2006年01月19日 木曜日

「コニカミノルタ フォト事業 カメラ事業の終了」について

デジタル時代になって写真業界の勢力図ががらりと変わってきているなと思っていたのであるが、来るべき物の一つが来ましたな。関連するプレスリリースだけ引いておこう。

  • カメラ事業、フォト事業の終了と今後の計画について
  • レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産譲渡等について(コニカミノルタ)
  • レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産譲渡等について(Sony)
    αマウントに関しては、協業先のソニーが引き継ぐとのことなのだが、名玉とも思う単焦点レンズAF 50mm F1.4AF 85mm F1.4GSTF 135mm F2.8(T4.5)と200mm Macroの今後はどうなるのであろうか?(調べてみれば、だいぶん新しいはずの200mm F4マクロはカタログ落ちしているのか・・・) Sonyが出してくれるとは全く思えないので、αの美しい単焦点レンズはここでいったん途切れちゃうのだろうか?(α-7と85mm F1.4と135mm STFが投げ売りされていたら買おうかなあ・・・)
    一見このニュースは世界初のAF一眼レフシリーズであるミノルタのαシリーズの終焉ととらえられているようであるが、もっと歴史のある小西六のサクラフィルム(今は全然違う名前だが)も終了するということで、銀塩フィルムメーカはアグファに続いてコニカも無くなり、フィルムはコダックと富士フイルムくらいにとなってしまった。なんとも寂しい世の中である。あと何社かはこの動きに追従するかもしれないと言うことで、2006年は写真史に残る年になるのではないかと思われる。
    次に心配しているのは今日発表のあったサムソンのデジタル一眼レフ(韓国語読めないよう)にレンズ・マウントを供給しているペンタックスかなあ… ペンタックスは光学専門メーカーとして生き残って欲しいんだがなあ。(カメラはともかく少なくとも大口径屈折天体望遠鏡を売っているメーカーはペンタックスくらいなのだから。まぁ買える値段じゃないけども。)