2001年08月10日 金曜日
栗本 薫 / グイン・サーガ 80 「ヤーンの翼」
今日発売。もう読了。(笑) 今回は話のつなぎ。次巻に期待。
人類、月に立つ, From the Earth to the Moon
最近NHKの深夜の番組が熱い。最近深夜に「ライト・スタッフ」をやっていたので、じっくりみたが、実に面白い映画だった。で、「宇宙開発計画」ものブームが到来だ。今週は連夜で2時間ずつ「人類、月に立つ, From the Earth to the Moon」が放映中だ。この番組は、アポロ計画のすべてを映像化したもので、非常に面白いシリーズだ。昨日はアポロ11号、今日はアポロ12号とアポロ13号のドラマだ。
アポロ11号自体の歴史的な意義が大きいと思うが、NASAの仕事の凄いところはアポロ13号のときの対処に尽きる。アポロ計画の最も重要な功績というのは、アポロ13号を救出できたことであろう。今回のシリーズでは、アポロ13号のクルーは声しかでてこない。管制官もほとんど出てこない。映画「アポロ 13」はクルーの視点・管制官のやり取りといったNASAの視点で描かれた名作であった。今回のシリーズはアポロ13号の事件を地上のジャーナリズムの視点で描いており、これもなかなか面白かった。年老いた技術系ジャーナリストと感性に訴える若いジャーナリストのやり取り・葛藤と別な角度でアポロ13号の事件を扱っていて、ドラマとして楽しめた。僕はクルーの家族を取材をする若いジャーナリストの姿勢をやっぱり許すことが出来ない。えげつない取材をして良いものであろうか。ジャーナリズムのありようを考えさせる原点のような話なのかもしれない。