度で絞り開放付近で星空を撮っても、露出時間は1分程度で十分な結果が出るはずだが…
広瀬さんの日記での花火の記事を見て、花火の季節だなぁと思い立ってのテストと言うことでした。この手のノイズ対策はコンパクトなカメラでも、うちにあるようなごついカメラでも長時間露出をすると撮像素子が熱を持ってノイズになるので、連続撮影をしないで、電源を切って数分間放置するというのが正しい対処らしいのだが、それだとシャッターチャンスを逃しちゃうところが非常に悩ましい。