お掃除ロボット登場

花粉のアレルギー調査をしたときに、ハウスダストにも弱いアレルギーがあることがわかり、こまめに換気や掃除をしなければならなくなった。そんなわけで、加湿空気清浄機を購入したり、古くなったエアコンを空気清浄機付きエアコンに切り替えたり(これは省エネ効果の方も大きそうだ)していたのだが、根本的にはこまめに掃除することが重要なので、ここ1年くらいは週に1度は掃除をしようと時間を作っていた。確実に週末に時間が取れるわけではないので、ずぼらな僕にはこりゃ無理だという結論で、先の予告通りiRobot社のお掃除ロボットRoombaを購入してみた。

iRobot Romba 自動掃除機 ルンバ 577 シルバー
iRobot Romba 自動掃除機 ルンバ 577 シルバー
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iRobot (アイロボット) (2009-09-16)
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購入したのは上のモデルで一番オプションが多いモデルにした。複数の部屋を掃除させたり、スケジュールで掃除をしてくれたりするそうな。お値段は予想事情に高いのだが、そこはたまっていたヨドバシのポイントをがつっと使い込むことで少々緩和。
掃除機は一昨年に学生時代から使っていた掃除機が壊れたので、東芝さんの1万円くらいの掃除機を購入してのですが、お値段のせいかブラシが回転する物ではないので、絨毯の掃除に弱く何度掃除機をかけてもさっぱり綺麗にならない。(まあそういうものだろう。) お掃除ロボットさんの働き具合は胴であろうかという感想をまとめてみる。
複数の部屋を掃除する機能は、我が家の部屋の構成に以下の問題がある。

  • 部屋が扉で仕切られているので、扉を開けたままにしていると扉によってできるデッドスペースを掃除してくれない。
  • 和室に微妙な段差があり、LDK→和室の段差はのぼれない。逆に和室側からは降りることが可能な段差より若干高いらしく段差認識しない。和室の戸は締めて掃除する必要がある。
  • 玄関にも微妙な段差があり、こちらも玄関の床の色のせいか段差認識しなかった。ここはvirtual wallを活用する必要がある。
    そんなわけで、部屋の持ち回り移動が必要と考えている。手で移動させて放置しておけば勝手に掃除するので、掃除機をかけるより絶対楽であるのは確かである。家の中がバリアフリーであるという効果はこういう自動化にも役立つのだなあということで次の家探しが必要になった場合にはそこも検討したいと思う。
    掃除の能力は、今の掃除機+僕のお掃除スキルよりは遙かに綺麗に床を掃除してくれます。部屋の角などは、丸い胴体なのでどうなのかと思ったが、掻き出して吸い込むのでおおむね綺麗になる模様。掻き出す機構がゴミを前方に飛ばしていると思ったが、掃除が終わる頃にはそれとなく綺麗になっている。掃除中の音は普通の掃除機とあまり変わらない気がするが、会社に行って家にいないときにタイマーでやらせているので全く気にならない。夜中はうちでは使わない方が良いかもと思う。掃除に要する時間は、おおむね1部屋30分くらい。僕が掃除するより時間がかかるが、僕がいないときに勝手にやっているのでこれは気にならない。
    部屋の中のコードの巻き込みについて、割と細いコード(たとえばPC系のコードやリビングを這い回っているリアスピーカー用のコードなど)は巻き込みやすい。従ってそういうものの配置を最適化した方が良い。PC系のコード類はなるべくRoombaで掃除できないデッドスペースに押し込んでいる。リアスピーカーのケーブルはリビングの家具やテレビ、AVシステムの置き方を最適化する必要があるので、それまではリビングを掃除するときにリアスピーカーをデッドスペースやvirtual wallを活用してRoombaが掃除しないところに移動させておくことにした。やはり最終的には家具の配置などを掃除しやすいように最適化する必要があるのだろう。(これは掃除ロボットの問題でもなく、普通の掃除でも同じ。)
    家具や壁にぶつかって問題ないか? がつっとぶつかる音はするが、おおむねRoombaのダンパーで衝撃吸収されているようで問題なさそう。ただし超高級な家具とかがあるなら、そもそも手で掃除すべきだろう。我が家にはそんなデリケートな物は存在しないのでまったく問題にならない。
    まとめると僕のようなずぼらな人間にとってはかなり有用な家電と言えそうだ。ランニングコストは年1度のメンテナンスが必要で17000円程度かかるので、そこそこ高いと思うが、手で掃除する場合は、土日のどちらかを掃除で取られる時間的な拘束をがあるので、僕にとってはかなりお安い物だったと思う。(時給換算したら十分安いだろう。) ただし、Roombaがあれば普通の掃除機がまったく不要かと言われるとそうではない。結局デッドスペースの掃除や布団乾燥機をかけたあとの布団の掃除は従来型の掃除機が必要となるので、従来型の掃除機とお掃除ロボットの役割は相補的な物といえそう。ただ少なくとも床の掃除はほぼすべてお任せで良かろうという点で、僕の手間が減ったことが非常に大きいかなと思う。ちなみに床の掃除周期はこれまでの0.5~1回/週から、2~3回/週に劇的に上がった。これは生活環境の質の点でだいぶん違う気がする。毎日綺麗であるというのは健康のために重要としみじみ思うのであった。