2004年01月16日 金曜日

別れは突然にやってくるものです。

昼過ぎに買い物から帰ってくると、マツダの営業さんより連絡があり、「今日か明日納車でどうでしょう?」と言う話があった。ぼちぼち車検で新車を購入することにしたので、そろそろ連絡があるだろうと思っていたが、ようやく連絡があった。夜に仙台まで出かける用事があるので、今日これから受け取ってしまってもいいなということで、いきなり納車になった。前回のロードスターもそうだったけど、めんどくさいのでディーラーまで取りに行くんだけど。)
ということで、今日は天気がよいので家からディーラーまで最後のオープン走行を堪能することにした。オープンカーという物は夏の乗り物というイメージがあると思うけど、それは間違いで秋から冬の乗り物である。 はっきり言うと夏は暑すぎてオープンで走れない。意外に暖房の強度が強いので、足下は暑いくらいなので、助手席の人は何か膝にかける物があれば停車時も寒くはない。(走っている時は頭の上だけ風が当たるので寒いのですが、停車時は冷気が上方から降りてきてちょっと寒い。) 上着さえしっかり着込めば、案外快適である。
今日は快晴だったため、なかなか気持ちの良い走りだった。(オープンで走るのも結構久しぶり。) これでお別れとなるとなかなか寂しい物で、20代後半のいろいろと大変だった5年間に生きる楽しさを与えてくれた良い車だったかと思う。こんなに運転していて楽しい車はなかなかありません。 もしセカンドカーを持つことがあれば、1台欲しい車であることはたしかかも。と言うことで、5年間、どうもありがとう。

Mazda / RX-8

一部の人には言ってあったが、日記では初出か。Mazda Roadster 1800RS 10th Anniversary Modelに乗っていたが、5年目の車検を機に愛していた車から乗り換えることになった。出会いがあれば、また別れもあるし、別の新たな出会いがあるものなので。で、おおかたの人の予想通り、次の車はMazda RX-8である。日本が誇るロータリーエンジンを積んだ現行唯一の孤高の車なのだ。

購入の背景

買い換えの理由はいろいろと難しいのですが、

  • 今の車のリセールバリューが2年後にはほぼ消失すること
  • 今週の雪の日も体験しましたがABSとかDCS(Dynamic Stability Control)とか言った低μ路における安全機構にお金を出しても良いかということ
  • カーナビも欲しい
    あたりが理由です。ただ滑ったらどこに飛ばされるか分からない4WDは好きではないので却下。サスはちょっと硬めの車じゃないともう怖くて乗れないので、スポーティーな車じゃないともう乗れないということで、大方の予想通り、RX-8を選択することになりました。ただし購入するお金はないので、本来買うであろうと思う250ps、スポーツサス、18インチなタイヤ、大口径ブレーキという設定のType-Sには走れません。(そもそも、16インチの設定でも225/55R16というタイヤと16x7.5JJというホイールの設定だと、冬タイヤも気を失うほど高いです。) ATは好きではないので、当然5MTという選択になります。
    お金はどこにもございませんが、こういう物でも買わないと勤労意欲が維持できないくらいやってられない状況なので、まぁ良いかなと。支払いは_未来の自分がきっちりやってくれるんです。きっと。_ 今回はちょっと高価な車だけど、下取りが結構良い値段だったこと、利率が2.9%でローンが組めたので、支払いは今の車よりだいぶん_「楽」_です。下取りも良い値段で取ってくれましたし。

ちなみに今回の購入例

Mazda RX-8 210ps 5MT
外装色はヴェロシティレッドマイカ、内装色はファブリック(グレーです)。恐ろしいほどVividに赤いです。RX-8のカタログを見て惚れ込み即決です。はっきり言って格好いいです。
DVDカーナビ
メーカーオプション。今の車じゃ怖くて付けられないのですが、今回は付けちゃおう。メーカーオプションだと選択の自由度が無くパフォーマンスが分からないが、車に良い感じに埋め込まれているので、デザイン的にはなかなか良い。
Boseサウンドシステム
メーカーオプション。ロータリーの音を楽しめという話はあると思うけど、やっぱ音の鳴らない車は寂しいので。後付でスピーカーを付けるよりも音場計算を設計レベルで行っているし、ロードノイズ補正もするらしいので。
MP3再生CDプレーヤー
ディーラーオプション。これはもう便利すぎてこれは外せない。逆にMPプレーヤーやCDチェンジャーはこれがあればもういらない。後で分かるのだが、これはMP3専用プレイヤーでWMAは聴けない。今までCDを全部WMAで作っていたので、再度リッピング・エンコードし直し。(涙)
フォグランプ
ディーラーオプション。いろいろと助かる局面はあるので付けてみました。黄色なノーマルな色が_ぴかーっと_光ります。
ボディコーティング
ディーラーオプション。やっぱコーティングしておきませう。これをすると水洗いしか必要ないみたい。
フロアマット
ディーラーオプション。これは基本で追加なのだが、どうして標準添付じゃないんだぁ?
ステアリング・シフトノブ
ディーラーオプション。5MTにはType Sのような内装色の設定がないので、ステアリングとシフトノブだけ変更してみた。(前の車は内装が凄く格好いい車でしたが。) ステアリングは3時と9時のあたりが赤、それ以外が黒。シフトノブも似たように赤と黒のなかなか渋いデザイン。

First Impression

走った感じは、現状3000回転以上は回してないので、なんと言って良いやらと言う状態で、このレベルで言えそうなことを…

室内

ロードスターよりだいぶんゆとりを感じる。(当たり前か。) ロードスターでは、カップホルダーにカップをおく時にはセンターのコンソールを開ける(扉が立つ)と、なんとなく狭さを感じたもので、多少窮屈だった。
表示系がすべて赤い文字で割と目に優しい。(メーター類は白くできて、非常にくっきり見やすくこれまた良いしなかなか格好いい。) ただスピードメーターがデジタル表示というのはどうだろうか。慣れを要するかな。
あとロードスターはオープンカーという特殊な事情のため、いろいろなスイッチ・レバー類が妙な場所に着ついている車だったことがあり、乗り換えてみて、ガソリンを入れようと思った時に、_どこに何があるやらさっぱり…_と言うことに。とりあえず慣れるしかないか。

動いてみる

乗り込んでキーをひねると、メーターが浮かび上がり、ロータリーエンジンが目を覚ます。「ヒュルルルーー」と、アイドリングからロータリーならではの独特のエンジン音が聴く事が出来て、やっぱりレシプロじゃないねぇという何ともしれぬ喜びを感じる。
クラッチについてはそんなに重たくも感じず、素直につながる感触だ。ちょっとアクセルを踏むとすぐ3000回転くらいにはなるため、押さえ気味に走るのにかなり気を遣う… RX-7はどうだか知らないけれども、やっぱり極低回転時のトルクの細さはちょっとは知る程度で感じるところがあって、特に発進時と低速で曲がる時には注意が必要か。(何度かストールしちゃったし。クラッチの感触になれていないせいもあるけど。) ということで、発進時は若干気を遣う必要がありそうでアクセルを強めに踏んでクラッチをつなぐとなかなか良い感じに発進できる。回転数を抑えていることもあって、低速時の加速感がたりないけども、この辺は慣らしが終わった後に話ができるのではないかなぁ。
ブレーキについてはロードスターの頃よりかなり良い印象。最近のマツダの車は踏み始めに強めにブレーキが掛かりそこから踏み込むとじわじわ強くなる感じになった。(ロードスターはその前の車で、踏み具合と効き具合がリニアーな感触。RX-8とかは非線形なのね。)
6MT版は試乗時にブレーキをちょっと踏んでもやたらブレーキがかかると言う感触で街乗りではきついかもと思ったが、5MTの方はディスクが小さいせいもあると思うが、ブレーキの感触はソフトでそれでいて十分な感じであると思う。
ステアリングを切った感じはロードスター同様クイックに曲がると言う印象。なかなか楽しめそうな予感である。シフトの感触も同様で、さくさく入ると言う感じですか。足回りから直接感じ取れる乗り心地に関しては、ロードスターよりだいぶんマイルド。しっとりしていると思う。
あと思ったより死角が多いような気がする。ロードスターに比べ前方の視認性はかなりあがった反面、後方視認性はだいぶん悪くなった感じ。(シートが若干内寄りにあるのと、後部座席の窓が小さいせいかもしれない。) 慣れが必要。
今日は仙台に行った際に横内さん、青嶋さんに乗ってみてもらったが特に問題なさそうな感じだったので、4人乗って移動というのもあまり問題ないと思われる。
以下の写真は、納車時に撮影したもの。
RX-8納車時の写真