Landscape
夕景 - 大桟橋
ここ数日天気が良いのと、空気も澄んできたので、夕景の写真を撮りに懲りずに大桟橋まで出かけてみた。一度みなとみらいの背景に富士山を入れてみたかったので。で、とってみたのがこれである。
EOS 5D MarkII / EF 50mm F1.2L / 絞り優先AE F8 -0.7EV (シャッター速度 1.3sec) / ISO400 / WB 白色蛍光灯
狙い通り富士山が背景に入ったものの、残念なことにクレーンに重なってしまった。多少位置を変えても直せるようなものでもないので、これで良しとする。大桟橋での富士山とみなとみらいの方角的な位置関係がよくわかったのはいいのだが、もう少し富士山を高層ビル群に寄せるには、やはり大黒埠頭あたりまで出かける必要があるということか。横浜ベイブリッジをとるためにも一度いかねばならないか。
あと久しぶりにパノラマっぽく合成してみた。水準器を家に忘れて来てしまったので、これまた水平がとれてない残念な写真になってしまった。Photoshopで多少修正したが、修正前よりは観られるものになったものの、いまいちな結果かも知れない。久しぶりに写真を撮るといろんなものを家に忘れてきてしまうのが悩みどころである。撮影に行く習慣を復活させないとならんと痛感した次第である。
EOS 5D MarkII / EF 50mm F1.2L / マニュアル露出 F8 1/125sec / ISO100 / WB 太陽光 / 7枚撮影しパノラマ合成
雲の中から・・・
ここ数日、夏休みだったのと大学の研究室の後輩の結婚式が札幌で開催されると言うことで、実家に帰省していた。そんなわけで北海道らしい風景の写真を撮ろうということになったのであるが・・・ 今年の北海道の夏は異常に涼しく、天気が悪い。
E-P1 / M. Zuiko Digital 17mm F2.8 / Avモード 絞りF5.6 +0.7EV (シャッター速度 1/1600) / ISO200 / WB: 太陽光 / アートフィルタなし
どこの写真か?と問われると、これではさっぱりわからないだろう。という何ともしれない写真なのだが、1枚目を撮影した2分後に雲の中から羊蹄山が浮かび上がってきた。
E-P1 / M. Zuiko Digital 17mm F2.8 / Avモード 絞りF5.6 -0.3EV (シャッター速度 1/3200) / ISO200 / WB: 太陽光 / アートフィルタなし
羊蹄山が美しく見える場所は何ヶ所かあるが、今回はルスツリゾートから。ルスツ高原スキー場のゴンドラのうち、夏季期間中は羊蹄山が望める山へ上るゴンドラは稼働していたため、ちょっと頂上まで行ってみたら、こんな光景だったという訳である。冬にスキーで何度か来たことがあり、ここから毎度羊蹄山を眺めたものだったが、ここにスキーに来る楽しみの一つでああった。夏もこうしてみることができるようだ。今回は山の下ではよい天気だったので期待して上ってみたら、上の写真のごとく雲の中ということで羊蹄山は見えずがっくりしたのだが、雲の中から現れた羊蹄山は美しかった。
E-P1 / M. Zuiko Digital 17mm F2.8 / Avモード 絞りF8 +0.0EV (シャッター速度 1/1250) / ISO200 / WB: 太陽光 / アートフィルタなし
さらに2分後、また羊蹄山は雲の中に隠れてしまった。一瞬垣間見た幻のような景色であった。今回はE-P1と17mmだけだったのだが、できればこういう場合は画角をコントロールできる標準ズームを持って行った方がよいのであろうなあ。(EOSなシステムは重たいから、今回みたいな旅行には持って行くことが無理なのであるが・・・)
いろいろテスト撮影ばかり・・・
最近ちょくちょくみなとみらいまで出かけては、テスト撮影に興じている。まあ試す物が多すぎて・・・今週は2回も行ってしまった。まあ手持ちの機材の使い方を押さえるには撮影をこなしておく必要があるので、ちょくちょく出かけているのだが、さすがに近いとは言えだんだん飽きてきたので、ちょっと遠出をしたいなあと思う今日この頃。
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F11, シャッター速度 5 sec) / ISO100 / WB: Daylight / Shift +7mmくらい
なんだか都会にやってきて以来、建物を撮る機会が多いので、パノラマで撮影したり、1枚物をパース補正したりしていたわけだが、シフトすれば良いんじゃない? という所から、TS-E 24mm F3.5Lを導入してみました。なんと今手持ちに24mmで撮影できるレンズは5本ある。気が狂っているとしか思えないので多少リストラ予定。
今じゃNikonでもできるが、EOSユーザーたる者やはりTS-Eを使ってなんぼということで・・・ この写真は単純にシフトのみ(ライズというのかね)行ったもの。普通広角レンズで上を向いて撮影した場合は遠近感が強調されて上側がすぼまってしまうが、このレンズの場合はカメラを水平にしてレンズを上側にずらすことで構図調整を行う。あまりかっちり建物の垂直を出すと見た目不自然な写真になるので、建築写真をやらない限りは適当にやればよろしかろうという感じ。
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F3.5, シャッター速度 1/500 / ISO100 / WB: Daylight / Tilt
ティルトの練習。まずは普通にティルトといってもなんか巧くピント出せてない・・・ まだまだ修行が必要っぽいが、手持ちでやることが無謀なのかもしれない。夕暮れ時は影が長くなって床面のみピントを出せればいろいろ撮影したい光景が目の前に広がっているのかもしれない。
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F3.5, シャッター速度 1.3sec / ISO100 / WB: Daylight / Tilt
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F4.5, シャッター速度 1.3sec / ISO100 / WB: Daylight / Tilt
EOS-1Ds MarkII / TS-E 24mm F3.5L / マニュアル露出 F3.5, シャッター速度 1/13sec / ISO800 / WB: Daylight / Tilt
逆ティルトの練習。逆ティルトと言えば最近すっかり有名になってしまったが、ミニチュア風写真である。ということで撮ってみたのだが・・・ いろいろ加減が難しい。あと結構俯瞰で撮影した方が雰囲気が出るということで、ロケーション探しが肝という気がする。こちらは逆ティルトする量の加減と絞りの選択なのかな。いろいろ試していきたい。
レンズ自体の使用感は、90mmでもそうであったが、フォーカスリングの回し具合が絶品である。やはりこういうのは機械的なものに勝る方法はないのだろうなとつくづく思う。光学系で気になるのは、長辺方向にシフトできる分だけするとイメージサークルが足りない感じで、角の方ががくっと光量が落ちる。(通常の周辺減光の出方とは違う。) たぶん同方向にティルトとシフトをめいっぱいすると厳しいかもしれない。(90mmではそんなことはなかったように記憶している。) あとやっぱりフレアは多めと思うが、これはレンズの設計時期によるので致し方ないと思う。そういう場面では24mm F1.4の新レンズを持ちだしたい。解像感とかは僕自身は大きな問題はないと思う。あとティルトとシフトの向きはこのレンズはまだ直交タイプのままだが、おそらく同方向にティルトとシフトすることはなさそうなので、しばらくこのまま使う予定。
2006年11月13日 月曜日
IXY Digital 900IS
11月2日から5日まで、「家属会議」と呼ばれるこのサーバを運営している仲間内の例年開催しているイベントに参加してきた。過去の日記にも触れられているようにすでに山形県庄内・村山方面のおいしい新蕎麦を堪能しつくすという方向で定着してしまっているが・・・ すでに今年で5回目である。
ということで、今年は四日市からの参加ということで、一眼レフデジカメを担いで出かけるのも大変すぎるということもあり、迷った挙句にキヤノンのIXY Digital 900ISを購入してみた。この機種の最大の売りは_広角端が135換算で28mmであること_である。コンシューマのデジカメ特に小型のものに関して常に思う不満は広角側が135換算で38mm程度と、広角側に大きな不満が残る場合が多い。僕の場合たいていこの手のカメラが欲しい場合は自分の旅行や記念写真であることが多く、28mm相当の画角が欲しいと思うことが多かったので、ほぼ即決で購入した。(最近やらないけど自分撮りとか、ツーショット写真とかは広角側に余裕があるほどやりやすい。)
IXY Digitalはすでに購入もこれで3台目であることもあり使い勝手はよく理解しているところではある。また社内販売で2Gの超高速SDカードがかなり安価に入手できてしまったので、これまでCF以外のカメラは敬遠してきたが、その枷もなくなったので、SDを使うカメラも選択肢に入ってきたと言うところだ。
ISがついているものは始めて購入したが、標準ズーム領域でISがあるというのは、撮影範囲を広げると言う観点からも非常に威力があり、広角端で1/13とかい言う条件でも手ぶれはない。(当然被写体ぶれはあるが。) なかなか安心して使うことができるのである。作例は風景写真から、あまり条件的に厳しくないものから。
2005年10月08日 土曜日
CEATEC JAPAN 2005
CEATECで扱っているものは僕にとって中途半端に小さくてあまり興味の無い分野が多いのであるが、今回はキヤノンと東芝がSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)を出展していると言うことなので、実物を見なければと思い立ち、昨日の夜中に事前登録をして出かけることに。
まだうちのテレビは買って3年のハイビジョンなトリニトロン管のテレビなので、まだまだこき使ってやらないといけないわけだけども。液晶とそれ以外という視点で見たらどうだろうかと思っていたわけだ。残念ながら展示では、本当にあんなに差があるのかどうか疑わしい通常のブラウン管との比較であったが、SEDはフォーカスが画面内できっちりと合っており、色の質感などは良い印象。動画の表示も難なくこなすと言うことで、我が家の次世代のテレビはあれだなと思った。すっかりキヤノンと東芝にしてやられてしまった。液晶の方面はいろいろ見たけれどシャープの独壇場という印象(液晶テレビを見たときにいつも思う赤の彩度や質感が良いように思う)で、他はどうでも良いかという状態か。他者にもがんばって欲しいのだけど・・・
次世代メディア(BDとHD-DVD)の展示も人が結構いたが、ブースに集まっている人はHD-DVDの方が多めだったか。どっちでも良いので早いところ出てきてくださいな。我が家ではもう3年録画に耐えられるメディアが無くて録画は諦めてますので。広まった方を買おうと思うけれど、後数年は様子見か。
まぁこれだけじゃつまらないと言う人も多いので、一応おねえさん写真も撮ってきた。何カ所かのブースで「撮影禁止です。ご遠慮ください」と言われました。はぁ・・・来年からはもう行きません。
今回最大の失敗は、ストロボの電池を忘れていったと言うことで、最初の数枚しかストロボ炊いてません。ストロボ炊いた写真はやはり顔の影とテカリが気になるので、ディフューザーを買うしかないか・・・
2005年05月03日 火曜日
TFT
今日はTFTで行われているイベントに出かけてみたのだが、あまり写真は撮れなかった… 仙台にいた頃にお世話になったきょうさん・こうさんの写真を撮って、あとはぶらぶらしているだけで夕方になってしまった… 全部方付けて帰ろうかなと思ったところで、シホさんにお会いしたが既に写真を撮るような時間帯ではなかった… 残念。
EF 70-200mm F4L試写
昨日購入した新レンズの評価と言うことで早速撮ってみようということとなり、帰りにご一緒したhoshiさんと台場にて夕焼け写真を撮ってみることになった。いろいろ撮ってみたが、基礎的な部分(AFのズレなど)は特に問題なし。作例は以下にあげてみます。どうでしょうか? 久しぶりに望遠な絵になってます。
あとあまりに空のグラデーションが綺麗だったので、35mm F1.4でも撮影してみた。
やっぱりこのレンズも絞り込まないと夜景には使えないか…
2005年04月11日 月曜日
佐原 ミズ・新海 誠 / ほしのこえ(コミック版)
新海 誠さんの「ほしのこえ」のコミック版。アニメは新海さんが一人でMacで作ったという一世を風靡したもので、青空と白い雲、夕焼けと踏切、宇宙の闇と星空がが凄く印象的に美しかった作品だ。(まぁSF的にはいろいろ突っ込みどころ満載だけど。)
美しいと感じた要素がだいぶん欠けてしまうコミックという媒体で、どうかと思ったのだが、コミック1冊分の内容でだいぶん深くなっていると思う。原作を見て読むとだいぶん楽しめると思う。(登場人物の絵はコミック版の方が僕は好きだ。)
読後の感想であるが、まず原作とは少し違う結末に救いがあること、あと日々何気ない生活の中で、ごく当たり前にあること、たとえば人とのつきあいや日々眺める風景の美しさなど、ごく当たり前に存在していて忘れているなと思うこともとても大切なんですね。それを自覚して生きていかないと漫画を読んで思ってしまった訳です。
あと自分にはなかなかできないけど、自分の想いはできるときに表に出さないとダメなのかな。そんな風にも思ったわけです。
原作のアニメもコミックスも一応おすすめしておきます。
2005年02月25日 金曜日
Nano Tech 2005
今日は週明けの予定からちょっと変更して、勉強のためNano Tech 2005に行って来た。ぶらぶら歩いているとSemiconのような商業色が非常に強い世界とは異なり、いろいろな研究機関の出展も多く、商業的な分野からアカデミックな世界まで幅広い分野から集まってきた展覧会という印象。
今回は事前に勉強が足りなかったので、どこを楽しむべきか、どこに興味を持つべきか悩ましいところがあったが、多少の知識をつけていけば、いろんなことが見えてきそうな展覧会ではある。次回はもうちょっと攻め方を考えて行って来よう。
あと今日は初めて平日に東京ビックサイトに行ったのであるが、アニメのポスターがいっぱい貼ってある通りをスーツを着込んだビジネスマンや研究者が歩いているシュールな風景を満喫することができた。たいていの人はこれはなんだ?と言う風に思っていたに違いないのだ。
2005年02月23日 水曜日
赤城 耕一 / 使うM型ライカ
よい子は見てはいけない世界。最近デジタル一眼レフで、かっちり写るレンズでばかり撮影(今年は1回しかしてないが)していると、銀塩の手間ともどかしさが妙に懐かしい。そんなわけで以前から目を付けているのは、レンジファインダーと645もしくは66の中版。前者は特に広角域がレトロフォーカスじゃなくて、対称型のレンズばかりなので、作例を見ていてもちょいと一眼レフの世界とは違う。後者は大きなフォーマットであることからくるある程度の絵の緻密さに惹かれている。
ということで、クラッシックカメラの過去の記事をまとめたムックを購入。主にMマウントレンズの作例の参考。作例を見てお値段のことは一切考えてはならない。たとえばWebなら、Noctilux 50mmの作例を見ると結構やばい。あとここの別のページに一眼レフのレンズだけどもLeica Summilux-Rの作例があるのだけど。こういう風に街中の風景を切り取れると写真も面白いなと思うのである。