MacBook Pro 13inchの設定
はじめに・・・
2015年あたりにMacBookが12インチの薄型となり、もうAir買わなくて良いよねと思って購入したのだが、私のやる作業には結構遅すぎるというか・・・OSのアップデート周りが時間がかかりすぎて、使うたびに憂鬱な気分となっていた。で、いつしか写真を撮るたびに出た時の緊急用ストレージとして使ってきて、長らくアップデートを待っているのだが・・・2018年にはどうも出なさそうなので、13インチのMacBook Proを購入する事とした。購入してみて・・・こりゃふだん使いには十分すぎる感じである。そんなわけで、毎度の設定を。
手順
システムのアップデート
手始めにシステムのアップデート。
ホスト名の設定
「共有設定」の「ダイナミック・グローバル・ホスト名を使用」にチェックを入れて、ホスト名を入れる。
シェルの変更
chshで/bin/zshに変更
日本語入力で常時半角スペースにする
まずSIPを一時無効化する。⌘Rを押しながら起動して、ユーティリティからターミナルを起動して、
$ csrutil disable
$ reboot
つぎにKeySetting_*.plist をバックアップする。
$ cd /System/Library/Input¥ Methods/JapaneseIM.app/Contents/PlugIns/JapaneseIM.appex/Contents/Resources/
$ cp KeySetting_Default.plist KeySetting_Default.plist.orig
$ cp KeySetting_Windows.plist KeySetting_Windows.plist.orig
好みの問題だろうが・・・Space -> 半角スペース、Shift+Space -> 全角スペース となるようにKeySetting_Default.plistとKeySetting_Windows.plistを修正する。
以下の通りになっている箇所を
<key>before_typing</key>
<dict>
<key>' '</key>
<dict>
<key>command</key>
<string>contextual_space</string>
</dict>
<key>shift+' '</key>
<dict>
<key>command</key>
<string>contextual_space_reverse</string>
</dict>
<key>delete:</key>
<dict>
以下のように変更する。
<key>before_typing</key>
<dict>
<key>' '</key>
<dict>
<key>command</key>
<!-- <string>contextual_space</string> -->
<string>direct_input</string>
<key>character</key>
<string> </string>
</dict>
<key>shift+' '</key>
<dict>
<key>command</key>
<!-- <string>contextual_space_reverse</string> -->
<string>direct_input</string>
<key>character</key>
<string> </string>
</dict>
- 上記設定後でも、日本語入力モードで「option+スペース」とすれば全角スペースが入力できる。
- 「□ Windows風のキー操作」にチェックを入れているときは、KeySetting_Windows.plistが有効になる。
ここまで来たらJapaneseIMを再起動する
$ sudo killall -HUP JapaneseIM
Emacsを使う前提だとC-SPCをシステムに取られるのは痛い。したがってC-SPCを取り戻すために「システム環境設定」「キーボード」「ショートカット」でSpotlight関係のチェックを消す
これでIM関係の作業はおしまいなので、SIPを有効化する。⌘Rを押しながら起動して、ユーティリティからターミナルを起動して、
$ csrutil enable
$ reboot
マウス関係
ホイールの向きが逆で気持ち悪いので、マウスの設定を変更
Homebrew関係
Homebrewのインストール
今回からMacPortsをやめてHomebrewに切り替えることにした。使い方はぼちぼち・・・ Homebrewのサイトに書いてあるとおりにインストールを行う。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
Xcode Command Line Toolsが自動的にインストールされる。(Xcode自体はインストールしなくて良い。MacPortsでもおなじだったっぽい。なんてこった・・・)
zsh
まずはShellの整備から。zshの環境整備としてzshをHomebrewでインストール。
$ brew install zsh
$ brew install zsh-completions
shellを新規にインストールしたほうのzshを切り替える。
続いてお試しということでzshのライブラリ(?) Preztoをインストール。
$ git clone --recursive https://github.com/sorin-ionescu/prezto.git "${ZDOTDIR:-$HOME}/.zprezto"
$ setopt EXTENDED_GLOB
$ for rcfile in "${ZDOTDIR:-$HOME}"/.zprezto/runcoms/^README.md(.N); do
ln -s "$rcfile" "${ZDOTDIR:-$HOME}/.${rcfile:t}"
done
端末で使うフォントのRickyをインストール
$ brew tap sanemat/font
$ brew install --with-powerline --vim-powerline ricty
$ cp -f /usr/local/opt/ricty/share/fonts/Ricty*.ttf ~/Library/Fonts/
$ fc-cache -vf
Emacs.app
私の作業はおおむねEmacsで完結しているので、幾つかのパッケージの中から、emacs-mac port by Mitsuharu Yamamotoをインストールする。
$ brew tap railwaycat/emacsmacport
$ brew install emacs-mac
$ ln -s /usr/local/opt/emacs-mac/Emacs.app /Applications
Git
Gitのインストール(ここまでsystemのものを使っていたので、Gitも管理をHomebrewで。)
$ brew install git
Ruby関係
今回はrbenvで管理を行う。
$ brew install rbenv ruby-build rbenv-gemset
$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
$ rbenv install 2.5.3
$ rbenv global 2.5.3
$ rbenv init
~/.zshrcに以下を追記しておく
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.zshrc:
eval "$(rbenv init -)"
bundlerをインストール
$ rbenv exec gem install bundler
これでRubyの環境はほぼ完成。
その他
Gaucheとnkfもよく使うのでインストールしておく。
$ brew install nkf
$ brew install gauche
おしまい
と、こんな感じで。あとの微調整は使いながらおいおいに。