Equipment

現在の撮影機材

現在の撮影機材の紹介と簡単な機材評をまとめておく。
手持ちの道具の性能のレベルが格段に上がってしまったため、写真の出来をカメラのせいにできなくなったが、なんとか絵作りに生かしていきたいと思うので、がんがん使い込んでいきたい。

Body

メインのEOS 5D MarkIIIは近日中に変わる予定。次は・・・わかりますね? a7Rはスナップ写真というか、気楽にお出かけしたいときの機材。

EOS 5D MarkIII

α7R

EF Lens

最初に買ったカメラがCanonだったからEFマウント固定なのだが、諸般の理由があってたとえばFマウントには動けない。というのが従来のスタンスであったが、TS-E 17mm F4LとTS-E 24mm F3.5L II、MP-E 65mm F2.8 Macro PhotoといったCanonにしかないレンズを所有するという末期症状・・・と思っていたら、TS-E 17mm F4LとMP-E 65mm F2.8 Macro Photoはラインナップから外れ・・・EF 11-24mm F4LやEF 200mm F2Lに手を出してしまい、さらにEFマウントから離れることはあり得なくなった。いろいろ思うところはあって、かなり広角レンズを買い換えてきたが、最終的なレンズにたどり着いた感があり完全に落ち着いた感はある。もはやEFレンズは減ることはあっても、もうこれでいいんじゃないか?

過去の撮影機材

過去使用していた撮影機材の紹介と簡単な機材評をまとめておく。基本的にはこのページは追記していくだけの方針で書くこととする。
過去の手持ち機材はおおむねフィルム時代の物、昔使っていたボディがメインであるが、ボディの変遷と共に使用頻度が変わって、見切った物が多い。先を見据えた買い物はなかなかできないが、EOS 5D使用開始以来135フォーマットに完全に回帰したので、現状のボディに合わせた買い物をしていると確信している。まあこれとて幻想なのかもしれないが。過去の機材に思いをはせて、昔の描写を懐かしみつつ・・・ 今の写真をきちんと撮っていきたい。

CP+ 2011にて

2月12日にパシフィコ横浜で開催された写真関連の展示会 CP+2011を見てきた。いろいろと気になったものを買い物リストに入れておこうと思う。最近はカメラもレンズも一通り満足がいく物が手元にそろってしまい、直接撮影するための機材に対する興味が無くなってきた。そのため興味が自然と出力側もしくは直接撮影することの方に向いているので、カメラメーカーはほとんど見てこなかった。(シグマの85mm F1.4はなかなか良いと思ったが、手持ちの85mm F1.2と置き換えるような物でもないので、たぶん買わないでしょう。)

冬の大三角

この週末はお仕事仲間で3年ほど続けている星を観る会の観望会+忘年会に愛知県豊田市の山奥の方に行ってきた。金曜日まで天気が悪かったので、観望会が抜けてただのお泊まり飲み会になってしまうかもという心配があったが、日没あたりからだんだんと晴れてきて薄明が終わることにはほぼ快晴という絶好の星見日和となった。これまでの観望会でなかなかなかったよい天気だった。
WinterTriangle_091212_1s.jpg
EOS 5D MarkII / EF 24mm F1.4L II / バルブ F2.8 / シャッター速度 90 sec / ISO800 / Kenko Softon A / ST6で2枚加算平均コンポジット

オートフォーカスのずれを見てみる

最後に手持ちのレンズのAF調整を行ったのは、まだEOS-1D MarkIIとEOS 5Dを併用していた頃で、当時の手持ちレンズの半数は入れ替わってしまったこと、1Ds MarkIIでは比較的新しいレンズで、わりとピントを外した写真を量産していた気がする。ただ保証の切れたボディとレンズのAF調整料金があわせると気が遠くなる金額を請求されるので、ちょっと絞り気味に撮影することが多かった。
EOS 5D MarkIIに切り替わったことで、AFアジャストができるようになったので、手持ちの標準レンズより望遠側のAFのずれを検証してみることとした。

ティルトの練習

TS-E 45mm F2.8も導入したので、マクロっぽくテーブルフォトを撮るために、ティルトの練習を。三脚+自由雲台でやってみたが、このような被写体の場合はやっぱり雲台は3-Wayな物の方が使いやすいと思うので、雲台選びと三脚も使い勝手が悪いので検討したいところだな。
ということで、逆ティルトだけだと芸がないので、普通のティルトの練習。これまでの経験で露出はノーマルな状態の時にはかって露出値を覚えて、マニュアル露出でその値に設定する。(そのままだと露出が足りなくなる。)

大刷新

昨年秋よりちょっと都会に引っ越したこともあり、車のない生活になった。車好きというべきか、純粋なスポーツカー好きでドライブすることが趣味であったが、昨年秋の転勤によりすっぱり車を手放した。かれこれもう1年になるが、そんなに大きな不満や不便さを感じたことはない。
その波及効果は遅れてやってくるようで、今月になってようやくメスを入れ始めたのだが・・・ 代わり始めると恐ろしいもので、これまでにない勢いで変わっていくのである。ということで、最近のエントリで取り上げているカメラ機材の抜本的な見直しに関し、この週末にようやく収斂したので、一気に紹介する。
5D2_FirstLight.jpg
EOS 5D MarkII / EF 100mm F2.8 Macro / 絞り優先AE F2.8 +0.3EV (シャッター速度 1/8 sec) / ISO100 / WB: 太陽光
いつものFirst Lightに使用している被写体のビードロ。この写真では分からないが、等倍で見るとがっちり自分が写り込んでいる姿を見ることができる。こういう風に見えるのは初めてかもしれない。

重さに負けた・・・

先日の北海道への旅行では、後輩の結婚式と言うことで明るいレンズ(35mmと50mmと85mmと大口径超広角ズーム)を持って行った。撮影自体は今回はあまり気張って撮影と言うよりは結構パーティを楽しみながら撮影したので、特に過不足ない機材だった。ただ宿泊先から駅まで、駅から空港まで、空港から家まで、公共交通機関を乗り継ぎ、歩き回ると10kg程度になる荷物の運搬がしんどく感ずる。よく考えるとうちの機材というのは車での移動が前提となっているのである。

ぬか喜び

先日ヨドバシカメラで、TAMRON SP AF 60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1 [Model G005]新発売というポスターを見かけた。実際のところEOSを使っていて標準マクロレンズには若干の不満があるので、特に何もせず等倍まで撮影可能で開放F値は2の明るい標準マクロレンズが発売、しかもマクロで定評のあるTAMRONさんから。全くマークもしてなかったレンズだけに、あったら即購入というところにまで期待がふくれあがった。

EFマウント版も在庫があると言うことで思わず買いかけたのだが、よく見るとこのレンズはデジタル用ですという但し書きが・・・
デジタル用とはなんぞやと一瞬考えたわけであるが、これはAPS-Cサイズの撮像素子を持っているデジカメ用かと思い至り、一瞬垣間見た天国への道はなく、天上から垂れてきた蜘蛛の糸がぷっつり切れるところを見たというわけである。
実際のところ、撮影倍率が1/2倍まではEF 50mm F2.5 Macroで十分良いし、ワーキングディスタンスの関係で滅多にないが、等倍までほしい時はライフサイズコンバータをつければ良いと言うこともあり、大きな不満ではない。ただライフサイズコンバータをよく家に忘れてしまうし、つけたときに無限遠撮影ができないので多少不便さはあるので、特に何もせずに無限遠から等倍撮影できたに超したことはないので、標準域のマクロレンズは常にチェックが入る。
今回はぬか喜びになってしまったが、どうしても不満だけ解決したければシグマの50mmマクロを選択すればよいと言うことになるし、MFで撮影倍率も1/2倍までで良いんだったらZeissのMakro Planar 50mmを待てということになるのだろう。であれば、キヤノンのマクロをそのまま使ってもあんまり変わらないかという妥当な結論に落ち着きそうである。(キヤノンにこのレンズをリニューアルするということをかれこれ5年以上期待しているのだが、出そうにもないので期待しても仕方ないという結論に落ち着いている。)

透明な絵の具

レンズというものは、透明な絵の具だと思うのだが、EFではない色を手にしてしまった。はたして何か得る物があるだろうか? 先日もったいぶって書いた「これはなんだ・・・?」という記事であるが、続きを書くといって早1ヶ月。レンズ購入してもはや2ヶ月くらい経っているのよねということで、ぼちぼち記事を起こすことに・・・
bag.jpg
この中はこういう風になっていた・・・

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あの袋のふくらみをみてレンズが1本なはずはないのであるが・・・ どっちか買うつもりで出かけたのであるが、優柔不断な僕には選びきれんかった。50mmの方は気合い入れて購入するようなタイプのレンズでもないので、購入にあまり迷いはなかった物の85mmは実に悩んだ・・・ とはいえ、ざっくり2本といっても、Canonの85mm F1.2よりは安いのよね。
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50mmの方の箱の中身はこんな感じ。
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レンズの外観(フードをつけていない状態)はこんな感じで造形的にはなかなか美しく質感も良い。手に取ってみるとこの大きさでなかなかずしりとした重量感がある。とはいえ・・・ フィルタ取り付け部分がシルバーというところがなかなか頭が痛い。50mmは割とガラス越しで撮影する場合があり得るのだが、これでは写り込んでしまうではないか・・・ カメラやレンズが黒くあるべきなのは意味があるのである。まあそういう撮影はステップアップリングとかで隠すことにするか・・・
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85mmの方の箱の中身はこんな感じ。
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85mmは勢いだけで購入した人はあまりいないと思うのだが、このレンズもまた造形的に美しいレンズである。重量感はかなりあって、Canonの85mm F1.2より小柄ながら、かなりずしりとした重みを感ずる。
どちらのレンズのフードも金属製で鏡筒の太さよりも若干太い程度。キヤノンのレンズのフード太いのだが、これはPLフィルタ操作のせいなのか。フード周りで気になるのはフードを取り付けるときの回す向きがキヤノンのレンズの逆というところか。使い始めて2ヶ月経つが、未だに混乱する。まあクリティカルではないので問題なし。(ピントリングの回転の向きとかはあまり気にはならない撮影しかしていない。)
ざっくりとした使用感であるが、50mmの方はそれと言った難しさは感じていない。フォーカスエイドを使っても普通にファインダー覗いてピントあわせてもおおむね思った通りのフォーカスコントロールができていると思う。問題は85mmでどうあわせてもピントが合っている気がしない。開放付近のピントが薄いことはあると思うが、このレンズは想像以上にくせ者かもしれない。あとどちらのレンズも開放付近でハロはでる。これはContax版の頃と変化していないと思う。(光学系起因だと思うので。) でないと書いている人が結構いるが、ちゃんと輝度差のある物を撮ればわかると思うのだが。
あとEFとの比較は・・・ まあ方向性が違うので、書いても仕方ないだろう。僕自身もどうせ同じ焦点距離のレンズを持って行って撮影することはなかなかないので。一応以下に同じ被写体で撮影した絞り開放の物を示しておく。残念ながら三脚を持って行って撮影したわけではないので背景まであわせきれなかったことをあらかじめ断っておく。背景や全景のぼけはおおむねこんな感じという理解をしてほしい。個人的には、Planarを導入してEF 85mm F1.2LやEF 50mm F1.2Lを見直したところもあってレンズの使いこなしに幅が出そうとは思っている。あと単純に同じレンズを持って行っての比較でPlanarの方がEFより1/3絞り分オーバーに写っているように見える。PIEでZeissの担当者にきいてみたが、「そういうもんです」というあっさりとした回答だったことと、絞りによってこの差は変化しなさそうなので、Planarを使う時はいつもより1/3引くことにする。(ただしこれは検証がいるかもしれない。間違っていなさそうではある物の、センターの測光点におけるスポット測光の値で再度考察しておく必要はあると考えている。)
EF_50_F1.4.jpg
EOS-1Ds MarkII / EF 50mm F1.4 / 絞り優先AE F1.4 +2/3EV (シャッター速度 1/2000 sec 現像時にさらに+1/3補正) / ISO100 / WB: Daylight
Planar_50_F1.4.jpg
EOS-1Ds MarkII / Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F1.4 +2/3EV (シャッター速度 1/2000 sec) / ISO100 / WB: Daylight
EF85_F1.2.jpg
EOS-1Ds MarkII / EF 85mm F1.2L / 絞り優先AE F1.4 +2/3EV (シャッター速度 1/3200 sec 現像時にさらに+1/3補正) / ISO100 / WB: Daylight
Planar_85_F1.4.jpg
EOS-1Ds MarkII / Planar T* 1.4/85 ZE / 絞り優先AE F1.4 +2/3EV (シャッター速度 1/2500 sec) / ISO100 / WB: Daylight
補足1: EF 50mm F1.4は先日知人に譲ってしまったので、50mmに関してはもうこういう比較はできない。(EF 50mm F1.2Lとかであればできるけど。)
補足2: ほかの作例はこのエントリの前の2009年の桜の写真の記事を参照のこと。(撮影データを表示しておく。コメントアウトしてあっただけだが。)