久しぶりに週末晴れたのでお出かけ
ここ2週間、それなりに寒くて、週末はどんより曇りもしくは雨という日々だったが、まあ杉花粉症持ちなので家で読書三昧の日々を過ごしていた。いろいろ試しておきたいことがあったので、先週金曜日にお休みを取った際に写真撮りたいなと思ったのであるが、久しぶりに出かけるといろんな道具を忘れて残念なことに。ぼちぼち撮影前確認リストとかいうものを作る必要がありそうなところ。
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 3.2 sec / ISO400 / WB Daylight / rise
やはりこの手のMFレンズで三脚必須な撮影法だとライブビューが重宝する。重宝するというよりも、ちゃんとピントを合わせるだけの解像度がこのレンズにはあるようで、撮影された等倍の画像を見ると恐ろしいくらいの緻密な絵なのである。油断して適当に撮影するとあらが見えるだけに気合いがいりそうだ。(レンズの前玉もかなり飛び出ているので本当に気を使う。)
EOS 5D MarkII / TS-E 24mm F3.5LII / マニュアル露出 F11 シャッター速度 4 sec) / ISO400 / WB Daylight / rise
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 8 sec) / ISO100 / WB Daylight / fall
いつもテストで撮影している汽車道よりランドマークタワー~クィーンズスクエアを撮影してみた。24mmの絵は何度か撮影しているので見慣れた絵だが、17mmはさすがに画角の広さを感じる。24mmの水平画角は17mmの垂直画角にほぼ等しいので、17mmでは24mm縦位置で横方向にシフトステッチしてできる絵は1ショットで撮影できてさらにシフトできるということになる。今回の調査は普通の撮影結果はどうなのということと、どちらのレンズもなぜか円形絞りなので、こういう夜景における絞りの効果であった光芒が綺麗に出ないことに対する確認であった。24mm F8での撮影結果では光芒があまりでないことはすでに検証済みなので、今回はF11、F16、F22で撮影してみた。上にのせた絵はだいぶん小さくしてしまったのでわかりにくいかもしれないが、どちらもF11でそこそこ光芒が出ている。F16ではさすがに回折でのボケ分も出て解像感の劣化が見られるので、夜景で使うならばF11がベストかと思われる。昼間であれば各種のレンズのテスト結果通りF8くらいがおいしい絞り値だと思う。
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 4 sec) / ISO400 / WB Daylight / fall
以前この場所で撮影したときは逆チルトで撮影したのだが、まあいつも逆チルトで撮影してもつまらないので、若干フォールしてみた。遊園地の乗り物の光の軌跡がなかなかおもしろいので感度を落としてシャッターを遅くしてみた。なかなか2台とも派手に動いている時がなくて、結構待たされた。
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 5 sec) / ISO400 / WB Daylight / rise
最後に逆光性能はどうかということで意地の悪いテストをしてみた。フードというものがないレンズで、レンズが出っ張っていることから、やはり画角外から来る光に関しては弱いかもと思うが、これは工夫しないといかんのだろうなあ。ゴーストに関してはこのレンズの構成から見て非常に優秀であろうと思われる。(というか、これをなくせんだろう。)
とりあえず使ってみたというレベルであるが、Photozoneの評価記事にて、
Technically there may be lenses out there which can match and perhaps even surpass the lens for conventional photography but the Canon has a creative potential which you will not find anywhere else. Consequently it’s … highly recommended!
と締めくくられているだけのことはある。たしかにこれはかなりおもしろいレンズだと思う。(この記事ではおもしろそうなところを1つも書かなかったが。) まあ春先から使っていくことになるだろう。