SUMMILUX-M 1.4/50 Asph.テスト
先代のα7RからSONYのフルサイズミラーレスカメラとのおつきあいが始まり、Cosina-ZeissのBiogon T* 2.8/21ZMでカラーキャストが出ないと言うことで、α7RIIに乗り換えたのは昨年の夏。そのあともEマウントのレンズとは距離を取って生きてきた。
この春に85mmの明るいAFレンズが出ると言うことで、意を決してEマウントの35mm F1.4とAマウントの50mm F1.4に手を出してみたのだが・・・これが鞄に詰めてみるとEOSのシステムと大して変わらない容積で、なんか道具として直交してないなと。(重量は若干軽いのだけど、持って行けるものに対して変化が出ない。) ということで・・・嫌になりました。やっぱ距離を置くべきであった。(Eマウントのレンズ持ってなければいつでも別の選択肢を持っておけるし、Mマウントは今やユニバーサルマウントだし。)
そんなこともあって、このシステムでは基本的にLeica Mマウントを使うという当初の方針で行くのがスマートだろうということで、レンズを売却して得たお金と、予約していたFE 85mm F1.4GMの予算を全部突っ込んで、別なレンズを購入してみた。
ここまでMマウントのレンズは、Voigtländer Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 Asph.IIとZeiss Biogon T* 2.8/21ZM、Biogon T* 2.8/28ZM、Distagon T* 1.4/35ZM、Planar T* 2/50ZMという具合でそろっていたのだった。これにY/CマウントのPlanar T* 1.4/85で使っていたのである。よく考えるとレンズシステムはほぼ完成していて、AFに走ろうとか思わなければ・・・良かったのだ。85mmにしたいときだけマウントアダプタを外さねばならない問題はあるのだが・・・
で、Kasyapa for Leica: SUMMILUX-M F1.450mm ASPH.とライカレンズの美学: SUMMILUX-M F1.450mm ASPH. 華麗なる中庸レンズを読んでいると、やはりむくむくと明るいレンズが欲しくなって、気がつくと購入していたと言うわけだ。やはり数々の作例にやられたなあ。お値段が軽量でないのが問題だが、AFレンズではないし、機械的なものだから一生ものであろう。まさかOtus Apo Distagon T* 1.4/55ZEより高価な単焦点標準レンズを買うことになろうとは思わなかったが・・・ まあこれも行き着く果ての一つなんだろう。次はAPO-SUMMICRON-M f2/90mm Asphになりそうですね。中望遠だけ運用が統一されてないので。そのあとは・・・気長に。
これから長いおつきあいになるであろう素敵なレンズとのご挨拶を兼ねて・・・ 新宿~横浜そごう周辺で撮影してみた。F2.8〜F4あたりの金平糖のような形になる点光源ボケ(これも特徴だろう)をどう考えるかがまだよく分からないが、開放から素晴らしい描写で、飽きずに使って行けそうである。恐ろしいのはこれからのレンズ沼だろうなあ。写真はすべてα7RII+SUMMILUX-M 1.4/50 Asph.で撮影したもの。