2003年08月31日 日曜日

クレイトン・クリステンセン / 「イノベーションのジレンマ」 増補改訂版

最近何となくビジネス書を読むのが面白くなってきたのもあって、この本には前から興味があった。ビジネス書を面白く読めるというあたりで、やっぱ僕も年を取ったのかな、いや違うと思うが。
偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する」といういささか逆説的な論旨を具体的な例を交えて、明快な説明をしている。これはたしかに噂になるだけあって凄い内容だ。経営者はもちろん製造業のエンジニアも読んどけと言う本であろう。
優れた業績を上げていて、優秀なマネージメントや組織に支えられているような欠点のないような会社が、時として現れる不連続な技術革新を目の前にして地位を落としたり倒産したりするような場合がある。この本以前のおおかたの見方は、_結局は優秀さが足りなかっただけだ_と言う見方をするのだが、クリステンセン博士はこの本で新しい説明を行っている。まさに_目から鱗_であろう。

もう8月はおしまいですか

今日宮城に帰ってきたのだが、はっきり言って_涼しすぎる_。新幹線を降りると寒気を感じるくらい涼しいのである。これでまだ8月というのが信じられないのであるが、今年は変な年だなぁ。