2002年02月08日 金曜日

栗本 薫 / グイン・サーガ 83 「嵐の獅子たち」

今忙しいので、第1話のみ読んでみた。前巻のような怒涛の進行と言うわけではなさそうだが、とりあえずリンダ姫凄すぎと言う感じかなぁ。まぁグインの言ではないが、弟と夫が戦争をする薄幸の美姫と来れば、民心を一心に集める存在になると思うのだが…
グイン・サーガはもともと女性の登場人物が少ない(メインの登場人物でも、リンダ姫、シルウィア姫、アムネリス大公、アリサ、リギアくらいなもの)小説なので、好みがどうのと言う話ではないが、一瞬シルウィア姫の普通の女の子のような感じが良いと思ったこともあるが、やはりリンダ姫のように、シャキシャキとしていて、自分をしっかりと持っているような女の子の方が、好感があると言うのが最近の傾向だ。
ということで次巻はどうなることか…

朝比奈 隆さんを偲ぶ

日本が誇る指揮者と言えば、小澤 征爾さんと朝比奈 隆さんであろうか。幅広い音楽を指揮して国際的に知られているのは小澤さんであるが、限られたレパートリーで勝負となると、僕は朝比奈さんの方が好きな演奏が多い。
全然知らなかったのだが、昨年12月29日に朝比奈 隆さんが亡くなられました。今日Webのニュースを見ていて、大阪フィルでのお別れの会の模様が掲載されていたので、びっくりしたところ。
朝比奈さんは幅広いレパートリで知られた指揮者ではなくて、ブルックナーの演奏で卓越した演奏を数多く残している指揮者である。僕のところにはブルックナーの「交響曲 第8番」のCDがあるが、これがまたなかなかいい。以前はブルックナーの交響曲は長大で眠たくなるような曲だなぁと思っていたが、この曲の演奏を聴いて目覚めたと言う感じである。存命のうちに一度はライブを聴きに行きたかったが、かなわなくなってしまった。非常に残念である。やはり聴きに行きたいと言う演奏家の演奏は、生きているうちに聴かねばならないと再認識した次第である。以前こう思ったのはPMFで札幌にバーンスタインが来たときで、このときに聴きに行かなかったばかりに、バーンスタインの指揮ぶりは録画でしか見ることができなくなった。あのとき悔しい思いをしたのだから、もうしたくないと思っていたが、うまくいかないものである。御冥福をお祈りします。