サクラサク2010

「サクラサク」といえば、いにしえの大学合格通知の電報文ですが、今時はこんな電報は来ないというか、合格通知くらいで電報なんていう贅沢な通信は使わない。と言うようなことを去年も書いたのがついこないだと思っていたら、今年もぱらぱら桜が咲き出した。とりあえず開花宣言も出てしばらくたつので、近所の桜並木に繰り出してみた。が、まだまだ時期尚早であった。先週前半は結構暖かかったのだが、ここ数日がくっと肌寒い日々が続いている。まだ2分咲きと言うところだったので、マクロレンズでクローズアップした写真を1枚だけ掲載しておく。ようやく春っぽい絵が載せられそうだ。
sakura_20100327.jpg
EOS 5D MarkII / Makro-Planar T* 2/100mm ZE / 絞り優先AE F2 +2/3EV (シャッター速度 1/2000 sec) / ISO100 / WB: Auto
この撮影データなんだろうねえ・・・ 「透明な絵の具」と言うエントリに「Planarの方がEFより1/3絞り分オーバーに写っているように見える」と書いたのだが、これはカラクリが分かった。部分測光もしくはスポット測光で測光すると露出がずれるようで、評価測光の場合はEFと合う。個人的なデータではスポットもしくは部分測光では-1/3位すればOKで、評価測光の時は余計な露出補正しないと言う運用で良さそうだ。おそらく周辺減光に対する補正がEFではかかるのだろうと推測しておく。(裏取ってないから信じないように!少なくとも私の予想なのだから。)

寒桜

ここのところの週末は天気が悪かったので、なかなか出かけられなかった。まあ花粉症持ちにはこの時期の散策は無謀なのが、今年は花粉の量がそんなにひどくないことと、耳鼻科でもらった薬でほぼ完封できているようす。花粉症で出かけるのが億劫で天候も良くない週末を過ごしていたことと、最近ばたばたお仕事で本業と関係ない部分が忙しく、いろいろストレスもたまっていたので、この週末は新宿御苑に散歩に出かけることにした。
kanzakura_1.jpg
EOS 5D MarkII / EF 100mm F2.8L Macro IS / 絞り優先AE F2.8 +0.7EV (シャッター速度 1/500) / ISO100 / WB Daylight

セキュリティソフトの見直し

これまで、家のPC環境のセキュリティソフトは、AVGのFree版→ウィルスバスター2008→ウィルスバスター2009→ウィルスバスター2010としてきたのだが、どうもウィルスバスターさんは自社の広告のPOPアップウィンドウを意図しないタイミングで出す。今日見たのはこんなウィンドウ。
VBpopup.png
いろいろ調べてもこのポップアップ広告の表示はウィルスバスターの仕様らしい。こういう五月蠅いソフトにいい加減うんざりしたので、ウィルスバスターは捨てることにする。 移行先候補なのだが・・・ どうすりゃいいんだろう。おすすめのものはないだろうか?
追記(2010年3月15日): 結局おすすめが多かったNOD32に傾き、ESET Smart Securityを選択することになった。動作は軽快で、今までの不満がほぼ無くなった感じである。

久しぶりに週末晴れたのでお出かけ

ここ2週間、それなりに寒くて、週末はどんより曇りもしくは雨という日々だったが、まあ杉花粉症持ちなので家で読書三昧の日々を過ごしていた。いろいろ試しておきたいことがあったので、先週金曜日にお休みを取った際に写真撮りたいなと思ったのであるが、久しぶりに出かけるといろんな道具を忘れて残念なことに。ぼちぼち撮影前確認リストとかいうものを作る必要がありそうなところ。
minatomirai_20100220_1.jpg
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 3.2 sec / ISO400 / WB Daylight / rise

学生時代の読書の思い出 - 訃報: 浅倉久志さん

東京創元社 ニュース&トピック SF翻訳家・浅倉久志先生 逝去

SF翻訳家・浅倉久志先生が、2月14日(日)午後7時、心不全で逝去されました。1930年3月29日生まれ。79歳でした。
ハヤカワ・オンライン 早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション:新着ニュース 浅倉久志氏、逝去。
翻訳家の浅倉久志氏が2月14日に逝去されました。79歳。
日本におけるSFの世界に大きな足跡を残された偉大な翻訳家の一人であったと思います。SFや科学啓蒙書という分野は伝統的に翻訳の比重の非常に高い分野で、浅倉久志氏の翻訳作品は(僕が呼んだ範囲では)どれも非常に高レベルな翻訳でありました。原書を読んでいる訳ではないので何ともいえないのですが、翻訳作品というものは半分は翻訳者の個性が反映された作品になってしまうものですが、日本のSFファンは優れた作品の優れた翻訳を読めて本当に幸せであったと思います。

コーヒーな機材

ここ数年学生時代から使っている主に電気製品を次々と処分している。(さすがに購入後15~20年経っているので使用頻度が少ない物ほどは危ないと思う。) 大きな家電製品はほぼ一斉に耐用年数が切れたあたりの10年目くらいで一斉に交換したのだが、小物だとなかなか処分されず、小さいものほど数回の引っ越しを生き延びてきたようである。

とはいうものの、比較的早い段階でコーヒーのオートドリッパーを処分してしまっていたので、しばらく家で気軽にコーヒーを飲めなくなっていた。一応コーヒー好きなせいか、インスタントはまったく買わないので、ここ数年は本当に家でコーヒーは飲まなかった。気軽じゃない方法は、やはり学生時代から使っているHarioのちょっとかっこいいペーパーフィルタのサイフォンがありまして、これでコーヒーを炒れる。このサイフォンは学生時代のバイトの初給料で購入したものなので、かれこれ20年ほどのつきあいになるが、洗って片付けるのがめんどくさくて、もう5年以上使っていない気がする。使っていないのは豆をサイフォン用にチューニングした手動ミルでぐりぐり挽くのがめんどくさいくせに挽いた豆を買ってこないのも問題かもしれない。
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そんなわけで普通のペーパーフィルタな道具を購入しても、使い切れないくらいのペーパーを買うことになるのが考えどころだし、以前持っていたような自動のドリッパーを買うのもちょっと躊躇してしまう。(毎朝朝食のために使うんだったら購入してもいいが、朝食家で食べないし・・・) コーヒーポットはあるので、ネルドリップで炒れることも出来そうだが、僕のずぼらな性格だとネルを数日でだめにしそうです。毎日炒れないかもという点でネルドリップはあり得ないだろう。そんなわけでペーパーのように気軽に扱えるペーパーレスのフィルタはどうであろうかということで、スターバックスコーヒー: コーヒー器具・いれ方の中段あたりに紹介されているステンレスドリッパーをスターバックスで購入してみた。これって下記のカフェテリアドリッパーのOEM物でしょうかね?
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ペーパーに吸収されてしまうコーヒーの油分も味わえるので、家で一人でコーヒーを楽しむ分にはベストな選択かなと思うが、上の製品だと1杯分しかいれられないので、いつも2杯以上炒れなければならない人は、同じような金メッキされたメンブレンなもので、ペーパーフィルタを広げたような以下のようなものがよさそうです。(使用後は中身を捨てて、水で流して洗うだけでおしまいですし。ちょっと高いですけどね。)
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あとペーパーやネルと異なって、コーヒーの微粉末がどうしても通り抜けてしまうので、その辺をどうするかな。購入してからふるいに通せばいいのかな。何かいい方法はないものか。
慣れれば均一な流量でお湯を注げますが結構難しいので、普通のやかんでお湯を注ぐよりもコーヒーポットで注いだ方が流量が一定で簡単です。我が家には普通のやかんがないので、生活上のお湯を沸かすことに関してはすべてコーヒーポットで代用している。(インスタントラーメンもコーヒーポットでお湯を入れている。なかなか風情があるのだ。)
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うちのはホーローなそんなに高くなかったポットですが、普通に火にかけると取っ手が熱くてもてないので、やっぱり通常の生活にやかんは必要と思う。下に示すような銅のポットもいいなあ。
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コーヒーは僕は自分でいいやと思う程度にはいれられるようなんですが、紅茶はいつまで経っても安定していれられません。単純に湯の温度の見切りが適当なんでしょうけど。(これもちゃんとポット買えばいいのはわかっているのだが、まあ紅茶はお店で飲めばいいか。
こういうものはちょっと楽しくなってくると、思わずコーヒーカップやティーカップを買ったりする羽目になるのでほどほどにする予定。(というものの、すでにマグカップを2個ほど買ってしまったが。)

2010年1月の書棚

しばらく書籍関係の記事を書いていなかったように思うのだが、引っ越しして以来車にお金がかからなくなったせいか、恐ろしく書籍代がかさむようになった。積読になっているものも多いが、そこそこ読んでいるもの、読むのにすごく時間がかかるものとまあいろいろである。ここ半年は科学書ブームなのだが、1月は特に数学書三昧である。まじめに勉強する気になりつつあるのである・・・

全部通読するのに半年は優にかかりそうな分量なのだが、追々に読みふける予定で購入したものが多い。漫画も結構買っているのだが、紹介しても詮無いので省略。小説とはもう1年くらい購入していない。読むものが多すぎて小説はかなり優先度を下げることにしている。
プログラミングHaskell
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Graham Hutton
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Real World Haskell—実戦で学ぶ関数型言語プログラミング
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Bryan O’Sullivan John Goerzen Don Stewart
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Haskellに関してはようやく手頃に読める本が出てきたかなあと言うことで、この2冊を購入。一応国内のHaskell関係の書籍は全部買っている勢いなのだが、読むならこの2冊のどちらかだろうな。さすがに処理系を手持ちの環境に突っ込まないとても出ないので、自宅のサーバにビルドしてしてインストールしてみた。そこで息切れ中・・・
プログラミング言語ものではもう1冊、Amazonで取り扱っていないようなので、リンクだけ。プログラミング言語AWKが復刊したので今度こそ押さえておくために購入。早速品切れになっているので、このタイミングで購入しておいて良かった。最近シェルスクリプトばかり書いているので、Perlよりももっとプリミティブな道具であるsedとかawkとかもさわるようになった。(だいたい置換したり文字列を取り出したりするだけにPerlだのRubyだのPythonだのいらんのだ。) 昔手元にあった気がするのだが、とっくの昔に散逸してしまったようで、欲しいと思ったときには絶版であった。そんなわけで復刊の報を聞き即購入。こういうのはすぐ読む本でもないので、手元に置いておくだけで有用である。この本は職場で必要なので、会社のデスク行き。
趣味で相対論
趣味で相対論
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広江 克彦
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昔から良く眺めていたWebサイトEMANの物理学の記事のうち相対性理論のページを加筆して出版されたもの。内容は厳密なのかという点は置いておいて、そのまえのリーマン幾何学やテンソル解析を思い出すための手慣らしには良いのだろうと言うことで購入してみた。一度はきちんと一般相対論を眺めておきたいので、他の本も併読しつつすすめていきたいところ。姉妹書に「趣味で物理学」もあるが、さすがに力学と電磁気学はいやになるほど演習を学生時代にやったのでこっちを読む価値は僕にはなさそう。
ヴィジュアル複素解析
ヴィジュアル複素解析
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T. ニーダム
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今月の目玉? 大学3年頃に狂ったように数学の勉強をしていた時期があるが、僕の関数論に関する知識や運用能力は基礎的なところの計算を追いかけるにとどまっている。(まあだいぶん積分計算で留数の定理を使わせていただきましたが。) 学生時代には式を計算で追いかけることでいっぱいいっぱいで、なんというかヴィジュアルなイメージを全然持っていなかった。で、発見した本がこれである。Visual Complex Analysis Home PageGoogle Booksで原書のサンプルを読むことができるので眺めてみたのだが、素晴らしいくらいに絵が満載である。なかなかイメージが沸かなかったので、ああなるほどと思うところが多い。そんな訳で翻訳書を購入。多価関数が多機能関数と翻訳されている他はあまり気にはならない。(多機能関数って何だ?と思ったので。) じっくり読んで理解を深めていきたい。
フラクタル幾何学
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ベノワ・B・マンデルブロ
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マンデルブロの「フラクタル幾何学」は、フラクタルの原典的な本だろうと思うのだが、もう何年も前から絶版状態だったようだ。学生のときに買い逃し、以前の会社では図書室で読めてたからいいやと思ってそれに甘んじていたのだが、さすがに購入しておいて良いだろうと言うことで適当に古書で購入。僕はグラフィックはやっていないので、フラクタル図形のCGはたまに壁紙にする程度だが、フラクタルな現象にはいろいろと興味があったり専門だったりしたので、関係ないことはないだろう。今読むと結構いろいろなことがすっと頭に入ってくるのはやはりバックボーンを積んだせいなのだろうか。これもじっくり読み進めていきたい。
岡潔—数学の詩人 (岩波新書)
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岡潔—日本の心 (人間の記録 (54))
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岡 潔
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ちょっとしたことで、日本が生んだ大数学者 岡 潔に興味を持ったので、購入してみた。新書の方は最近お世話になっている高橋 正仁さんの著作。恥ずかしながら日本にこんな独創的な大数学者がいたとは知らなかった。一気に読了。一応名前は知っていたが、どうも業績をあげた分野である多変数関数論という分野が日常的に縁がなかなかないので、業績は知らず名前しか知らない状態になっていた。1変数の関数論と異なって多変数にすると正則であるとかリーマン面とかに対応する概念が恐ろしく難しくなるようだ。(で、あまり縁がないのであろう。) 岡潔自身のエッセイ集も購入。文学的であって、論理的に頭に入ってくる文章が心地よい。少しずつ読んでいるところ。この本を読むと最近流行った「品格本」とかは投げ捨てたくなる。まあ比較しちゃいけないのかもしれない。
角の三等分 (ちくま学芸文庫)
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矢野 健太郎 一松 信
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一時矢野健太郎の読み物風の本はだいぶん読みあさったので読んだ記憶があるのだが、我が家の書棚には存在しない。どこで読んだんだろう・・・ 一応購入。ちょっと代数や幾何に戻ってくるには時間がかかりそうなので、いったん積読。
What Is Quantum Mechanics?: A Physics Adventure
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この本は学生時代に話題になっていた「量子力学の冒険」の英訳本。翻訳はJohn Nambuさんで、監修は南部陽一郎という親子の作品になっている。最近英語の読み物になれないとなあということで、科学書で内容が勉強できそうなものと言うことで購入してみた。日本語版もおもしろいと思ったが、やはりおもしろくユニークな存在であると思う。朝永量子力学の1巻(特にHeisenbergの量子力学の発見に至る道はこの本の追い方がおもしろいし、これを読むとHeisenbergの自伝もおもしろく読める)と併読して行くのが正しい読み方だと思うので、そうしていく予定。
無限解析のはじまり—わたしのオイラー (ちくま学芸文庫)
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高瀬 正仁
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dxとdyの解析学—オイラーに学ぶ
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レオンハルト・オイラーの「無限解析入門」を購入したのはだいぶん前であるが、副読本と言うことで購入。いずれも「無限解析入門」を翻訳された高橋 正仁さんの著作。前者の「無限解析のはじまり」は数論のところはまだ読んでいないのだが、負数や虚数の対数に関するライプニッツとベルヌーイの論争をあつかった箇所をじっくり読んだ。この論争を通じてオイラーは「対数関数の無限多価性」を発見し、複素関数論の扉を開いていったのかと感慨にふけることができるなかなかの読み物であった。(非常に丁寧に書かれているし。) オイラー自身はかの有名な「オイラーの式」に驚いたのではなく、ベルヌーイによって発見されていた虚数単位に対する虚数単位の対数の比が単位円の円周の1/4であるというベルヌーイの「美しい発見」が先に進むための拠り所だったというところが勉強になった。いろいろ抜けていた解析学のピースが多少埋まった気がする。

HDRで遊んでみる

たまに風景写真を撮りに出かける際に、HDR(HDRI, High Dynamic Range Imaging)で遊ぶかもしれないと思って、ほぼ必ず1カットは±1EVのAEBで撮影をしている。(気がついたときしかやっていないのだが。) 以前PhotoshopCS3(CS2/CS4でもできるが)で試してみたことがあるのだが、どうも今ひとつぴんとこなかった。おそらく合成後のTone Mappingをどうすればいいのか(Photoshopみたいにトーンカーブだけで良いんだっけ?)と言うあたりが引っかかっていた。今回ちょっと方向を変えて遊び始めた。

お掃除ロボット登場

花粉のアレルギー調査をしたときに、ハウスダストにも弱いアレルギーがあることがわかり、こまめに換気や掃除をしなければならなくなった。そんなわけで、加湿空気清浄機を購入したり、古くなったエアコンを空気清浄機付きエアコンに切り替えたり(これは省エネ効果の方も大きそうだ)していたのだが、根本的にはこまめに掃除することが重要なので、ここ1年くらいは週に1度は掃除をしようと時間を作っていた。確実に週末に時間が取れるわけではないので、ずぼらな僕にはこりゃ無理だという結論で、先の予告通りiRobot社のお掃除ロボットRoombaを購入してみた。

ARTISAN & ARTIST GDR-202

ここ1年間ほどPorterのブリーフケースを通勤用鞄使っているのだが、何も入れてない状態で1.3kgくらいあって比較的重たいにもかかわらず、あまり厚みがないので、ちょっと荷物が多めになってしまう場合にキャパオーバーになってしまうところが悩みの種だった。(ほかにもショルダーバッグではないので、ショルダーバッグ的に使うと変に折れ曲がって残念なことに。なかなか見た目かっこいいのに。) そのまえの鞄はGregoryNewミッションパックで、両者を必要に応じて使い分けていた。なんだかいろいろめんどくさくなったので、ちょうど中間の用途でいけそうな鞄を買い足してみた。

今回の選択は、A4ないしはB5のノートPCを入れることが可能で、バッグ単体で軽く、そこそこ容量があり、収納箇所が多いものをということで考えてみた。いろいろみていると、ARTISAN & ARTISTPM-091がなかなか良さそうだった。ただこのPM-091はメークアップアーティストさん用の鞄で、鞄の中から道具を取り出しやすいということを前提にデザインされているので、蓋がなく一般の用途にはちょっと使いにくいきがする。(実はこれを書いている時点ではなくても良いかもと思っているのだが。) あと現物を見ると深さが若干浅めで、幅があるかなあという感じ。
そんなわけで、鞄の厚みを考えると、似たような大きさのGDR-202を選択することになった。実はメインのカメラバックはGDR-213Cなので、使い勝手がよくわかっていることと、GDR-213Cを買うときに実は今回購入したサイズと同じサイズのGDR-212Cを検討したことはあるので、結局これに行き着くことになるのかと。カメラバッグと普通のトートバッグの違いであるが、GDR-202のほうにはストラップに肩当てがついてないこと、カメラ用の仕切りがないこと。逆にカメラバッグにないものとしてはボトルホルダーがついてこと。(おそらく化粧品の瓶などを入れるためにあるのだろう。) そんなわけで、適当に仕切りを買いたせば、当然カメラバックにも使い回せる。ただし通勤用という点で欲を言えばもう少し薄くてもいいな・・・やはりPM-091あたりにしておけば良かったかあ。もともとヘアメイクバッグのメーカーさんなので、丈夫で、いい感じにポケットが多くて使いやすいとは思う。まあいかんせん割高感は感じるけども。
いったん通常使用のためにストラップをGDR-213Cより移植。(ひょっとしたらストラップは変更するかも。) 鞄の外側についている4つのポケットはいずれもちょっと厚めの文庫本がぴったり入るサイズで、僕の使い方では、蓋が閉まるポケット2つには、よく使うICカード類(会社の入門証など)、あまり使わないICカード類・名刺入れなどを入れる。蓋が軽く閉まるポケットには携帯電話など、蓋がないポケットにはiPhoneと定期券を入れるといった使い回しになりそう。鞄の中の伸縮しないボトル入れには折りたたみ傘と筆入れ。伸縮するボトル入れにはタンブラーを入れている。あとの持ち物は読みかけの本とシステム手帳とEP-1とそのストロボというところか。多少買い物をしても十分鞄に入れ込めるので、なかなか収まりがよい。あと鞄全体の重量感はだいぶん軽くなった印象である。
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カメラバッグはヨドバシカメラで購入したので何とも色気のないヨドバシカメラの袋に入っていたが、今回は直接Artisan & Artistの商品を扱っている店で購入したので、こんな袋に入ってきた。
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袋の中身を取り出すとこんな袋に。思わず写真を撮ってみた。ちなみに販売をしていたお姉さんのユニフォームの背中にもロゴが入っていてなかなか渋いデザインだった。
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カメラバッグの上に重ねてみた。大きさの比較はこんな感じである。カメラバッグの方にはカメラ1台、スピードライト1台、72mm~77mm径のレンズが4本は入れられる大きさなので結構大きなバッグであるが、今回買ったほうにはおそらくカメラ1台、スピードライト1台、72mm~77mm径のレンズが2本程度収納できそうではある。