2004年01月31日 土曜日

TLUC月末勉強会に出席

今月は本来はRubyの勉強会の予定だったのだが段取りが付かなかったので、急遽東北PostgreSQLユーザー会の高橋 直人さんにオープンソースで開発されている大規模な使用に十分耐えうるRDBであるPostgreSQLの導入の話をしていただいた。最近CGIのデータなどはテキストファイルではなくAPIが決まったDBに置いておいた方がよいのではないかと言う結論に達しつつある(遅いか)ので、PostgreSQLかMySQLかなのかなぁと思っていたが、とっかかりがなかったので、ずっと放置状態だった。今回の勉強会では簡単なテーブルの書き方、psqlでのクエリーのかけ方が分かったので、暇な時間を見つけて使い方を学んでいこう。
それにしてもRDBを使っているのにDBの中に入っているレコードの順序が気になる人がいるのね… ぎりぎりのパフォーマンスが気になるなら多少なりともDBの最適化を気にした方がいいと思うけども、小規模なデータの集まりだとDBに任した方が楽チン。普通クエリーを書けるのが当たり前なのだが、Excelみたいな表計算ソフトやAccessのテーブルみたいに_下手に中身が見えるものは手動で並び替えができちゃって案外良くないのかもしれない。_(頭堅い人多いのよね…)

J.R.R トールキン / 「終わらざりし物語(上)

2003年12月3日の日記にトールキンの遺稿集「終わらざりし物語」(原題:Unfinished Tales of Numenor and Middle Earth)が出版されると書いたが、昨年末に無事出版されたので、早速上巻を購入。下巻は予算の関係で来月に購入予定。内容としては「シルマリルの物語」と「指輪物語」の作中の補完をするような話だったり論考だったりと言う内容で、ミドルアースの歴史や神話といったより深く楽しみたい人向けの本である。
訳語に関しては、指輪とシルマリルで異なるものは指輪に合わせるという方向なので、指輪をベースに読んでいる人にはあまり違和感ないかもと思うが、この本は_「シルマリルの物語」を暗記する勢いで読んでないとちっとも楽しめません_。買ってみようと言う人はその辺を注意しておいた方がよいかも。
翻訳は「白の乗り手」というサークルの会報に掲載されたものが元になっているようです。こういう本が日本語で読めるようになったことに感謝なのです。(この本はシルマリル以上に読みにくい。なにせ_すべて未完なのだから。_文章が唐突に終わったりするしね。)
エレスサール(エルフの石)の起源が何通りかあるということ、ヌーメノール王家の至宝のうち後世に残ったのはバラヒアの指輪だけということ、「アカルラベース(ヌーメノールの滅亡の物語)」の著者がエレンディルでゴンドールに伝えたことと言ったちょっとした謎はこの本で解決できそう。それにしてもガラドリエルとケレボルン夫妻はなかなか難しい関係なのですね…