2005年08月13日 土曜日
No Photo, No Life
時期を外してしまったが、最近の富士フイルムの宣伝で聞くフレーズなのだが、「No Photo, No Life.」だそうな。Tower Recordの「No music, No Life.」とのタイアップらしいんだが、写真も撮るし、音楽は聴くけれどという僕にとって、こうどっちも魂に訴えないんだな。音楽も写真も好きだし趣味ではあるが、それなくては生きていけないといったものではない。
僕にとってなにならば、「No Life」なのか… 考えてみた。「No Science, No Life.」とか「No Math, No Life.」でどうか。なんかしっくりきそうである。普段の生活で技術的なお仕事はしているが、Engineeringは魂をかき立てる存在ではなくてお仕事の対象。純粋なScienceとかMathematicsとかPhysicsの方が魂をかき立てるに値する存在だったりする。綺麗な方程式にまとまっていると、そこに写真や音楽以上に自然や論理の美を見いだすことができるからだ。普段思い出すことはなかなか無いんだけど、接する機会を失ったら、数学や物理を志した科学少年としての僕が僕でなくなる気がするのだ。
佐渡 裕 / ブラスの祭典 ライヴ 2004
佐渡 裕さんは、エネルギッシュな指揮ぶりで凄く気に入っている指揮者なのだが、以前ブラスの祭典のCDを見かけたときに、ブラスも演奏するのかと思ってびっくりした記憶がある。ブラスのプロの芸術性がある演奏を聴く機会がなかなか無いので、もうDVDを買って堪能するしかないなと思い立ち、衝動買い。
まず1曲目の「高度な技術への指標」でぐいっと引き込まれてしまった。久しぶりに吹奏楽の気持ちよさというか、魅力を再発見した気がする。あと「剣の舞」から登場した石川直さんのドラムとパフォーマンスがすばらしい。凄いものを見せてもらったという感じである。他の映像も探してみようと思ったところだ。
アンコールのスーザの「星条旗よ永遠なれ」では、客席からもステージに上がって演奏というこのライブならではなのだが、会場の熱気ある雰囲気が伝わって、名曲だけに良かった。
しいてこのDVDの欠点を上げるとすれば、映像にある。せっかくすばらしいライブなのに、あの映像の駄目さ加減はいったい何であろうか! 今時のであれば、きっちりハイビジョンカメラで、マルチアングルで撮影すべき。そこがもったいないと思うところ。(もうブロックノイズだらけ・・・)