EOS 10D

2003年11月14日 金曜日

EF 24mm F1.4Lで星空写真

先日購入したEF 24mm F1.4Lであるが、本来の購入目的である星空写真の撮影を試みてみた。撮影地は前回と同じで松山町のコスモス園である。レンズの性能を理解するために、星が一面に見えるカシオペア座近傍を撮影してみる。
カシオペア座近傍
EOS 10D / EF 24mm F1.4L (マニュアル露出 絞り:F2.0, シャッター速度 15秒 / WB: daylight / ISO 1600
コマ収差は非常に小さいが、像高が高くなるにつれて若干コマが目立つかな。かなり良く補正されていると考えてよさそう。使いこなさねば。もうちょっと空が暗い撮影地も探さないとならないのかな… (すでに月が出ていたし。結構難しいなぁ。) それにしても天の川はうっすらと写っており、系外銀河も写っているじゃないですか。素晴らしすぎです。

2003年11月02日 日曜日

EF 24mm F1.4L USM

昨日注文したEF 24mm F1.4L USMが今日届いていたので早速評価。外観上の傷はほとんど無く、レンズも綺麗と言うことで、なかなか良さそうな感じ。(残念ながらフードが欠品していたので、その分は値引きしてもらった。) で、早速試写してみる。広角の単焦点レンズにもかかわらず、この重さ(650g)はいったいなんだろう。大きさは大口径広角ズームのEF 17-35mm F2.8L USM)と同じ外径でちょっと短いが、このレンズよりちょっと重い。(いかにもスペックが_狂っているレンズ_である。)
EOS-3に付けてみる
こうやってEOS-3に付けてみるとその大きさが理解できる物と思う。EOS-3自身がそれなりに大きなカメラなので、結構大きなレンズだと思うが、重量バランス的にはEOS-3やバッテリーグリップ付きのEOS 10Dに付けるとそんなに違和感はない。
ということで、家の裏手の方のコスモスを絞り開放で試写してみる。
コスモス
EOS 10D / EF 24mm F1.4L (絞り優先AE 絞り:F1.4, シャッター速度 1/4000秒 / WB: daylight / ISO 100
広角レンズで、この背景のボケ具合はいったいなんだろう。結構寄って撮影をしているのはあるが、自然なボケ具合でなかなか素晴らしい。ピントは普通の撮影(ポートレートとかスナップ写真とか)で使う分には、おそらくあまり気にしなくてもよさそうな程度の深さはあるので、使いこなしはEF 85mm F1.2Lあたりと比べると、神経質にならなくても良いのではないかと思う。どちらかというと画角が広がった分の絵の作り方が難しいような気がするが、背景が適当にぼけてくれると思うので、ちょっと使ってみてから判断となるだろうか。
ということで、購入と相成った。こういう機会もなかなかないのであるが… これに気を良くして車のローンが終わったあとの冬の間にEF 35mm F1.4L USMも買っちゃいそうで恐ろしい…

2003年10月30日 木曜日

お出かけ

今日は用事があったので会社を休んで早朝からちょっと遠出。移動だけでぐったり疲れた。電車の中で昨日買ったハリポタは半分くらい読んだのだが、朝早くからの移動だったので、移動中の半分くらいはやっぱり眠ってしまった。

お休みだけど出勤

今日は出先で会社から電話があって、「仕事があるので夜20時くらいに出社して欲しい」とのこと、現在試作中の製品の対応のようだ。緻密に動きを予想して、今日対応が回ってこないことを確認して休みを取ったのに、出社するはめになるとは…
以前よりこの手のお仕事は「必要性を十分説明していただければ、最優先で仕事をする」と公言していて、昨年の夏からプライベートな用事もだいぶん犠牲にしているのであるが、話を聞けば「おがわは何で休んでいるのか」とか「何故技術で対応しなければならないのか」とか、いろいろとえげつないあおりがあったようで、段取りや対処をしていただいたみなさまには大変ご迷惑をおかけしてしまった。(僕にこういう話をしないで気を遣ってくれたのもありがたいのであるが、結局何故か知ってしまったのですよね。) なぜ対処が必要かは説明し尽くしているのであるが、この言われようは非常に遺憾である。こうやって僕のモチベーションはうち砕かれるのである。
ちなみに今年のクリスマスや正月もこのお仕事(違う製品だが)でつぶれる予定。早くいっぱんじんになりたい。

2003年10月06日 月曜日

月と火星

先月はいい感じに見かけ上近づいて見えたが、今月はちょっと離れすぎという感じがする。やっぱり先月撮り逃したのは非常に痛い。まぁ気を取り直して、撮影してみる。いろいろ条件出しを行ったところ、今日の月齢で月が露出オーバーにならず、手持ちで撮影可能という線では、ISO400で絞りF4・シャッター速度 1/1000〜1/1500というあたりであった。まぁこんなもんでしょうか。
月と火星
EOS 10D / EF 300mm F2.8L (マニュアル 絞り F4 シャッター速度 1/1500) / WB: daylight / ISO 400

2003年09月21日 日曜日

今日の夕映え

今日はお休みだったのですが、雨だったので家で片付けをしながら物書きばかりという一日でした。夕方にふと窓を見るとブラインドが赤く輝いているので、びっくりして開けてみました。(うちの窓は西向きでばっちり西日が入るので、ブラインドは通年閉めています。)
ブラインドを開けて見た景色は、下の写真のように見事な夕映えでした。今日はどんよりと分厚い雨雲に覆われていたので、こんな景色になるはずはないのになぁと思ったのですが、日が沈む頃に雲の下側が夕日で照らされて空一面見事な朱色になったのです。一瞬の煌めきでした。
今日の夕映え
EOS 10D / EF 17-35mm F2.8L (絞り優先 AE 開放 (シャッター速度 1/60) 露出補正無し) / WB: daylight / ISO 100

2003年09月16日 火曜日

秋桜 2003 その1

今日も晴れだなぁと思って今日は様子見に松山町のコスモス園に出かけてみる。さて出かけようかなと思ったときにはどんより曇りで、げんなりとするが一応様子見と言うことで。
花の咲き具合はまだ2分咲きぐらい。場所によってはきれいに咲いているところもあるから来週あたりは結構良いかも知れない。今年は冷夏のせいで生育が悪いせいか、背丈はあまり無く結構見やすいし写真も撮りやすい。女の子連れで出かけたら、良い感じにコスモスに囲まれた絵が撮れると思うので、出来る人はチャレンジしてみると良いかも。
ということで、曇っていていまいち色乗りがなぁと思っていたが、レタッチすると嘘っぽい絵になったので掲載してみる。
コスモス
EOS 10D / EF 100mm F2.8 Macro (絞り優先AE 開放 (シャッター速度1/125, 露出補正なし) / WB: daylight / ISO 100
コスモス
EOS 10D / EF 100mm F2.8 Macro (絞り優先AE 開放 (シャッター速度1/250, 露出補正なし) / WB: daylight / ISO 100
コスモス
EOS 10D / EF 100mm F2.8 Macro (絞り優先AE 開放 (シャッター速度1/180, 露出補正なし) / WB: daylight / ISO 100

2003年09月15日 月曜日

今日はお休みで天気も良くて気持ちいい…

こんな休みは本当に久しぶりだ。8月10日以来では無かろうか? 日付まで思い出せるところに今年の異常さを感じる。天気もいいので久しぶりに洗車してきました。水垢も除去したのでかなり美しく惚れ惚れしちゃいそうな感じに仕上がってます。あと部屋の掃除をして、洗濯をして… これでも半日で終わっちゃうんですが、あと2日は何をしようか…

阪神優勝ですか

僕は阪神ファンでも野球ファンでもないが、実にめでたい。僕の期待は_めでたさに便乗した各種セールに期待_なのだ。

2003年08月20日 水曜日

キヤノンやるなぁ

EOS KISS Digital発表ですか。いつか来ると思っていたが、予想価格(本体のみ12万円くらい?と言う噂)となるほどと思う見切ったスペックで_かなり良いかも_知れないと思ったのだが、それ以前にこの製品は、2重の意味でキヤノンの戦略製品というか、もっと大きくてレンズ交換できる1眼レフデジカメの今後を占う製品と見た。キヤノンは市場を独占するための勝負に出たと思われる。僕の考えはこんなところ。

  1. 他社動向
    PENTAXの場合
    秋発売のデジカメistDはベースカメラのistがKISSとの競合製品だから、istD自身がKISS Digitalの競合製品となると考えてよさそう。ただ20万円前後という価格設定から価格差が約7万円。価格差だけで記録媒体とレンズを買っておつりが来そうなこの価格差は、この手のカメラを買うユーザ層を考えると非常に大きいと思われる。Pentaxのレンズをもっていない人に売り込むのはかなり厳しかろう。
    Olympusの場合
    FourThirdsのE-1を秋に出荷としているが、スペックが違うとはいえ、すべての購入者にレンズへの投資も必要とする。価格帯はist
    Dと同じくらいだから、ここにも食い込む結果となるかもしれない。どう出るかはラインナップ次第か?
    Fujifilmの場合
    レンズ交換可能なカメラボディ自身を作っていないので、ここまでのコストダウンは厳しいと思われる。ハイエンドのデジカメと競合する結果となるのだろうか… CCD供給メーカーとして協業を考えると面白いと思うのだが…(Kodakも同じか。)
    ミノルタの場合
    銀塩のEOS KISSと競合しているのは、おそらくミノルタのα-Sweetと思われるが、今のところミノルタのデジカメの開発路線が見えない。ただコニカとの合併はひょっとしたらひょっとするかも。と言うことで期待。ただ潜在的なユーザーを随分キヤノンに取られてからの闘いになるだろうから、今のSweet VS KISSのような闘いをするまで何年かかかるだろう。
    Nikonの場合
    ニコンは伝統的にコンシューマへの売り込み方がうまくない。Nikon-Uのデジタル版を出せるのであればおもしろくなってくると思うが、銀塩での状況を見ているとどうなんだろう…
  2. 価格帯
    この製品は明らかにハイエンドコンシューマ機と価格帯・性能がだぶる。キヤノンのマーケティング担当者はその辺を考え抜いて出してきていると思うのだが、もしこの機種が思っているほど売れなければ、KISS-Dのような商品は時期尚早もしくはターゲットユーザーが不在ということになるかもしれない。たしかに13万円前後というのはデジカメとしてはかなり安く持ってきた感が強いが、一般的には十分高い。フィルム台を考えれば気が遠くなるくらい安いのだが、想定購入層(おそらくEOS KISSとおなじだろう)の金銭感覚を考慮すると、購入時にランニングコストを考えて買うユーザーは少ないと思うし、銀塩KISSが5万円くらいで売れているというのを考えると、厳しいのかも知れないと思ったりするわけだ。
    EOS 10DとKISS-Dの価格戦略から見て、明らかにキヤノンは今年を_デジタルカメラ普及化・銀塩からの置き換えの初年度_として、猛烈な攻勢に出てきたと考えるべきで、敵がほとんど不在の状態で闘いを繰り広げ、シェアの拡大(ひょっとしたらアマチュアレベルの独占)を狙っているのではないか。プリンタ事業の連動も出来るだろうから、寒剤メーカも巻き込んだ展開で写真業界全体の再編につながるかも知れない。無責任にウォッチしているとなかなか興味はつきない。
    次の動きはNikon D2H発売前あたりに_35mm版フルサイズのEOS-1D後継機_を発表してきたら、かなり面白くなってくるかな。(当然画素数を上げて、感度を上げつつ、連射性能は銀塩の1Vと同じというスペックで、50万円を切って出して来るなら壮絶に面白いかも。) ちなみに、僕はKISS Digitalは買いません。
    個人的には、このレベルの600万画素機はだいたいそうですが、JPEG/Fineで撮影すると3M/枚くらいの容量を要するので、PCにも保存媒体にもそれなりの投資が必要という話はある。1GBくらいのCFの価格が下がることに大きく期待をしよう。

2003年08月04日 月曜日

EOS 10D 長時間露出テスト

EOS D30の際にもテストをしたが、キヤノンのEOS Dxx系列のデジタルカメラは30秒程度の露出でもあまりノイズを感じなかった。EOS 10Dではどうかと言うことで、レンズを付けずにボディキャプをして30秒露出してみた。今回もほぼ以下の条件でテストを実施。

  1. レンズをつけずマウントにはマウントキャップをしたままとする。
  2. 露出はManual。露光時間はカウンターを目読み。(今回はManualで30秒とした。)
  3. 画像はJPEG Fineモードで撮影し、中心部の600x400の部分をトリミング。
  4. 感度はISO100。WBは関係なかろうと思うがDaylightに設定。
    EOS D30との画像を比較してみる。EOS D30のノイズリダクション無しのモードは結構派手なノイズがのっていたので、比較の対象から外し、ノイズリダクションモードの画像との比較をしてみよう。EOS D30ではそれなりにノイズがあるのが分かるが、EOS 10Dでは判別不能なレベルでほとんどノイズが目立たないある。ちょっと次元が異なる感じである。ただしEOS 10Dの画像をレベル補正するとただの真っ黒な画像でないことが分かる。ただその程度のノイズしか乗っていないと言う結果であって素晴らしい進化であると考えて良い。まぁ実用領域では全く問題ないレベルでしょう。
    EOS 10D (シャッター速度: 30秒)
    EOS 10D
    EOS D30 ノイズリダクションあり (bulb 露出時間: 32秒)
    EOS D30 ノイズリダクションあり
    ちなみにこれ以上の長時間露出実験は待つ時間ばっかり長いので、3分程度なら実写テストの方が早いと言うことで、そのうち実写してみることにしましょう。基本的には明るいレンズしかないので、低感度で絞り開放付近で星空を撮っても、露出時間は1分程度で十分な結果が出るはずだが…
    広瀬さんの日記での花火の記事を見て、花火の季節だなぁと思い立ってのテストと言うことでした。この手のノイズ対策はコンパクトなカメラでも、うちにあるようなごついカメラでも長時間露出をすると撮像素子が熱を持ってノイズになるので、連続撮影をしないで、電源を切って数分間放置するというのが正しい対処らしいのだが、それだとシャッターチャンスを逃しちゃうところが非常に悩ましい。

2003年05月30日 金曜日

Lowepro Stealth Reporter 650AW 素晴らしい!

3月21日に発注したカメラバッグLowepro Stealth Reporter 650AW(日本語カタログ)がようやく入手できた。
入荷がこんなに遅くなったのは、輸入代理店の回答では「イラク戦争でLoweproにハードケースの注文が多かったことと中国で生産しているためSARSで工場の生産が落ちているため」とのことだった。何とも時事ニュースに翻弄された話なのである。
で、感触であるが、25日に撮影に出かけたときのアイテムを入れてみた。こんな感じ。

  • EOS 10D + BG-ED3 + EF 70-200mm F2.8L USM
  • EF 50mm F1.4 USM
  • EF 85mm F1.2L
  • EF 17-35mm F2.8L
  • Speedlight 550EX
  • Vaio Note C1 VR/BP
  • 各種説明書・各種小物・CFカード・充電器・ACアダプタ…
    こういう装備で前の鞄には入らなかったしまず重すぎてもてない感じだったが、このバッグだといい感じの重量バランス、ストラップのクッションが良い感じで長時間持ち歩けそうである。もっともレンズはこれより少ないのが常だし、ノートPCを持ち歩くかどうかはよく分からないが、ポートレート撮影のような機材を絞りきれない撮影の場合には重宝しそうである。少なくともこのバッグだと_まっすぐ歩けそう_である。
    デザインはカメラバッグに見えないところが良いところで、機材はふたについているファスナーを開けるとすぐに取り出せて撮影に入れます。この辺がジャーナリスト向けなデザインであろうと思う。便利な物は便利と言うことで、活用したい。あと、このバッグでこの積載量なのに_前のバッグより小さくまとまる_。不思議な話だが本当である。実に秀逸であると思う。もうちょっと小さな物も買って完全にこれ一本にしようかな。

「天空のエスカフローネ」 DVD

上海に出張に行っていた同僚のN氏におみやげとしていただいた。(まぁN氏には、EOS 10Dやら「ジラートの幻影」やらの密輸(!)^h^h^h^h^h送付の段取りを行ってあげたので、これくらいのおみやげがあっても良かろう。) リージョンが心配だったが、問題なく視聴可能で、3枚組全24話分楽しめそうだ。(結局3枚目は帰ってすぐ見ちゃったのね。) 久しぶりに堪能できて満足である。