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2006年11月12日 日曜日

花撮影 2006秋

コスモス2006
今年は春先に環境ががらりと変わってしまって、ぜんぜん写真を撮っていないということに、秋も深まっていまさらながら思い至った。10月末に例年撮影しているコスモスを抑えておくかと言うことで、三重県桑名市にあるなばなの里に出かけてきた。
これまでの花撮影に使っていた公園は、宮城県のみちのく杜の湖畔公園とか東京都の昭和記念公園と国営の非常に大規模な公園だったこともあり、比較的狭く人が多いと感じたが、ここは入場料がそれなりに取れられることもあって、先の国営の公園と同程度以上に整備された公園であった。コスモスは13000坪の花畑一面に咲き誇っていたが、花期を少々外した感が強い。ほぼ満開状態で、少々枯れた花が多かったかもでしたが、写真を撮らず花を見るだけだったらちょうど良いというところか。
上の写真は85mmで撮影したもので、昨年辺りからコスモスは85mmの絞り開放で、少々引いて前ボケ・後ボケを少々多めに入れてみている。被写界深度が異様に狭いのでなかなか巧く撮影できないのだが、光が花びらを透き通って、なかなか綺麗だった写真を選んでみた。こうしてみるとコスモスもすっかり日本の秋を代表する花になったなと思う今日この頃である。
あと道端に非常に小さな花が咲いていたので、久しぶりに100mm Macroを取り出して撮影してみた。花の大きさはどちらも人差し指くらいの小さな可憐な花。少々露出を切り詰めて撮影してみたがどうだろうか?
バーベナ
コレオプシス

2006年07月01日 土曜日

J.R.R トールキン / 「終わらざりし物語(下)

2004年1月31日の日記によると、「翌月購入予定」となっていた本であるが、すっかり忘れてしまっていて、気が付けば2年以上たってしまっていた。最近本は買う一方で積み上げる状態になっているのだが、先日テレビでやっていた指輪の映画を見たら、またつらつらシルマリルを読み始めてしまって、気になりはじめたので購入。
下巻のトピックスとしては、イシルドゥアの死についての言い伝え、ゴンドールとローハンの関係、エレボールへの遠征、ホビットの冒険のガンダルフ的な視点に基づく裏話、セオデン王の息子のセオドレドが戦死したアイゼンの浅瀬の合戦、イスタリの起源、パランティアの石に関する記述などで、上巻は_「シルマリルの物語」を暗記する勢いで読んでないとちっとも楽しめない_が、下巻は上巻とは違い指輪物語しか読んでいない人でも割と楽しめる内容になっていると思う。指輪物語の追補篇を読んだあとであれば十分楽しめるだろう。
残された本はまだまだ膨大で、the History of Middle-Earthという壮大な遺稿集があるのであるが、英語の壁が高すぎて手を出すべきか否か悩ましい。でも僕もいつか手を出すことになりそう。

2006年05月18日 木曜日

OutlookをRSS Readerに

メーラーのOutlook Expressではなく、PIMとしてOfficeの一角であるOutlookもVBAでプログラミングできるのであるが、いままでOutlookのVBAなんてウィルスを作成することくらいしかないんじゃないかと思っていたのである。そんなものいらんなと思っていたわけであるが、やっぱりマクロが使えると便利なので、設定に気を使って便利なものは使いましょう。
会社のPCへのソフトのインストール権限が無いことと、会社のサーバがどうもMicrosoft Exchange Serverで、会社内でスケジュールの公開とかもやっているっぽいので、デフォルト環境のOutlookを使う羽目になったのですが、Thunderbirdを使い込んだ後にOutlookを使って思うのは、_OutlookでRSS Readerが無いじゃない_というところ。まぁアドインとかを購入すればいいのだろうが、時間があったのと「OutlookをVBAでRSSリーダーにする」という記事があったので、VBAで書いてみることとした。codezine.jpにはアカウントを持っていないし、作る気も無いのでWebで公開されているソース片を元にいろいろ書き足してみた。自分で使うにはおおむね問題ない仕上がりにはなった。
ざっくり試したところRSS 0.9xとRSS 1.0では大体問題なくRSSを取得し、記事単位でメールにしてくれる。後の閲覧はメールと同じ。未読管理もOutlookにお任せできる。atomはXMLではなさそうな感じなので、別の枠組みが必要そう。こんなプログラムが1時間くらいで書けるというところが、福森さんがおっしゃるところのコンポーネント化の福音なのであろう。

2006年04月02日 日曜日

向井 淳 / 入門Haskell - はじめて学ぶ関数型言語

Perl6-Pugsの登場以来(で正しいと思う)、純粋関数型言語のHaskellが熱いと言うことで、何か良い入門書はない物かと思っていたのだが、なんだか書店の棚を見ていると目にとまったので購入してみた。Haskellも入門書が出る時代になったということで、全く持って素晴らしい。
ただこの本はさらっと読んでみて、さらっとおしまいという感が強く、入門書として_何が何でもHaskell_という押しがないのは事実かも。なんだか説明がちっとも頭に入ってこない。熱意は感じるんだけど空回りしているかなと思うのである。あと入門書を読んでいつも思うのだけど、あとで説明するという言葉はのは書かない方がよいと思う。さらっと書いて知らんぷり(どうせそこでは本質的ではないのだから呪文としちゃうでも良い、たいてい書かなければ気が付かない)をして、あとで説明すればいいと思うのだが、「あとで説明する」と来るとイライラしてしまうのである。
とりあえずおもしろいので、ざくざく読んでいる。手も動かすべく処理系もインストールしたから、ぼちぼち手を付けてみよう。あと青木さんが「ふつうのHaskellプログラミング」を執筆中なので、こっちにも期待したいところ。

2006年03月14日 火曜日

ノンパラメトリック回帰の話の続き

竹澤さんのノンパラメトリック回帰の本は面白いなと思い、凄い勢いで読んでいるのですが、竹澤さんのメモを読んだら、こんな記事を発見。(263番目の記事。)
本を購入した後、Amazonだけではなく、池袋のジュンク堂にも在庫が豊富にありました。本の内容が分からないと買う気になれないという人は、池袋のジュンク堂にいってみましょう。印刷品質の件はちょっと厳しく書いてしまったかもと思うのですが、せっかくLaTeXで組版されているので勿体ないなと思う訳です。第3版で改善できるようであれば、第3版も買ってしまいそうなのでよろしくお願いしたいと思います。
最近のデータ解析では元の現象が良くわからないけれど、現象を予測する式が欲しい場合が非常に多く、平滑化スプラインをかなり便利に使わせていただいている。確かに「正しい式」よりは「descriptive equation」の方がわかりやすいですね。計算自身は最近はRで行っているので、Rの使い方の勉強にもなっている訳だけども、下巻のRオブジェクトへの変換というところも興味があるので、ここ最近のごたごたが片付いたら下巻を購入したいと思います。
せっかくご意見をいただける機会があるので、コメントやトラックバックをサポートしないとだめかな。(コメントSPAMとかトラックバックSPAMの処理がめんどくさいんですけど。) ちょっと検討しようと思います。

2006年03月06日 月曜日

ディズニーランドに遊びに行ってみる

昨日から実家から総出でディスニーリゾートにみなさん遊びに来ているという話なので、大阪からとんぼ返りして合流となった。今日と明日はディズニーリゾートで遊びまくりと言うことで。
この時期のディズニーランドはオフシーズンと言うこともあって、平日ということからも結構好いている物かと思っていた訳であるが、結構人はいると言う印象。(自分もその一人である訳だが。) ただところどころメンテが入っているところがあり、やっぱりオフシーズンなんですなあ。あと風と花粉が・・・ 春の屋外は結構辛いです。
掲載できる写真にいろいろ限界あるかもという感じですが、スナップ的に撮った物、ポートレートっぽく撮った物はええじゃろと言うことで、主に姪と甥の写真を掲載してみる。自然な視点で園内の写真を撮ってみた訳であるが、この外界からの隔絶感はやはりちゃんと思想を持って作り込まれているなと感心させられる。写真を撮ってもそんなに破綻しないですから。
その1その2その3その4その5その6その7その8
こうやって並べてみて、やっぱり子供の写真を撮るのはなかなか楽しい。自分自身が子供を持つことになったら親バカな写真を撮りまくるのだろうか? 姪・甥でこんな勢いだから考えるに恐ろしい物だ。いまのところそういう方向全くあてはないですけれど。(というか、自分が子供を持つというビジョンがまったく描けない。)
あとここには掲載しませんが、夜のアトラクションの撮影も試みてみました。EOS 5Dで撮影する場合はほぼISO800固定で絞りはF4(今回は開放ばかり)で1/80程度がコンスタントに撮影できる条件かと思われます。EOSユーザーで楽に撮りたい場合はEF 70−200mm F2.8L ISがあるとかなり撮影の自由度があがります。(この場合シャッター速度の関係でF4よりはF2.8の方がよい。また手ぶれ補正があるとかなり楽。あと一脚か。)

2006年02月26日 日曜日

散髪

今週の週末は研究室の後輩の結婚式なので、やっぱり散髪に行ってからの方が良いだろうと言うことで、散髪に。ちょっとだけ髪が短くなった。これで当日ちゃんと整えれば、とりあえず結婚式には参列できるだろう。

ジョージ・G・スピーロ / ケプラー予想

またまた数学の読み物を購入してしまった。科学的な読み物で気になっている本はちゃんと買うようにしているので問題はないのであるが、大概の場合翻訳されている人が青木薫さんで、この本も青木さんの翻訳。青木さんはラテン語メーリングリストでお見かけする方なのですが、翻訳する本の目の付け所が良くて、特に僕の場合はヒット率が高い。次の翻訳本も楽しみな方でもある。(予想してみるのもおもしろいかもしれませんな。)
ケプラー予想はざっくりわかりやすく言えば、果物屋さんがもっとも効率的にリンゴやミカンを台の上に積むのが効率的かというもので、球を正三角形に接するように並べて、そのときできる窪みに球を置くと言う操作を繰り返した構造がそうであろうと言う予想。化学をやったことがある人であれば、六方最密充填構造(HCP)面心立方格子構造(FCC), 立方最密充填構造が、その並べ方である。この2つは見る方向が違うだけで全く同じ構造なのであるが・・・
一見自明に思える話ではあるが、3次元空間に半径が同一な球をもっとも密度を高くして充填(だぶらず埋め尽くすこと)するのが、格子系だけではなく一般の不規則な構造の場合も含めて、六方最密充填や面心立方構造であるというのはつい数年前まで予想であった。ケプラーがこの予想をたてたのは1611年。1997年にトーマス・C・ヘールズによるコンピュータを使った証明に至るまで386年かかった訳であるが、この本はその歴史とおおざっぱに考え方を教えてくれる本で、なかなかおもしろい内容に仕上がっている。
ちなみにケプラー予想は19世紀最後の年に行われた第2回国際数学者会議における有名なヒルベルトの講演「ヒルベルトの23の問題」の18番目の問題の一部でもある。(18番目の問題は「Build spaces with congruent polyhedra (いくつかの多面体と合同な多面体によって空間をうめつくすこと)」) N次元に拡張した問題が解けている訳ではないけれど・・・
数学が分からない人も付録や字体が異なる数学の解説を読み飛ばすことによって、400年に渡ってラグランジュ、ガウス、ミンコフスキー、ニュートンといった数学史に燦然と輝く数学者がこの問題にどのように関わってきたか、また証明の雰囲気というのはこんな物だと言うことが少しでもつかめるのではないかと思われるので、数学に興味がある人は読んでみても良いかもしれない。他に歴史があって有名な問題としてはフェルマーの最終定理とかリーマン予想とかがあるが、前者は問題は理解しやすいが証明過程に現代数学の大部分の理解が必要であることから取っつきがたいし、後者はそもそもζ関数に関する知識特に自明でない零点と言うところが理解できないと思われるので、やはり厳しいと思う。そういう点ではケプラー予想は読める話ではある。
まだ読んでいる最中なのだが、年代の記述順がバラバラであると言う点を除けば非常に読みやすい本であろうかと思う。まぁ話題順に書かれているから仕方ないと言えば仕方ないのであるけれども。是非とは言わないが、なかなかおもしろいので読んでみても良いかと思う。

2006年01月19日 木曜日

「コニカミノルタ フォト事業 カメラ事業の終了」について

デジタル時代になって写真業界の勢力図ががらりと変わってきているなと思っていたのであるが、来るべき物の一つが来ましたな。関連するプレスリリースだけ引いておこう。

  • カメラ事業、フォト事業の終了と今後の計画について
  • レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産譲渡等について(コニカミノルタ)
  • レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連の一部資産譲渡等について(Sony)
    αマウントに関しては、協業先のソニーが引き継ぐとのことなのだが、名玉とも思う単焦点レンズAF 50mm F1.4AF 85mm F1.4GSTF 135mm F2.8(T4.5)と200mm Macroの今後はどうなるのであろうか?(調べてみれば、だいぶん新しいはずの200mm F4マクロはカタログ落ちしているのか・・・) Sonyが出してくれるとは全く思えないので、αの美しい単焦点レンズはここでいったん途切れちゃうのだろうか?(α-7と85mm F1.4と135mm STFが投げ売りされていたら買おうかなあ・・・)
    一見このニュースは世界初のAF一眼レフシリーズであるミノルタのαシリーズの終焉ととらえられているようであるが、もっと歴史のある小西六のサクラフィルム(今は全然違う名前だが)も終了するということで、銀塩フィルムメーカはアグファに続いてコニカも無くなり、フィルムはコダックと富士フイルムくらいにとなってしまった。なんとも寂しい世の中である。あと何社かはこの動きに追従するかもしれないと言うことで、2006年は写真史に残る年になるのではないかと思われる。
    次に心配しているのは今日発表のあったサムソンのデジタル一眼レフ(韓国語読めないよう)にレンズ・マウントを供給しているペンタックスかなあ… ペンタックスは光学専門メーカーとして生き残って欲しいんだがなあ。(カメラはともかく少なくとも大口径屈折天体望遠鏡を売っているメーカーはペンタックスくらいなのだから。まぁ買える値段じゃないけども。)

2006年01月14日 土曜日

車のメンテナンス

ここ2年車にあまり乗らない日々が続いていて、関東に引っ越してきて2000kmも走っていないことに気が付く。全国のロータリーファンな人には頭が上がらないのである。(もったいないとか言われそうだ。) まぁそんな状態でもうちの車も購入して2年経つので、定期メンテとコーティングの保守を行うこととなった。保守メンテと消耗品の交換で1.6万円。とりあえず次の1年も無事故無違反で乗り切って、車検を迎えたい物である。

2005年12月31日 土曜日

今日で2005年もおしまい

毎年こんな見出しで大晦日の日記を書いているわけだが、ついこないだ2004年もおしまいとか言う記事を書いた記憶がと思ったら、2003年もおしまいとか2002年もおしまいとか言った記事を書いたのも最近のような気がするのは気のせいではない。今年は久しぶりに落ち着いた1年と思っていたのだが、4月から勤務地が変わったので、またまた人間関係もがらっと変化して、めまぐるしい変化があった1年だった。気が付くともう今年もおしまい。今年お世話になった方々はいっぱいいて名前を挙げきれないが、今年1年本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
大晦日と言うことで、行く年に思いをはせ、今年はどういう戦いの1年だったか、今年の戦術・戦略とその戦いの成果を主要な分野別にまとめておこう。(と、ほぼ毎年と同じ文章にしてみた。こういうのは毎年そろえておいたほうがよいもので、断じて_手抜きではない_。)

2005年の総括

はじめに概況

2005年の戦況がどのような物であったか述べていくことにしよう。今年は年頭にたてた重いとは全く別なところでばたばた対応させられた1年で気が付いてみると私生活では半分引きこもりっぽい1年となってしまった。全く持って何をやってきたんだかという1年であった。まぁぼちぼち今の生活に落ち着いてきた感はあるので、来年こそ前の会社の上司の言葉を借りて、本業もプライベートも_攻めと成果_にこだわっていこうと思う。