Diary

2005年10月01日 土曜日

もう10月

最近日記を書くことをさぼっているのだけど、気がついたら10月。最近本当に時間の流れの感じ方が緩やかになってしまったと言うことか・・・

FreeBSD 5.4p7にアップデート

我が家のサーバのOSをアップデート。インストールしたときにFreeBSD 5.1から5.2にアップデートしたのであったが、そのときはサーバとして実運用に入る前だった。今回はサーバ運用を初めてから初の大規模なアップデートとなる。(とはいえ、入れ替えになるのはカーネルと基礎的なユーザーランドのコマンド・ライブラリだけで、パッケージとしてインストールするようなものは、それなりに追従しているので今回は対象外。)
基本的には、「OSを最新のRELEASEに更新する」と言う記事を元に、ソースをCVSupして、ユーザーランドをmake buildworldして、カーネルをmake buildkernelして、カーネルをインストールしてから再起動し、ユーザーランドをシングルユーザーモードでインストールすると言う感じなのだが・・・
注意する点としては、この手の大規模なバージョンアップの際にはパスワードテーブルとグループテーブルの書き換えが発生する(ユーザーが増える)ので、/etc以下はちゃんと保存しておきましょう。
他は特に問題なくアップデートが完了。おかげでXはX.orgに移行(とはいえライブラリしか使わない。)できて、Linuxエミュレータもインストールできた。次はLinuxの実行環境の構築だな。

2005年09月29日 木曜日

Windows Programming in C++

流れが速すぎて、あんまりまじめに勉強したくないんだけれど、C++によるWindowsプログラミングを10年ぶりくらいに再開してみました。とはいえ、今のところはDLLが書ければよいかと言うレベル。DLLを書くのも結構かったるい。(忘れてしまった自分も悪い。)
ついでなのでGUIを持ったプログラムを書けるようにもなりたいと思いたった訳だけれど、周りの環境を調べてみてどう攻めていこうか考えてみる。学習曲線はC++の場合そんなに急ではないので、年単位で時間ががかることを前提に考えることとすると、Windowsに限定して考えれば現在身の回りで.netを使える環境は自宅のPCだけという惨憺たる状態。とてもツールとして使って貰うようなプログラムを.netで書ける状態にない。と言うことで、Win32環境でオーソドックスにC++で攻めるのも悪くはあるまいと思ったわけだ。
MFCはずいぶん前に挫折した痛い経験があるので、それ以外のフレームワークを探してみる。Doc-Viewというスタイルは感銘はするが、常にDoc-Viewを必要としているわけでもないので、今回はこれを迂回してATL(Active Template Library)/WTL(Windows Template Library)で遊んでみようと思う。すっかり廃れてしまった感のあるATLなんですが、ATLだけでGUIなプログラムはかけなかったなと言う記憶があって敬遠していたが、ATLを補うGUIテンプレートライブラリがWTL(Windows Template Library)として、いまやMSのオープンソース戦略の一環として配布されているので、これでいいのかもと思っています。(ATLはそうではないので困ったなあと言う問題はあるのだけど。) MFCと比べると、Doc-Viewを強要されない(ViewはあってもDocはない)、ヘッダだけで構成されている(templateだから当たり前か) 喞ぢでプログラムを書いていた時代を知っていれば何とかプログラムが追える、というようなもので、何とか遊べそう。後はなんと言っても、_多重継承とtemplateを使いまくり!_というC++フリーク向けのライブラリであったりもするので、サンプルのソースを読んでいても楽しい。ぼちぼち勉強してみよう。参考となりそうなサイトをメモ。

2005年09月23日 金曜日

David Eddings / ベルガリアード物語 5 「勝負の終わり」

結構な勢いで読み進めてきたついにベルガリアード物語もついに最終巻。やっぱり読んだことのある長編小説は読了がむちゃくちゃ早い。経済的ではないな。
この巻で何千年にもわたって続いてきた《光の子》と《闇の子》のとりあえずの決着が着くわけであるが、宿敵が待つ《永遠の夜の都市》に向かうガリオン一行と、陽動するセ・ネドラ達の西部の大軍視点のダブルプロットで話が進むのであるが、そこにたどり着くための様々なやりとり、ほぼ戦いに関係ない人たちの視点、敵側の視点が絡んでいて、なかなか面白い。
詰まるところガリオンは、トラクと戦うためではなくすべてを拒絶することで勝利を得るのであるが、魔術師と神の戦いは剣だけによるものではなく、《意志》と《言葉》によってケリがつけられるという点もなかなか興味深い。(これは3巻のクトゥーチクとベルガラスの対決などでもそうなのだけど。)
それにしても全巻を通じてガリオンが主人公であるには違いないのだが、ベルガラスの描写が何とも言えず、この巻でもトラクとの対決のシーンの直前の描写はもうかっこよすぎるのである。まぁこんな勢いで読んだが、面白かったので「女魔術師ポルガラ」を全巻読んだ後、続編の「マロリオン物語」が5巻構成でリニューアルだそうなので、全部読んで再読しよう。

2005年09月19日 月曜日

花写真を撮りに出かけてみる

なんだか真夏のように暑いのですが、連休を何もせずに成果もなしでおしまいというのはもったいないので、今日は彼岸花を撮りに出かけてみた。彼岸花は毎年年明けに撮ろうと思って張り切ってみるのだけど、時期になるとすっかり忘れてしまうと言う何とも毎年失敗の被写体。今年こそはと思って出かけてみたのだが、昭和記念公園を選んだ時点で敗北だった。受付付近で話を聞くと「花がいっぱい咲いていると言うことで良く聞かれるのだけど、うちには彼岸花はほんの少ししか咲いていないのです」と言う話を聞いて、_今年の敗北も決定!_と言うことになった。
まずは彼岸花。花期が過ぎていたせいもあって、ちょっとくすんだ色になっていた。花期の調査は重要である。彩度を上げてだいぶんごまかしてみた。
彼岸花 その1彼岸花 その2
コスモス畑に行く途中でひっそりと道ばたに咲いていた花。紫蘇の一種らしい。
紫蘇 その1紫蘇 その2
今年のコスモス。まだ咲き始めなので背景は思いっきりぼかした写真を撮ることで手一杯。再度チャレンジしてみる予定。
コスモス2005 その1-1コスモス2005 その1-2コスモス2005 その1-3コスモス2005 その1-4コスモス2005 その1-5
ラストに飽きっぽい写真を1枚。ちょうど夕日が良い感じでさしてきたので、夕映えをと思ったらちょっと時間を逃したようだ。180mmで撮ると背景が思いっきり省略できて絵を整理しやすい。
夕映え

2005年09月11日 日曜日

David and Leigh Eddings / 魔術師ベルガラス 3 「王座の血脈」

原書では1冊で出ているBelgarath the Sorcererの3冊目。「魔術師の娘」をあっという間に読んでしまったので、待ち遠しかった。昨日まで猛烈な勢いで読んでいたベルガリアードを休んでこっちに切り替え。今日1日でほぼ読み終わってしまったたわけであるが、実に面白かった。
本作は結局ベルガリアードに続く、7000年に渡るベルガラスの準備に相当する話なのだが、《宿命》に翻弄されつつも、《宿命》から与えられたあやふやな予言書「ムリンの書」と「ダリムの書」を手がかりに、謎を解きながらひたすら決まった時期に起こる出来事を実現していく。(そうしないと最終的な出来事が実現しない。) 気がついたらひたすらベルガラスやポルガラを応援しながら読んでしまうのである。
結局、ベルガリアードで最終的に解決する話は当然ここでは解決せず常に手も足も出ないと言う状況で、話の後半、リヴァ王の血脈をひたすら守りながら、ベルガリアードの時代まで準備を続ける。次巻のPolgara the Sorceressでもより直接的に語られると思うが、自分が育ててきたリヴァ王の子孫達を見守りつつ死に別れてきた永遠を生きるベルガラスとポルガラの悲しみが何とも言い難く、それ故に2巻でポルガラの「ベルガリオン! 私のベルガリオン!」と言う言葉には、この巻を読んだ後に再読すると待ちこがれてきたものがついに現れたという感慨でなんとも感動的なのである。
ということで、とりあえず前段の一つの物語はこれでおしまい。この話はスターウォーズで言うところの旧3部作に対する新三部作に対応するわけで、後付の話になるとは思うのだが、スターウォーズと異なって構成が非常にうまく実に面白かったと思う。また明日からベルガリアードを読もう。

2005年09月10日 土曜日

David Eddings / ベルガリアード物語 4 「魔術師の城塞」

昨日購入した3巻が早くも読み終わりそう(このシリーズは1冊あたり500ページ以上ある分厚い文庫本なんですが…)なので、もう勢いで購入。この巻ではガリオンがついにリヴァの王として帰還する物語のターニングポイントになる話で、この巻の中盤から、一気に最終決戦まで突き進むと言うわけだ。
一介の目立たない少年だったガリオンが気がつけば、リヴァの失われた国王の末裔だったというのは、まぁ育ててくれたおばさんが、永遠の美女 女魔術師ポルガラだったり、語り部のおじいさんが悠久の過去から生きてきた伝説の魔術師ベルガラスだったりするところから、当たり前な展開なのだが、ガリオンにしてみれば、_何で僕なの?_と言うことになるだろうなあ。(じっさいこの台詞ばっかりだし。)

2005年09月09日 金曜日

David Eddings / ベルガリアード物語 3 「竜神の高僧」

想像以上に読むペースが速いので、3巻目にも手を出してみる。たぶん明日には読み終わりそうな予感である。この巻はガリオンがアルダー神の新たな弟子ベルガリオンになり力のコントロールを学ぶ前半と、旅の仲間がすべて揃い、竜神の高僧たるクトゥーチクとベルガラスの戦いが読みどころである。
《意志》と《言葉》で表現されるこの世界での魔法であるが… 「なあガリオン、やはりわれわれはたえず威厳を保つようにせんとな… もしわれわれが『押せ』とか『倒れろ』と言うような言葉しか使わなかったら、だれも敬意なんか払ってくれなくなるぞ」という言葉にこだわるベルガラスの言葉に思わず笑ってしまう。

2005年09月08日 木曜日

FFXI廃人人生101日目

日記を中断してからもずっと続いているのであるが、計算あってるよな。ついにとりあえずのマイルストーンだったレベル60に到達。今日はLSのみなさんとナイトのアーティファクト装備クエストの最終回のダボイのNM狩りとなった。さすがにここはレベル60くらいのパーティでくるようなところでは無いなあ。(実は限界突破クエストの3回目(レベル60キャップの解除)はもっとやばそうなところに行くことになるのだが・・・)
そんなわけで、無事ナイトのアーティファクト装備が無事揃いました。手伝ってくれたリンクシェルのみなさんに感謝。前回のスクリーンショットでは_ナイトのなりそこない_という感じだったが、これが完成された装備となる。純白のサーコートが何とも格調高いのである。
AF装着
ナイトの装備は目に見えるものは今後レベル73までは武器と盾を切り替えていくという状態。防具はしばらくアーティファクト装備でOKで、レベル73(そこまでできるかどうかしらんが)で、深い青色が何とも美しいアダマン装備まで手を出す必要もなさそう。しばらく限界3クエストの準備やら、サポートジョブの育成やらに手を取られる予定。

2005年09月04日 日曜日

散髪

さすがに鬱陶しくなってきたので散髪する。最近はどうやら2ヶ月に1度という周期で落ち着いているが、これで良いみたい。

David Eddings / ベルガリアード物語 2 「蛇神の女王」

内容がある程度頭に入っている小説の読むスピードは速い。このシリーズは1冊が厚いのだけど、サクサク読めるのであまり長さが気にならないというところが、書いての財布に厳しいところ。文庫なのにほぼ1000円というのがねえ・・・ ベルガリアードは旧版の発刊ペースは1ヶ月という当時としては異例だったと思う(訳しておいて一気に出すのね。)のだが、再刊時は気が付くとすでに全巻揃っているので、買うペースが速い。
内容に関しては、この巻でついにガリオンが目覚めるということで、話の筋もだんだんヒートアップというところだな。

2005年09月03日 土曜日

David Eddings / ベルガリアード物語 1 「予言の守護者」

Belgarath the Sorcererを読んでいるとThe Belgariadを読み返した方が良いという結論に落ち着いたので、再刊された新装版を購入。(多分実家の引っ越しの際に処分されてしまったと思う。The Malloreonも読みたいが、まだ再刊されてないから処分されてると厳しいな。) ごく平凡な少年であるガリオンが、世界を巻き込む事件の渦中に引きずり込まれるという話なのだが、読んだ当時設定魔の紀行小説と揶揄したものだ。今にして読むとストーリーは練られているし、伝承は悠久の時を経て民族なりの歪曲が行われているし、純粋にエンターテイメントとして読む分には非常に面白い小説であると思う。特に1巻の終盤でガリオンが知ることになる驚愕の事実(笑)のためにも、このシリーズは途中から読んではいけない。
早川FT文庫もずいぶん読んできたが、この一連のシリーズ以降に読んだ小説は、エリザベス・ヘイドンの「ラプソディ」まで面白いものに出会わなかったので、The Belgariadが発刊された頃は秀作ファンタシイ小説の黄金期だったのかもしれない。指輪物語のように魔法が出てくるファンタシイ世界で邪悪な存在から世界を救う冒険者が登場する一連のジャンルをトルキニスク(Tolkienesque)というけれど、そう揶揄されたレイモンド・E・フィーストの「Riftwar Saga」にしても、その後のEpic Fantasyをいろいろ読んだが、なかなか良いレベルにある秀作であったなと思うわけで、読後に思ったことと10年以上経って思うことというのはなかなか違うものなのである。