2004年01月13日 火曜日
服を買う
ここ数年(ひょっとしたら大学を出て以来)服を買い足すようなことをほとんどしていなくて、気がついてみると結構着潰してだんだんと着る服が無くなってきたようだ。(まぁ服を買うセンスがないのと、あんまりこだわりがないせいもある。)
今年は特に困った状態で、気に入ってきていた薄手のセーターとカーデガンに引っ掻いた大きな穴が開いてきたこと、数枚のシャツがすり切れてきたことなどもあって、ぼちぼち限界だなぁという状況に追い込まれてしまった。
ということで、今日はたまに買い物をしているUNIQLOで、セーターを2着、ズボンを2本、シャツを2枚ほど適当な好みで購入してきてみた。UNIQLO登場以前はいつも服を買う時に、ここまでお金を出すんかいなと呆れていたのだが、たしかにこれくらいのお値段だったら、適当に買えるかなぁ。ということで、来月からそれなりに服を買い足そう。なんだか靴もはきつぶしているしなぁ… だめだめだ、服装が貧しすぎるのは…
僕の日記の読者で、ここもリーズナブルだとか、おがわの好みに合いそうだとかいうお勧めが合ったら紹介して欲しい。(店に行って物を見るのは好きなんだが、店を探すのはめんどくさくて、そんなことに時間を潰すほど暇じゃないのよ。)
「文明の道」
今日たまたまNHK BS-Hiを見ていたら、「文明の道」の第7集と第8集を放送していたので思わず見てしまう。第1集・第2週のアレクサンダー大王の話もずいぶん面白かったのだが、今日のもどちらも凄く面白い。
まず第7集「エルサレム 和平・若き皇帝の決断」から、エルサレムを巡る十字軍の歴史で、十字軍を批判して、教皇に破門されても、イスラムを理解してエルサレムに地道な話し合いだけで平和をもたらした神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ2世の話だった。シチリアに生まれたという特殊な地理的要因があり、キリスト教文化圏とイスラム教文化圏の接点に育ったことが互いの文化・宗教を理解できる立場にしたのだろうか。彼の和平以降20世紀までエルサレムはイスラム文化圏のただ中にあったのは事実なので、他者を理解し共存することがいかに難しいか理解できるというものだ。それは今の世界でも非常に難しいのだから。
最終回「クビライの夢・ユーラシア帝国の完成」は、モンゴル帝国のクビライ・カーンの話。日本史を習っているとクビライ・カーンは元寇の際に侵略してきた国の皇帝と言うことで、どうしても日本人から見てマイナスイメージがつきまとう君主である。いろいろな歴史的な評価があるが、中国の皇帝で内陸だけではなく、海洋交通網まで見通していた皇帝は彼が最初だろう。頭にあった世界はユーラシア全体・アフリカ北部にわたるわけだから、スケールが大きいのである。あと巨大で多様な文化を抱える帝国を統治した君主の例に漏れず宗教や他民族に対する理解が深いように思われる。(ローマ人もそうだったし。) その心は「我が息子たちよ、帝国を治めるためには、人々を、力づくで従わせようとしてはならない。何よりも大切なこと、それは人々の心をつかむことである。」という彼の遺言に見いだせるのではないだろうか。
ということで、それぞれの生き方が勉強になるのである。この番組のハイビジョン放送は特に映像が素晴らしいと思うので、もし今後再放送があったら見るようにしよう。またDVDが続々でているようなので、やっぱり購入することになるのかなぁ。