2006年09月05日 火曜日

Donald E. Knuth / The Art of Computer Programming vol.1

最近数値計算物の論文を読んでいると、どうしてもTAOCPへのリファレンスが貼ってあるので必要に迫られて購入。言わずと知れた本なのだが、専門外の専門書を揃えていくとなるとそれなりに予算も必要と言うこともあり3年ほど寝かせてあった訳だが、やっぱり必要な本は買わないと駄目みたいです。(本当は本業に必要なMax Bornの「光学の原理」あたりを買わねばならないのだが・・・)
基礎概念の部分は前半の数学的な部分はきっちり読んで、MIXの部分は読み飛ばして良いかと思っている。前半部分はKnuth先生の「コンピュータの数学」でより細かく書いてあるので、実際の所ここだけで3年は遊べそうなのである。(すでに「コンピュータの数学」だけで1年ほど遊んでいる訳だが。)
情報構造の部分は線形リストにしても木にしても、特定のプログラミング言語における実装を通した使い方しか分かってないところがあるので、ここいらで基礎に立ち戻っても良いかもと思うのである。使い方が分かるのと裏のからくりが分かるというのはとてつもなく異なるレベルなので。もっと別な本でも良いはずなんだけど、この本にたどり着いてしまった以上、他の本を買う木にはもうならないだろう。