2003年01月24日 金曜日

トールキン / 「指輪物語」 第1巻 「旅の仲間(下)」

上巻を購入したのは、昨年、プレミアを見に行った次の日であったが、上巻を読破するのにかなり時間がかかった。というか、今回もトム・ボンバディルの出てくるあたりで挫折しかかってました。(やっぱスローペースな出だしがいかんのかもしれない。)
アラゴルンが出てきたあたりから、ペースが上がり一気に読了。(まぁナズグルに追っかけられるシーンだから、それなりに読むスピードも上がるわねぇ。)と言う状況で、下巻の購入となった。
下巻を買って颯爽と読み始めたが、一気に裂け谷での御前会議の話まで読了しちゃったから、もうすぐ第2巻「二つの塔(上)」に手を出さねばならないなぁ。ちなみに今回もハードカバー版で購入してます。やっぱり家で読むときは、ハードカバーが読みやすいと思う。
15年くらい前に初めて読んだときは取っつきがたかったが、その理由はなんとなく分かってきた。読みやすくなったと感じているのは、おそらくシルマリルを網羅的に読んでいるせいかエルフの伝承に詳しくなったせいだろう。たとえば風見が丘でフロドがナズグルに襲われたときの、「エルベレス、ギルソニエル!」と言う叫び前回はよう分からなかったが、今は「星の女王よ!光を燃え立たせる妃よ!」っていう風に理解できて、要するに「ヴァルダさまぁ、ヴァルダさまぁ!」っていう風に意味が取れるものなぁ。アラゴルンやビルボが歌う詩もなんとなくどういうことか分かるし。深く理解できるっていうのは結構楽しい。でも、当然10年後に再読するとまた新しい発見があるのだろう。
それにしても、八文字屋書店 古川店の店員のカバーの付け方はかなりへたくそです。絶対自分で本を読んでいないと思う。