2003年08月23日 土曜日

J.R.R. トールキン / 「新版 シルマリルの物語」

今年の1月23日の記事に、シルマリルの物語が改訂版が出るとの話を聞いた話を書いた。2月に出るという話だったが、忙しさにかまけていてすっかり忘れていた。と言うことで、発売されていることを確認したので、即購入。
いろいろ読んでみたのだが、

  • 固有名詞を中心にやけに訳語(カナの当て方)が変わっている。
  • 長い段落が十分読みやすい形で切られている。
  • ページの上側に章が書かれているので_どこを読んでいるかわかりやすくなった。_
  • 本が一回り大きくなって、組版が綺麗になった。
    ということで、全体的に読みやすくなったのだが、「指輪物語」とあわせて読むと、さらに訳語の不一致がでるようになった。例えばルーシアンがルーシエンとか、ヌメノールがヌーメノールとか、イルヴァータアルがイルヴァータールとか。(創造神の名前まで変わるのはまずいっしょ。) 分からない変更ではないので問題ないけれど… 前のは前ので良かったかも。
    はじめて読む人には断然こっちをお勧め。旧版は読むのが辛いので。こっちが良いでしょう。(1冊になったし、トールキン先生の要約も付いているし、なにせ安いし、読みやすいし。) この本の登場で映画で指輪物語ファンになった一人でも多くのかたにに「ベレンとルーシエンのこと(レイシアンの歌)」を読んでいただきたいなぁ。

食事

今日の夕食はミニオフ会のような気もするが、横内さん、あおしまさんと焼き肉。ウィルス騒ぎもあったので、いろいろな話題で盛り上がる。