2002年07月10日 水曜日

当面の予定を決める

本来であれば、お通夜を11日、告別式を12日と言う線になるのであるが、残念ながら12日が友引なので日程は1日順延。待ち時間は気が遠くなるほど長い。東京から叔父がきたので、一日中お話をしていたが大分気がまぎれた気はする。

死生観について

今回こんな事になってしまって、今まで持っていた死生観について多少の変化があった気はする。これまで「脳死」に関してはすでに死であると認識していたが、それは現実的にそのような場面に遭遇する事はないと思った上での机上の判断な訳である。今回僕が立ちあった場面では、父は植物状態ではなく自律的に生きていないわけであるから僕が病院で立ち会った時にはすでに死んだ状態と言ってもよいと思う。しかし人工心肺によって脈はあるし、人工呼吸器によって息もしているわけで、体温もあって、顔色も悪くはないとなると、人の死と言うものは何と言うものであろうかとこれまでの認識を疑わざるをえない。ただ解るのは元の状態に戻る事が出来ないというところだけ、ではそれはもう人の死ではなかろうかと思ってみたり。思考はえんえんとぐるぐる回るだけである。
とりあえず帰り次第、立花 隆の「脳死」(買ってからずいぶん眠っている本だが)を読む事にしよう。

やった事のメモ

こんな時のためのメモ。
死亡届・死亡診断書の提出
医師に死亡診断書をかいてもらった(彼らくらいしか書けないでしょ。)ので、死亡届の欄を埋めて市役所に提出。印鑑と手数料(4000円くらい)と場所によっては立会人がいるらしいので2人で出かけるのが良いらしい。僕は妹の旦那さんと出かけた。死亡診断書は生命保険などの精算に必要なので、なるべく複数もらっておくのが良いと思われる。
火葬許可書・埋葬許可書
死亡届を提出すると、火葬許可書・埋葬許可書がもらえる。火葬許可書は火葬を行なった時に火葬場に提出。埋葬許可書は納骨堂に納骨もしくは墓地に埋葬するために必要なため、最終的な埋葬地が定まるまで永年保存文書である。(通常は遺骨と一緒に保管すればいいはずであるが…) 我が家には先祖代々の墓がない(父は6男だから)ので納骨堂に納骨する方向で検討する。

仮通夜を行なう

とりあえず夕方に仮通夜を行なった。告別式を行なうまで特にできる事も、なすこともない。