2003年06月03日 火曜日

闇が濃くなるのは、夜が明ける直前なればこそ

「闇が濃くなるのは、夜が明ける直前なればこそ」と言うのは、ちょっとした人なら言いそうな言葉であるが、僕は初出を知らない。僕が知っている限りでは、銀英伝でのアーレ・ハイネセンの言葉となっているのだが。なんだか教養のなさがばれるわね。最近経済系の著名な人も言っているので別な由来があるのかも知れないが、もし彼らが銀英伝読者ならほほえましいのである。
さて、今いろいろなことを進めているのだが、考えてみると今がちょうど夜明け前という気がしていて、そういえば今日のタイトルにした言葉が合う状況だと思ったのである。この先行きが見えないもやもやした感じや打破できなさそうな状況を突破するために、いろいろな闘いを続け、最終的にもし綺麗な朝日が見られるならば、頑張る価値はあるだろうと信じて歩くしかないのである。実は今日半休を取って、一つ賽を投げてきた。もう後ろを顧みる鬱屈した日々は終わった。あとは前に進むのみと思うのである。

2003年06月02日 月曜日

僕が宮城にいる理由

細い一本の糸と言う記事を書いたのは、もう1年ほど前の話か。「僕は宮城のなかでは外様な人なので、今、宮城県にいる理由を問われると、ここに_『会社があるから』_となるかなぁ。」というのはかなりの確信度を持って真実である。逆に他にいっさいの地縁はないのである。
お仕事以外の知人も増えてずいぶん楽しい生活ができるようになってきているが、こういう縁は今の仕事があるからつながっている縁であって、今の仕事が無くなっちゃったりしたら、ぷっつり消えてしまいそうなのである。(ここにいる理由が無くなっちゃうので。)
最近いろいろと思うところがあって、常に「一期一会」の気持ちで望むようになってきているのは、お仕事面における危機感がかなり強いということか。やっぱり丁寧に生きていこうと思う日々なのである。

2003年06月01日 日曜日

音楽に関するメモ

ずいぶん前のN響アワーのオープニングの曲のタイトルが分からなくて気になっていたのですが、昨日何となくNHK BS Digitalをみていて分かりました。_ベルリオーズ 「ローマの謝肉祭」_でした。(その前はエドガーの「威風堂々」でした。最近は真面目に見てないから知らない。) お気に入りの曲なのでそのうちCDを買わないと。

今日はCDの整理など

車の中でCDを聴いていると、ケースと中身の対応が崩れてしまって、_どうしても見つからないCD_が出現してしまう。そんな困ったことはよくあるのであるが、今回はFinal Fantasy 8のサントラの4枚目がかれこれ1年ほど行方知れずになっているので、探索に乗り出した。
このCDはよく考えたら、中盤のピアノソロがむちゃくちゃ格好良くてかなりお気に入りの曲だった「アルテミシアのテーマ」が入っているので久しぶりに聴きたくなったのが探索の理由。うちの書架には300枚以上CDがあるので、探すのは非常に大変。
今回の探索により、このCDはなぜかカルロス・クライバー指揮 ベートーベン 交響曲第5番のCDケースに、交響曲のCDに重なって入っていたのであるが、このつながりは思い出せるわけもない。記憶に頼ってはならないと言う好例であろう。(ちなみにカルロス・クライバーの「運命」は本当に素晴らしい演奏だと思うのだが、これは別の話。)
あと飯島 真理のベストCDのケースに、ポメリウムの中世の合唱曲が入っていたり、なかなか変な組み合わせを発見してしまって、はて? どうしてなんだろうと思わずにいられなかったのである。

2003年05月31日 土曜日

5月ももうお終い

今月は忙しかったのであっと言う間でした。仕事の方は毎週大きな問題(ほとんど人災とか天災としか言えない話)で忙殺され、仕込んだ実験も今回の地震でやり直しだし。(お仕事は1ヶ月単位で後ろにずれるのね。) ままならぬ話に弄ばれた一月でした。
そんな中での救いはkumanekoさんと撮影に出かけられたことだろうか。写真をまとめることが今できないのが厳しいのだけども。

ワレリー・ゲルギエフ / ショスタコービッチ「交響曲第7番 レニングラード」

何下に手にとってみたCDで、最近注目しているワレリー・ゲルギエフの新譜。キーロフ歌劇場管弦楽団・ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団による演奏である。
ショスタコービッチはマーラー・ブルックナーに比べると評価されていない作曲家だと思う。僕はマーラー以降の作曲家の中ではショスタコービッチが最も好きな作品が多い。20世紀音楽の中でも非常に聴きやすいとは思うが、実に暗くて屈折しているとは思いますね。その辺が受けないのかも。そのなかでも有名な作品である交響曲第5番と交響曲第10番は僕にとって鳥肌が立つような曲である。(僕は5番はバーンスタイン、10番はカラヤンの演奏にすっかりはまっているのだが。) まぁ旧ソ連の音楽で生き残る唯一の作家であろうと思う。(でも結局ショスタコービッチも反体制派なんだよねぇ。)
第7番の「レニングラード」はレニングラード(現在のサンクト・ペテルブルク)がナチス・ドイツに攻められていた1941年の7月に作曲が開始され、12月に書き上がった曲で、演奏に必要な編成は非常に巨大(今回の録音でも2つの管弦楽団を使用している)で、曲の内容も非常に巨大。第1楽章のドイツが攻め込んでくる行進曲を聴いていると今回の演奏もまた圧巻なのである。
しばらくどの演奏を買おうか悩んでいるうちにすっかり忘れてしまっていたのであるが、今回ゲルギエフの演奏を買えたのは良かったかも知れない。おすすめの一枚であることには違いない。

2003年05月30日 金曜日

Lowepro Stealth Reporter 650AW 素晴らしい!

3月21日に発注したカメラバッグLowepro Stealth Reporter 650AW(日本語カタログ)がようやく入手できた。
入荷がこんなに遅くなったのは、輸入代理店の回答では「イラク戦争でLoweproにハードケースの注文が多かったことと中国で生産しているためSARSで工場の生産が落ちているため」とのことだった。何とも時事ニュースに翻弄された話なのである。
で、感触であるが、25日に撮影に出かけたときのアイテムを入れてみた。こんな感じ。

  • EOS 10D + BG-ED3 + EF 70-200mm F2.8L USM
  • EF 50mm F1.4 USM
  • EF 85mm F1.2L
  • EF 17-35mm F2.8L
  • Speedlight 550EX
  • Vaio Note C1 VR/BP
  • 各種説明書・各種小物・CFカード・充電器・ACアダプタ…
    こういう装備で前の鞄には入らなかったしまず重すぎてもてない感じだったが、このバッグだといい感じの重量バランス、ストラップのクッションが良い感じで長時間持ち歩けそうである。もっともレンズはこれより少ないのが常だし、ノートPCを持ち歩くかどうかはよく分からないが、ポートレート撮影のような機材を絞りきれない撮影の場合には重宝しそうである。少なくともこのバッグだと_まっすぐ歩けそう_である。
    デザインはカメラバッグに見えないところが良いところで、機材はふたについているファスナーを開けるとすぐに取り出せて撮影に入れます。この辺がジャーナリスト向けなデザインであろうと思う。便利な物は便利と言うことで、活用したい。あと、このバッグでこの積載量なのに_前のバッグより小さくまとまる_。不思議な話だが本当である。実に秀逸であると思う。もうちょっと小さな物も買って完全にこれ一本にしようかな。

「天空のエスカフローネ」 DVD

上海に出張に行っていた同僚のN氏におみやげとしていただいた。(まぁN氏には、EOS 10Dやら「ジラートの幻影」やらの密輸(!)^h^h^h^h^h送付の段取りを行ってあげたので、これくらいのおみやげがあっても良かろう。) リージョンが心配だったが、問題なく視聴可能で、3枚組全24話分楽しめそうだ。(結局3枚目は帰ってすぐ見ちゃったのね。) 久しぶりに堪能できて満足である。

2003年05月29日 木曜日

今日は一日中データ解析に励む

今日は地震のあとに収集した装置のデータ解析に励んだ1日だった。(正確には昨日の夜からやっているのだが。) 地震のようなクリティカルな状況に追い込まれると、通常の解析手法に付加価値を付けてよりやりたかった解析の手法を思いつくのだから、追い込まれると結構いろいろできるものだと思ったわけだが、さすがに定常作業でやるのは大変だから、プログラムを書かなきゃなぁ。(まぁ実験の方法ももっと精緻化しなければならないから、いろいろ仕事が発生しそうだけど、そういう仕事は僕にとって苦ではないのです。)
でもさすがに寝てないとき以外はExcelの画面を眺めっぱなしだったから、さすがに疲れた。家に帰って日記を書いているときも画面を眺めているわけだから、_もっと休んでおけ_といろんな人に言われそうだなぁ。(メールも何通も書いているしね。)

2003年05月28日 水曜日

努力してもどうにもならないこと

最近人間努力してもどうにもならないことばかりな話ばかりな気がしてならない。ほんの何年か前までは僕は超楽観主義者で_努力すれば必ず良い方に事態が進む_と信じてひたむきだったのだが、とある失恋をした2年くらい前からどうも空回りしている気がする。それは仕事にしてもプライベートな話にしてもそうである。
例えばそのときの話をすると、ある女性を好きになって、彼女と話がようやくできるようになって親しくなったときに、その彼女が僕を一人の恋愛の対象としての男性としてみられていないということが分かってしまった。遠くにいた人だったので、滅多に話もできなかったし、ましてや直接あうこともなかなかできなかったのもあって、悔しいかな諦めざるを得なかった。(やっぱり縁がなかったのかも知れないが。)
そのときに思ったのは、僕がひたむきに努力すれば、_優しい人_や_良い人_にはなれるのかも知れないが、どんなに頑張っても残念ながら_彼女の一番_にはなれないことが必ずあると言うことだった。人の心は本当に難しい。それから悔しく夜も眠れぬ想いを何度もしたが、やはり好きにならない一人でいる努力をするしかないのかなぁ。最近またふとそう思うのである。
そういえば、去年の父の葬式で彼女に会ったのであるが、今は結婚してしまって今は幸せに暮らしている。僕はこれはこれで良かったのだと思う。たまに彼女がここを見に来てくれていることは知っていて、それでも引き合いに出してしまったのは済まないかなと思うのであるが、ようやくこういう話を日記に書けるまで、僕の中でかみ砕けるようになったと思うのである。あと最近ちょっと似たような話があって、ほろ苦い思い出を思い出してしまい恥ずかしながら、話を書く気になった訳だ。今にして思うと今の僕を形作る一つの事件だったのかなと思うのである。ぼちぼち埒もあかなくなってきているので、最近いろいろ考えるところがでてきて、今年は良い方向に持っていくためのもがき苦しむ我慢の年だと思っている。なんとしても良い方向にもって行かないと、僕が僕を維持できなくなってしまって、壊れていくような気がしている。
あとやっぱり努力しさえすればなんとかなるものはやっぱりあって、それは頑張ればいいわけだ。精神的には全然難しくないと信じている。これは今も変わらない。ただすべての事象に当てはまらないと言うことが分かっただけだ。例えば、僕がこの年で博士号を取得したいと思えば、今の仕事で社会人ドクターの道はあり得ないので、多少無理があるかも知れないし、修了後の職がないだろうが、今の仕事を辞めて博士後期課程に進学して、一生懸命研究に励めば、おそらく博士号はとれると思うのである。努力して何とかなる物は気が楽で何とかできるように努力するのだが、自分の範疇を越えている事象は本当に難しい。

2003年05月27日 火曜日

案の定…

会社の方は大変な状況になっていました。今月に入ってから深刻なトラブルが多く、ほとんど毎週立ち上げ作業を行っている気がするのだが、今回のは本当にしんどいトラブルになりそうだ。とりあえず自分が担当している装置(計測器関連だが)は問題なさそう。問題は別の大きな物だなぁ。
それにしても毎週立ち上げ作業というしんどい作業が続くと体力的にも精神的にももう持たない。

2003年05月26日 月曜日

地震

今日は所用でつくばに来ていたのだが、地震があったときは常磐道を北に突っ走っていました。地震の揺れは車に乗っていたせいか全く気づかず、サービスエリアで_「古川で震度5強」_と言うことを知って気が気で無くなりました。それから半ば動転した状態で限界の精神状態で、磐越道、東北道と走ったのですが、郡山付近のオービスが光った気がしています。注意していたけどそれどころではなかった。
被害ですが、私の家付近では特に何もなく。部屋の中の写真立てが落ちていた(割れて無くてよかった。)のと、立てかけていたテーブルが倒れている程度でした。あと台の上に立てて置いていたサンニッパとマクロレンズは転がり落ちることもなく、_なんと無事_でした。(どっちも床に落ちていたら被害総額は… 考えたくありませんし、写真を撮る気を喪失していたかも知れません。)
と言うことで、とりあえず無事なんですが、もしスピード違反の請求が来たらそれが今回の僕の被害です。あと会社の方は現状ではまったく分かりません。たぶん壮絶なことになっているでしょう。

2003年05月25日 日曜日

今日はkumanekoさんを撮影

今日は2002年11月17日の撮影に続いて、kumanekoさんと2回目の撮影に出かけました。今回は前回と全く同じ場所で季節が秋の紅葉から春(初夏)の新緑に変わったところで、写真を撮りに行ってみましょうと言うことで、那須高原まで出かけてきました。
秋の紅葉が綺麗なところは新緑も綺麗と言うことで新緑が眩しいくらいなのですが、秋と違って草に覆われて入れないところが多く全く同じ写真を撮ることはできなかったのですが、撮れないなりに新緑を生かした綺麗な写真を撮れたかと思います。
写真を撮っていていつも思うのですが、kumanekoさんは本当に可愛い方で、笑顔も凄く自然で、素敵だなぁと思うのです。撮影をしながら話をしていても楽しいですし。こういう感じに写真を撮れると僕も日頃の精神的な疲れが癒されるようで、久しぶりに楽しいひとときでした。しばらく彼女を撮り続けたいと思っているので、梅雨明けに、真夏の写真を一緒に撮りにでかけられる機会を作りたいと思っています。
今回反省点をあげるとすれば、写真を見ると那須で撮影した写真になってないんですよね。(涙) 確かに秋と同じ場所なんですが、それが分かるのは僕とkumanekoさんだけという… 今度はどこか建物を使った撮影ができるといいなぁと思っています。(こっちの方が難しいけども。)
日が暮れたあともいろいろとチャレンジしてみたので、今回はあまり見かけない雰囲気の写真が撮れたような気がします。ずいぶん遅くまでつきあわせちゃいました。どうもありがとうなのです。またご一緒しましょう。
kumanekoさん その1kumanekoさん その2kumanekoさん その3kumanekoさん その4kumanekoさん その5kumanekoさん その6kumanekoさん その7
あと今回の写真から日記に掲載する写真も撮影データを掲載しないことにしました。(めんどくさいのと僕自身はどう撮ったか覚えてますので。) 今回はEOS 10DとEOS-3(RAPを使用)を持っていきましたが、途中からすべて10Dで撮影しています。ここに載せた写真はEOS 10Dを使ったのですが、ほぼ満足行く仕上がりかなと思います。(まぁポジはポジで良いんですけど、フィルムスキャナーが壊れちゃったので、ポジで撮った写真は僕とkumanekoさんしかみれないかなぁ。)