いろいろテスト撮影ばかり・・・

最近ちょくちょくみなとみらいまで出かけては、テスト撮影に興じている。まあ試す物が多すぎて・・・今週は2回も行ってしまった。まあ手持ちの機材の使い方を押さえるには撮影をこなしておく必要があるので、ちょくちょく出かけているのだが、さすがに近いとは言えだんだん飽きてきたので、ちょっと遠出をしたいなあと思う今日この頃。
minatomirai20090201\_2.jpg
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F11, シャッター速度 5 sec) / ISO100 / WB: Daylight / Shift +7mmくらい

なんだか都会にやってきて以来、建物を撮る機会が多いので、パノラマで撮影したり、1枚物をパース補正したりしていたわけだが、シフトすれば良いんじゃない? という所から、TS-E 24mm F3.5Lを導入してみました。なんと今手持ちに24mmで撮影できるレンズは5本ある。気が狂っているとしか思えないので多少リストラ予定。
今じゃNikonでもできるが、EOSユーザーたる者やはりTS-Eを使ってなんぼということで・・・ この写真は単純にシフトのみ(ライズというのかね)行ったもの。普通広角レンズで上を向いて撮影した場合は遠近感が強調されて上側がすぼまってしまうが、このレンズの場合はカメラを水平にしてレンズを上側にずらすことで構図調整を行う。あまりかっちり建物の垂直を出すと見た目不自然な写真になるので、建築写真をやらない限りは適当にやればよろしかろうという感じ。
minatomirai20090201\_1.jpg
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F3.5, シャッター速度 1/500 / ISO100 / WB: Daylight / Tilt
ティルトの練習。まずは普通にティルトといってもなんか巧くピント出せてない・・・ まだまだ修行が必要っぽいが、手持ちでやることが無謀なのかもしれない。夕暮れ時は影が長くなって床面のみピントを出せればいろいろ撮影したい光景が目の前に広がっているのかもしれない。
small\_world\_1.jpg
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F3.5, シャッター速度 1.3sec / ISO100 / WB: Daylight / Tilt
small\_world\_2.jpg
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F4.5, シャッター速度 1.3sec / ISO100 / WB: Daylight / Tilt
small\_world\_3.jpg
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F3.5, シャッター速度 1/13sec / ISO800 / WB: Daylight / Tilt
逆ティルトの練習。逆ティルトと言えば最近すっかり有名になってしまったが、ミニチュア風写真である。ということで撮ってみたのだが・・・ いろいろ加減が難しい。あと結構俯瞰で撮影した方が雰囲気が出るということで、ロケーション探しが肝という気がする。こちらは逆ティルトする量の加減と絞りの選択なのかな。いろいろ試していきたい。
レンズ自体の使用感は、90mmでもそうであったが、フォーカスリングの回し具合が絶品である。やはりこういうのは機械的なものに勝る方法はないのだろうなとつくづく思う。光学系で気になるのは、長辺方向にシフトできる分だけするとイメージサークルが足りない感じで、角の方ががくっと光量が落ちる。(通常の周辺減光の出方とは違う。) たぶん同方向にティルトとシフトをめいっぱいすると厳しいかもしれない。(90mmではそんなことはなかったように記憶している。) あとやっぱりフレアは多めと思うが、これはレンズの設計時期によるので致し方ないと思う。そういう場面では24mm F1.4の新レンズを持ちだしたい。解像感とかは僕自身は大きな問題はないと思う。あとティルトとシフトの向きはこのレンズはまだ直交タイプのままだが、おそらく同方向にティルトとシフトすることはなさそうなので、しばらくこのまま使う予定。