Leica M Typ240購入
もう先月の話となってしまったが・・・ ゴールデンウィーク序盤の話である。
EOS系のシステムが全体的に大型化し重量もかなりになったので、補完的な立場としての小型軽量な135フルサイズなデジカメを求め、SONYのα7Rが発売されたときから、α7RIIと買い継いできた。明るい単焦点をいくらか購入してみて、ふと我に返り、実際にはEFの方が大分重いけど鞄に入れてみると入る量はおおむね同じだなと思い、当初補完的に使いたいという目的と違った方向にたどり着いてしまった。レンズは買ったばかりで写りもいいのだけれど、結局FEレンズを全部手放し、いままで買ってきたMマウントのレンズに統一することとし、LEICAのSUMMILUX-M 1.4/50mm ASPH.を購入したのが、前回までのあらすじであった。効果はてきめんで、鞄のサイズを一回り小さくして21mm F2.8、28mm F2.8、50mm F1.4の組み合わせや、12mm F5.6、21mm F2.8、35mm F1.4とかいう組み合わせで歩けるようになった。
まだボディは使おうと思っていたのですが、ここまで来るとリセールバリューが高いボディのみ持っていると言う状況で積極的に維持しなくても良いという雰囲気になっていた。で、別なことが頭をよぎるのである。(状況や撮影結果的にもそう思わざる得ないところがあるのだが・・・これはここに書く気にもなれない別の話だ。)
Mマウントのレンズを使っている関係で、Leicaの様子はながらく探っていたが、まあ高くて購入を考えるカメラではないし画質的なパフォーマンスをあまり積極的に評価してこなかった。一応最後の望みなのか、長らく噂になっていたM-D Typ262の発表があった。デジカメの液晶モニターを取り去ると言うLeica的な潔よさにぐぐっときたのと、まあフィルムでも使い込んだボディでは露出はずさんしなあ、それなりの値段であればこう言う買い物もありかなあと思っていたのだが、値段はM Typ240とM Typ262の中間くらいの値段。こりゃあ厳しいわねと。(もそっと安くなると思っていたので) 撮像素子のレベルはTyp240とTyp262はさほど変わらないので、お金があればTyp240を買うのが正解という結論となった。
そんな中、新宿某所のGW特価?で、なんとM Type240の新品が中古並みの値段(正確には中古の価格+3万円くらいで、M Typ262よりは安い。M-Dよりかなり安い状態)で新品で売っていた。(こんな値段で出せないとか言ってた・・・ちなみに今は元に戻っている) こういうのを見ちゃうといかんですね。
そんなわけで、αとはそんなに長い付き合いでなかったけれど… マウントアダプタも全部手放して綺麗さっぱり手放すことにした。ただそれだけでも足りないので、Otus 1.4/55を買った時の中望遠側のバランス取りで購入したMakro-Planar 2/100ZEのお役目は終了と判断(もともとマクロ目的で買ったわけではない)、対で購入したMakro-Planar 2/50ZEも、しゃきっと写る50mmが欲しくて購入したのだけど、結構手持ちにある50mmとの使い分けも厳しいので、これを機にさよならすることにした。いったんEFマウントのMFレンズは使いやすく性能は高く評価しているTS-E 24mm f/3.5L IIとOtus2本となる。結局使うレンズだけに収斂することとなった。Y/CマウントのPlanar 1.4/85は所定の目的は達成したので、これも手放すことに。これで7割くらい資金を用意できそう・・・
残る検討ネタはピント合わせだが、自分の使いこなしはスナップとポートレートになるので、どうためそうかと・・・ ライカそごう横浜店にて店員さんをモデルに試写させていただいた。SUMMILUX-M 1.4/50mm ASPH.やSUMMILUX-M 1.4/35mm ASPH.w/FLEあたりの使い勝手はどうかだが、特に問題ないというか、ピントに関して完全に不安はないだろうと。花束の写真をとか言われると壮絶に難しそうだけども、ポートレートには使いやすいように思えた。24mmよりワイドなレンズでのフレーミングにはかなり慣れが必要と思う物の、フレーミングより電子水準器に頼り切っていた水平を出すのに気を遣わねばと言うあたりが問題となりそう。
そんなわけで環境が一気に整ってしまったのでLeica M Typ240を購入した。いやあ高いなあと思って避けてきたが、もがいてこう言う無駄な散財をしなければ余裕でレンズも1本買えたわということで、カメラ機材のおける遠回りしちゃいかんということでしょうね。カスタマイズは歴代のミラーレス機EP-1、EOS M、NEX-5R、α7R、α7RIIと5世代渡り歩いてきたArtisan & Artistのストラップをそのまま流用。マップカメラオリジナルのソフトレリーズボタンを取り付け、液晶保護フィルムを貼り付けたくらい。ストラップもソフトレリーズボタンも濃い赤に揃えてみた。なかなかいい感じにまとまった。写りは追々アップしていくが・・・かなり満足度は高いと思っているし、モデルさんにもかなり好評で、こっちをメインにしていいのではないかと思っていたりも。
今後の予定は、Voigtländerの“HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical VM”を購入予定で予約をしたのだが・・・発売延期で発売日未定。カラーキャストが出る12mm F5.6と入れ替える予定。そんなくらいなものなんですが、今月入社10周年ですし、一生残りそうなレンズをもう1本買っても良いかなと思案中。おそらく21mmになるかなあ。新品では買えないなあ・・・ とぐるぐる別な悩みに・・・