2004年08月13日 金曜日

足下をすくわれると言うことは…

1リーグ制ゴーゴーとおっしゃっていたネベツネさんですが、全然関係のない1件で辞任することになってしまいましたね。_奢る平氏も久しからず_という言葉もあることですし、終末はあっけなくやってきて混沌状態のままなんですね。果たして1リーグ制の話はどうなるのやら。まぁ僕は巨人に良い選手が集まりすぎていて元々プロ野球嫌いですが、見ていてやたらつまらないので、もうちょっと勢力均衡という方向に改革して欲しいんですけどねえ。(と言うか新人獲得のために裏金ですか。つまらん事件が大事になるのやねえ。)

アテネ・オリンピック開会式

結局朝まで見てしまいました。今年のオリンピックは満を持したかのように、Hi-Vision放送対応済みで5.1chで鑑賞可となっているので、もう見るしかありませんな。
アトラクションで大きな顔面の彫像が現れたときの音楽にマーラーの交響曲第3番 第6楽章の最終部が使われていた。この曲はマーラーの交響曲の中でもかなりマイナーな曲(普通聴かれない曲だな)だと思うのだけども、この曲(第6楽章)は非常に美しい曲でたまに聴くと重厚な弦楽の響きが宇宙的な巨大な空間を感じることができて、忘れた頃にはまったように聴く曲である。今回のギリシャ思想・数学・美術を表すようなアトラクションに20世紀の音楽が妙に合ったというか、時間的なスケール感に合うような曲なのかもしれないですな。何にせよこんなメジャーなシーンで、マーラーが使われると言うことが少しずつ世の中に受け入れられる古典になってきているのかなと思ったわけだ。(第3番は銀英伝のアニメ版をはまったように見ている人にはかなり身近な曲だと思うけど。)
あと気が付いたのはギリシャ語での国名って、αβγで始まる国が多いんですな。フランスあたりもそうみたい。(ガリアって言っていたものなぁ。) ιで始まる国(日本がそうなのか)が多いのはJに相当する文字がないからなのかな。そんなことを考えながら見ていて結構面白かった。
あとオリンピックの開会式を見ていて思ったのだが、ずいぶん整然さが失われた気がして僕は良い印象を持っている。マスゲームとか、整然とした入場とか、貴賓席付近を通る際の会釈と言った諸々の物は、どう考えても20世紀の歴史の負の遺産だと思うので。(こういうのは全て1936年のベルリンオリンピックに導入されたものだと思うので。オリンピアで聖火を採火してリレーというのもベルリンからですか… これもやっぱある意味負の遺産だねえ。)