2005年02月05日 土曜日

第161回 N響コンサート

今日は後輩の菊地君が関東に住んでいる間にクラッシックのコンサートに行ってみたいけど、行ったこと無いので一緒に行かない? と言う誘いがあって、出かけることになった。演目はスメタナの交響詩「モルダウ」、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第4番。僕の今日の目的はチャイコフスキーの交響曲第4番。
割と一般向けなコンサートなので「モルダウ」のようにメジャーな曲で引き込んでと言うのは分かるのだけど。その次がプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲って言うのはどうだろうか? 確かに聴いていてヴァイオリンの非常に技巧的な曲なのは分かるのだけど。ヴァイオリンの歌がもっと楽しめないとなとちらっと思った。(第2楽章の歌うようなメロディは凄く良かったけど。)
目当てのチャイコフスキーの交響曲第4番であるが、冒頭の運命を感じる動機から一気に僕を音楽の世界に引き込んでくれた。素晴らしい音の勢いだったのだ。この勢いだと第4楽章も素晴らしいに違いないと思ったが、予想を裏切らぬ展開で嬉しかった。特にこの曲の第3楽章はピッチカートがメインの静かでそれでいて慌ただしい曲なのだが息をつく間を与えず第4楽章の強烈な曲相に変わる瞬間が好きで良く聴くのだが、全曲を聴き終えた後の爽快感がたまらなく良かった。
アンコールはチャイコフスキーの弦楽セレナーデからワルツ。さすがに第1楽章だと盛り上がった後に突き落される感じがするので、ワルツで良かったのではないだろうか。全体的に満足度が高い演奏った。強いて言えば、座る席をもうちょっと考えれば良かったな。もったいないことをしたかも。
今回始めてだった菊地君には予想以上に好評だったので所定の目標は達成できたかな。クラッシックのコンサートはオーディオで聴くのとは大分違って全身で音の響きを楽しめることが醍醐味であるし、前もって予習して聴いておけば、かなり楽しめることは間違いなくて、今回はうまくいったので、まxあ成功だったかな。

Helene Grimaud / ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番

すっかりクラッシックづいちゃって、CDでも見に行くか渋谷のHMVに行ったら、輸入CDが安く売っていたので、前から買おうと思っていたエレーヌ・グリモーのCDを購入。ほとんどジャケットの写真が気に入って買ったんじゃないのと言う意見は否定しないが、まあちゃんと視聴して購入してますので…のだめ好きな人にはこのCDがずばりお勧めでしょうか。
この曲は僕個人としてはアシュケナージがピアノ(うえのCDは指揮をしている)を弾いているものがお気に入りで良く聴いていたんだけども、ちょっと録音が古い。最近の録音でと思って探していたCDなのだが、視聴してみて素晴らしいので、購入となったわけだ。しばらくグリモーのCDはチェックすることにしよう。

Helene Grimaud / ショパン ピアノソナタ第2番

1枚目のラフマニノフだけのつもりが… 新譜のショパンのピアノソナタまで購入してしまった… この曲は第3楽章が一般に「葬送行進曲」として知られている曲ですが、なんとも美しい曲。前に誰かのCDを買った記憶があるのだけど発見できず…
バルトークのピアノ協奏曲もでていてこちらはブーレーズとの競演ですか。ブーレーズのバルトークって言うのも非常に興味深い。あと新譜関係で気になったのは、ラトル/BPOの「カルミナ・ブラーナ」ですかね。ラトルも怒涛の新譜ラッシュで今月はマーラーの交響曲第8番がでるそうな。こっちもデジタル時代の録音のものを持っていないので楽しみだったりする。(この曲はクリアーなダイナミックレンジが欲しいと思うのよね。ライブで聴くのが一番だと思うけど。)

The Lord of the Rings - The Return of the King - (Special Extended Edition)

もうちょっと待つ予定だったのだが、CM見ると買わないわけにはいかない。これまでのSEEと同様に_全く別の映画になっている_。ほぼ徹夜で見ることになってしまった。何度見てもペレンノール野でのセオデン王の演説で感動のあまり涙がでてしまう。以下はネタバレ。
復活するシーンとして分かっているサルマン関係以外では、アングマールの魔王とガンダルフの戦いが描かれていること、黒門でのサウロンの口とのやりとり、寮病院でのファラミアとエオウィンの出会い、暗示的にでて来る白の木の花、公開版でかなり不満が残ったデネソールのセリフが増えたせいか_ただの狂人_ではなくなったこと、ファラミアもセリフが増えて性格が分かりやすくなったことあたらが増えてました。おおむね満足な仕上りですねえ。

Star Wars Trilogy

さらに買い忘れていたものですが合わせて購入。ざっくりとしか見てないけど、あんなに美しいSFXだと思ったStar Wars Trilogyも、ようやく古びた映画に見えるようになって来た。こうして考えると、こうなるまで約20年かかっているわけだから、ある意味凄いことであると言っても良い。こちらも内容を覚える程見ている" ので、リスニング教材となる予定。久しぶりに「May the force be with you… Use the force, Luke.」なんて言うセリフを聴いた。懐かしい…
とりあえずチェックのしどころとしては、「ジェダイの帰還」の最後のシーンのアナキン・スカイウォーカーがすり変わっていると言うところくらいかねえ。(ここしかチェックしてないし。) もう、資金が無いのでしばらくDVDを見る生活です。