鉛筆

最近鉛筆で字を書いてないなあと思って、ふと無性に鉛筆が欲しくなった。シャープペンシルだといつも同じような書き味でいまいちつまらないなというのと、なかなか所有欲を満たすというべきか、使っていて楽しくなる道具ではない気はする。そこで数年前からSTAEDTLERの2mm芯の製図用シャープペンシル925 25-20を使っていてなかなか満足していた。おおむね鉛筆よりも使い勝手はいいのだが、普通の0.5mm芯シャープペンシルと異なりシャープナーが必要なところが考えどころ。(一度ペンケースの中身にシャープナーの中の芯の粉が漏れて大変なことに。結局自分が行くところすべてにシャープナーを用意する羽目に。) あとSTAEDTLERらしいスマートなデザインは好きなのだが、たまには木の軸がもつ暖かさというかそういうのが欲しいと思ったわけだ。

そんなわけで、伊東屋の銀座本店に出かけてきた。本当は鉛筆ではなくLAMYの万年筆(Al-star)を買いに来たのだが、ふらふら歩いているとどのフロアもやばい。1日居たらどれだけ散財するかわからない店かもしれない。で、鉛筆も欲しいなあと思って鉛筆を置いてあるフロア(画材とかがおいてあるフロアなんですね)に行くとこんなものがおいてあって、思わず衝動買いすることに。
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ふと棚においてあったのがこのFABER-CASTELLのPerfect Pencilである。限定色ということで、ペンシルは軸の木の部分まで真っ黒。この黒いリフィル(換えの鉛筆)はもう売ってないとのことなので、通常のものを買い足してそっちを使おうかなと思い、2本ほどあわせて購入。パーフェクトペンシルとは何かと思ったら、「書く」「消す」「削る」(シャープナーがエクステンダーに内蔵されている)という鉛筆として完全な姿ということなのか。これだとたしかに携帯可能だし、そこそこ気軽に使えるかも。と思うのだが、リフィルが1本230円、全体で5000円くらいなのでやはり贅沢な文具かも。
大学時代まで散々三菱鉛筆のHi-Uniにお世話になったものだが、そこを基準にしてもやはりFABER-CASTELLの鉛筆は書きやすいと思う。最近筆圧が弱くなったというか、ボールペンで字を書くとものすごく疲れるので、大学時代までつかっていた2Hくらいの硬さはもうやめて軽く書けそうなBとしてみたが、これがまたするする書けて良い感じ。濃さも良さそうな気はする。日本の基準とちょっと違うのかなあ。(厳密に比較しているわけではないのでわからないけど。)
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まだあまり使っていない状態であれば、エクステンションを後ろに刺さなくても良いと思うが、削って短くなってくるとこれが使いやすくなるのだろう。鉛筆にはそういう楽しみがあって良いな。どんなに高級な筆記具を使っても字が綺麗になるわけではないが、書くことの楽しみというのはあるべきだと思う。
ちなみにFABER-CASTELLのPerfect Pencilには「伯爵コレクション」というこれまた心をくすぐる鉛筆があるのだが、是非使ってみたいので私に誰かプレゼントしてください。ちょっと太くて良さそうな気はするんだけど。お値段がなあ。