2001年06月27日 水曜日

Unixと言う考え方

ようやく購入。まだ20ページくらいしか読んでいないが、これも結構面白い。いままでUnix風な考え方を書いていた本といえばカーニハン先生の「Unixプログラミング環境」とか「ソフトウェア作法」と言った本しかなかったように思うが、この本は非常にとっつきやすい。カーニハン先生の本(僕は学生時代になくなってしまった。良い本は簡単に無くなる。)を買うにはなぁと言うびぎなーな人にもお勧めです。当然エキスパートな人にもお勧めです。かなり目から鱗ってな感じです。座右の書にしたいっすね。

JUST FOR FUN

昨日ようやくLinusの自伝「JUST FOR FUN (邦題:それが僕には楽しかったから)」を購入した。初版を入手し損ねたので第2版。いつになったらサイン本にできるか別の楽しみができる本です。読みやすいせいか、あっという間に読了って感じ。ずいぶん飛ばしながら読んだので、週末にでもじっくり再読しようと思う。
いままで自伝と言えば、(本人が書いているわけでないが)リチャード・ファインマンの愉快なものとウェルナー・ハイゼンベルクの非常に難しい物しか読んだこと無かったので、それなりに楽しんで読んだ。
LinuxのKernel 1.0がでるまでの、いわば前史を知りたい向きには一読をお勧め。(というかLinuxを愛して使っている人ならば買って損の無い本でしょう。) この前史に相当する部分は第2章「オペレーティング・システムの誕生」に詳しく書かれていますが、作った当人の思いが込められていて、楽しかったんだろうなと思わせる文章で時間を忘れて読みました。Linuxの本質的なホットな時間はこのころだったんだなと思いました。
同じ様な読み物としては、「オープンソース・ソフトウェア」の付録Aなんかも面白い。同書のLinus自身の文章も面白いけど。