2001年10月16日 火曜日

泣いて馬謖を斬る

某大手電機メーカーF社の社長の言葉は今年の流行語大賞か?

「 くだらない質問だ。従業員が働かないからいけない。毎年、事業計画を立て、その通りやりますといって、やらないからおかしなことになる。」
至言だねぇ。彼はやっぱ何の不自由もしたことないお坊ちゃまなんだろうね。こう言う話って、そもそもの事業計画に問題があるわけでしょ。(だから下も無理な計画を立てなくちゃなら無くて、実現できんわけでしょ。) まぁ僕が社長だったらこういう言い方はできないでしょうし、馬鹿すぎますよね。こんな社長に多額の報酬を払っている企業っていったい… こんなんだったら僕でも社長ができるよ。いつでも代わってあげよう。経営責任をまったく取らないんだったらいいねぇ。
それにしても、こう言うえらい人の話を聞くと、銀英伝のシェーンコップ中将の警句が思い起こされますなぁ。こんな感じ。
結局のところ、あなたたち権力者はいつでも切り捨てるがわに立つ。手足を切り取るのは、たしかに痛いでしょう。ですが、切り捨てられる手足から見れば、結局のところどんな涙も自己陶酔にすぎませんよ。自分は国のため私情を殺して筋を通した、自分は何とかわいそうで、しかも立派な男なんだ、というわけですな。『泣いて馬謖を斬る』か、ふん。自分が犠牲にならずにすむなら、いくらだってうれし涙が出ようってものでしょうな(ワルター・フォン・シェーンコップ)
陶酔の涙を流せる経営者やら政治屋が多くてやっていられませんなぁ。