2004年12月27日 月曜日

森岡 浩之 / 「星界の戦旗 IV 〜軋む時空〜

購入したのは23日だった気がするが、今日読了。長らく待たれていた新刊で約4年ぶりですか。これに合わせて星界の紋章から再読したのであるが、星界の紋章の第1巻の発売月はグインサーガも同時に出ていて、グインサーガは当時51巻目画発売されたころ。今月発売分が98巻だからまぁいろいろあったが、読者をここまで待たせる作家って言うのはどうだろうか? (でも、田中芳樹の「タイタニア」シリーズよりはましか…) 今回は次に続くような話で終わっているので、次の待ち時間が短いとよいなぁ。
内容であるが、世界観や主人公たちの紹介が一通り終わって、本格的に《アーヴによる人類帝国》と《4カ国連合》の戦いとミクロに見ればスペースオペラ色が強くなってきて、面白くなってきたかも。今回は表に出て来なかったハニア連合からの意外なゆさぶりからスタートであるが、次巻以降どのように展開するか楽しみである。
僕自身は話の筋を楽しんでいるのだが、アーヴ語になじめないので、あの読みにくい振り仮名やいちいち仰々しい肩書きをある程度はしょってくれると非常にありがたいのだけれど。(トールキンのシンダール語も厳しいものがあるが、あれは付き合い長いからなあ。多少ボキャブラリが増えていて読めるという感じはある。アーヴ語はぜんぜんなじめない。)