2001年07月23日 月曜日
マーラーとブラームスの音楽について
最近といってもここ1年くらいの話であるが、ブラームスの交響曲をよく聴くようになった。自分でも驚くばかりである。思えば、20代前半のころは、マーラー以降の比較的新しい曲ばかり聴いていた。思えば若かったせいもあるが、特にマーラーの音楽の深遠な広がり、世界観が気に入っていて聴きまくっていた。今でも好きな作家ではあるし、演奏者によってはCDを買ってもいいかもと思わないでもないが、最近実演以外を聴きたいと思わなくなった。あまりに長くて疲れてしまうというのもあるかもしれない。うちには、バーンスタインの最後の録音(8番と10番は未録なので演奏が古いが…)がそろっている。CD世代の新しい録音が良いという向きにはこれがお勧めで選択の余地はほとんどない。(ブーレーズの6番は良かったが、ほかはどうもなぁ…)
ということで、CDでも実演でも聴くならばブラームスである。ベートーベンの次の世代、マーラーよりも一つ前の世代の19世紀中ごろの作家である。音の作りは重厚で構成は手堅いと思うが、何よりも聴いていて疲れない・癒されるような感じだ。マーラー以降の作家のように癒されるような音楽と気分をかきむしられるような音楽が同居するのではなく、非常に聴いていて気持ちがよい。CDも豊富・結構な頻度で演奏も聴けるので、交響曲すべて(4曲しかないが)をお勧めしておく。うちにはバーンスタイン/ウィーンフィルの演奏がそろっている。気に入った演奏を聴くのが良いと思う。
いずれにせよ学校で取り上げられる機会はない作家ではあるが、なにもそれだけがクラッシック音楽ではないので、いろいろと聴いてみて欲しいものだ。
飯島真理 / Gold
続いても音楽ネタ。最近車の中で眠っていたMDに録音していた飯島 真理のベストアルバム「Gold」を2年ぶりくらいで聴いている。(1年ほど車のMDデッキがお亡くなりだったから。) やけに前のネタと違いすぎてギャップがあるなぁ…
飯島真理という名前に記憶のない人は多いが、マクロスのリン・ミンメイといえば、記憶に残っている人は多いだろう。「愛、覚えていますか」とか「私の彼はパイロット」とかいった曲に聞き覚えがある人は、確実に僕たちの世代より上の世代だろう。このアルバムはアイドル(?)時代の飯島真理(=リン・ミンメイ)の唯一のベストアルバムというべき存在で、マクロスを見ていた人ならアルバムに収録されている歌が半分以上歌えてしまう。謎のCDなのである。聴けば懐かしさがこみ上げてくるアルバムなので、聴いてみてください。でも思えばこの人が声優さんで歌も歌う人のはしりなのかもしれない。ずいぶん前の話だからそれはそれで凄いことだ。