2002年10月27日 日曜日

今日もお呼ばれされたので撮影会

今日は神月翠さんとヒメミヤシラユキさんから撮影会をしませんか?と誘われてましたので、今日も撮影にお出かけ。
そう言えば、「制服&私服撮影会」と言うふれこみだったが、気がつくと「制服」な写真しか撮って無いなぁ。今日は久しぶりに天気が良かったので、なかなか良かったですねぇ。
最近デジタルな絵しか撮ってないので、久しぶりにRAP(application/pdf)を使用。こないだもらったKodak PORTRA400BWを使う機会がなかったなぁ。(白黒は使いたいんだけど、ISO400はこんな良い天気で使うのはもったいないよ…) と言うことで、今日の写真です。
その1
EOS D30 / EF 70-200mm F2.8L (絞り優先AE 絞り F2.8 シャッター速度1/180 ±0.0EV) / WB: daylight / ISO 100 / 多賀城市民センター / 神月翠さん
その2
EOS D30 / EF 50mm F1.4 (絞り優先AE 絞り F2.8 シャッター速度 1/180 ±0.0EV) / WB: daylight / ISO 100 / 多賀城市民センター / ヒメミヤシラユキさん
その3
EOS D30 / EF 50mm F1.4 (絞り優先AE 絞り F1.4 シャッター速度 1/500 ±0.0EV) / WB: daylight / ISO 100 / 多賀城市民センター / ヒメミヤシラユキさん
その4
EOS D30 / EF 50mm F1.4 (プログラムAE 絞り F2.8 シャッター速度 1/60 ±0.0EV) / WB: daylight / ISO 100 / 多賀城市民センター / 神月翠さん

Yves Klein

NHKの<ahref=“http://cgi2.nhk.or.jp/pr/bangumi/omoban/o1027.shtml#11">新日曜美術館から、この番組はたまに見るとおもしろい番組だと思うのだが、テレビをデジタルハイビジョンにしてから、鑑賞に堪えうる番組というか、実に見ていておもしろい番組になったので、毎週見ている。
今週は、イヴ・クライン(Yves Kliin, 1928.4.28−1962.6.6)の特集。イヴ・クラインはフランスの画家でヌーヴォー・レアリスムの代表的作家。青一色のモノクロームの画面をみずから“インターナショナル・クラインズ・ブルー”と名づけ、青空のような「空っぽ」を絵画化した20世紀の代表的な作家である。
実に美しい青の世界に感動を覚えた訳であるが、20世紀の美術は、実際に形になってしまう建築よりも、絵画や彫刻など世界のほうが数段深いし、見ていておもしろい。で、彼は生涯青という色に執着したわけであるが、そこで到達した「イブ・クライン・ブルー」と名づけた美しい青を、彼は死ぬまでまで作品に使い続けた。彼にとって青は何の色だったのだろうか。と考えるとなかなか興味深い。さらに物体の輪郭としての線、境界を設定するための線を否定した作品群、「イブ・クライン・ブルー」を使って人の形を写し取った「人体測定」、火炎放射器を用いた「火の絵画」、雨や風の力を利用した絵画「コスモゴニー」など、革新的な足跡を残したが、30歳ちょっとで急死。もう没後40年になるのだが、そう思えないところが凄いところであるし、もう20年くらい生きていたらそんな世界を残してくれたのだろうと思うと、残念でならない。
それにしても代表作の「人体測定」は、広島に落とされた原爆で、蒸発してしまって影となってしまった人の姿に驚愕して作られた作品だとのことだ。その衝撃は誰でも実際にその姿を見ると感じることができると思うのであるが、彼の場合はそれを咀嚼してこういう絵になってしまう訳で、今日の番組を見て素晴らしいと思った訳である。彼の作品はニース近代美術館に多く収蔵されているので、実際に行ってみたいのであるが、いつか行く機会はあるのだろうか?