2004年01月02日 金曜日

「南国のバラ」と「皇帝円舞曲」と「美しく青きドナウ」

正月と言えば、ウィンナーワルツと言うことで、久しぶりにウィンナワルツの入ったCDを取り出してみる。今年はVPOのニューイヤーコンサートを見逃したので、CDで我慢という訳なのだが。(すっかり忘れていたとも言う。) 今日は出かける予定もあったので車でワルツを聴きながら移動というのもなかなか良いかもしれない。
「美しく青きドナウ」は言わずとしれたヨハン・シュトラウス II世の名曲で、僕がクラッシックを聴き始めたきっかけになった曲なので、クラッシックを聴き始めた高校生の頃の思い出が詰まった曲でもある。スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」で、宇宙船が宇宙空間を移動するシーンで印象的に使われていたのでそのイメージが抜けない曲だけども、華やかで流麗な曲と言えばこの曲が真っ先に思い浮かぶ曲で、今でも短い管弦楽曲の中ではトップクラスに気に入っている曲である。
「美しく青きドナウ」と同じくらい長く愛聴しているワルツといえば、「皇帝円舞曲」であろうか。出だしから豪華で、特に中盤部の華麗な展開がやっぱりたまらない名曲だと思う。車を運転している時に気分が良くなっちゃう曲はこの曲を置いて他にあるまい。(「美しく青きドナウ」や「ウィーンの森の物語」ほど曲に物語性が無いのが良いのかもしれない。)
「南国のバラ」は最近見直した曲である。ひっそり始まるのであるが、4つの親しみやすいワルツが交互に現れて非常にまとまっている曲。この曲も車を運転している時に聴くとなかなかいい気分に浸れる曲かと思う。
シュトラウスのワルツをはじめとした曲はどれも華麗で聴いていて気分が良くなる曲が多く、他にも「ウィーンの森の物語」や喜歌劇「こうもり」序曲や「春の声」といった、旋律を覚えやすくて、それなりに短くまとまった名曲が非常に多いと思う。これから聴きたいと言う人は案外僕と同じようにウィンナワルツからはいると良いのかもしれない。
振り返ってみれば、大学時代にリヒャルト・シュトラウスの交響詩やグスタフ・マーラーや交響曲にはまって以来、非常に複雑で暗い曲ばかり聴いてきた気がする。ウィンナワルツはずいぶん遠ざかっていたんだけども、こうして聴き直すとなかなか素晴らしいので、これを機にまたしばらく聴くことにしよう。(うちにあるのは、カラヤンの87年のVPOのニューイヤーコンサートとベスト盤しかないので、これも良いという意見があればどしどしお待ちしてます。)

新年会

今日は東北Linuxユーザ連合会の新年会ということで、仙台で焼き肉で宴会でした。集まったのは、三浦さん、高橋(直)さん、横内さん田添さんと僕。あと仕事の関係で遅れて竹内さんが合流。新年からやたら凄い集まりになってしまった。
久しぶりに三浦さんを囲んでの宴会だったため、いろんな話題に話が咲いたが、やっぱみんな統計処理というかExcelのバグにひどい目に遭わされているのね。_やっぱりExcelはちょっとだけ見栄えが良い表を書くツール_であって、凄く見栄えの良い表が書けるわけではなく格好いいグラフが書ける訳でもなく、_ましてまともな計算に耐えられない_ツールなんですよね。さすがにここに集まる方々はよく分かっていらっしゃると言うことで。(僕はみんな痛い目に遭うことを期待して、自分は不具合点をある程度理解して使っているのであるが。)
あと就職して以来、LaTeXを全く使わなくなったなぁというのもありました。僕も修士論文を書いている頃はフォントや数式の美しさに一言以上に意見がある人でLaTeXを手放せない人でしたが、就職して以来、会社の色に染まっているのかどうか分からないけども、なんでもExcelだったりします。あのころの自分の考えでは信じられないのであるが、Wordが我慢ならないほどへなちょこというのもあるし、やたら罫線の多い文書を書かされるということもあるかもしれない。(枠線をなくすような戦いはずいぶん繰り広げていて、最近は表紙以外はフリーフォーマットになったんだけどね。) 最近LeTeXを使うとすれば、他のフォーマットから変換してPSかPDFを得たい時だけで、それすら滅多にありません。(たとえばSmartDocからPDFを得たい時くらいか、それも滅多にない。)
久しぶりにいろんな話を伺うことができた宴会でした。みなさまお疲れさまでした。またお会いしましょうと言うことで。