Photo

GW2016 ポートレート撮影 その1

ふと気がつくとゴールデンウィークが過ぎ去り、入梅してしまったのであるが、Blogを書きためていたので記憶を振り返りつつ記事を書いていくこととしたい。春先にポートレート撮影を復活させるべく・・・と書いていたのだが、2月中旬からバタバタ本業が忙しくなり、急に出張したり、資料作りに忙殺されたり、さらに月1で風邪で数日寝込んだりというなんともしれない日々が続き、ようやく落ち着いたらゴールデンウィークであった。油断していると一気に夏が過ぎ去り今年も撮影しないまま終わってしまったとなりかねないため、時間が取れそうな算段がたったゴールデンウィークに撮影をすることとした。
同じ職場のHiro氏よりphotomodels.jpさんを紹介していただいた。こちらは素敵なスタジオを使える撮影サービスで、基本的にはスタジオシェアのサービスなのだがモデルさんの手配もしていただけるという・・・正確にはモデルさんの時間枠も予約すると言うイメージであるが、私のように常時撮影できるモデルさんを確保が難しい人にとって非常にありがたい。なんと言っても撮影しないとという感じなので、撮影するチャンスを作るには良いサービスかなと。そんなわけで、このゴールデンウィークよりお世話になっている。
今回は初参加ということで、有楽町〜丸の内のストリート撮影の募集があったため参加してみることとした。個人的にはスタジオよりストリートの方が敷居低いだろうということと、それなりに行ったことがある場所なのでロケハン無しでなんとかなるだろうと。当日天気は良かったものの、風がかなり激しく、計画は出だしから崩れ去るのであるが・・・ モデルさんは誰を選べば良いのかさっぱり分からないので雰囲気で福本沙織さんを撮影してみることに。
風がひどかったので、日比谷公園方向に行くのは数歩で諦め、風があろうがなかろうがなんとかなるであろう東京国際フォーラムの方へ。中庭で数カット撮ったあと、やはり風が凄いので、屋内へ。東京国際フォーラムのガラス塔の方は近未来的な造形で一度ポートレートで使ってみようと思っていたのですが、ぶっつけ本番だと結構厳しいかな・・・ もう少し広角レンズがあっても良いのかも。ただし昨年あたりから天井部分が工事中でちょっと残念な状況になっているので、まあそのあたり落ち着いてからでも良いか・・・
saori_20160429_01.jpg
EOS 5Ds R / EF 50mm F1.0L USM / 絞り優先 F1.0 +0.7EV, 1/125 / ISO100 / Model: Saori Fukumoto
saori_20160429_02.jpg
EOS 5Ds R / EF 35mm F1.4L USM / マニュアル露出 F2, 1/100 / ISO100 / Model: Saori Fukumoto
ガラスだらけなので、やはり映り込みも写真に取り入れていかないとなと言うことで、久々にやってみた。過去にも結構映り込みを素材に使っているのだけど、色々失敗はあって・・・やはりガラスの完全反射だけだと像も二重にならず結構良いかもしれない。鏡は像が二重になるので注意したい。線路の向こうの白いビルが良い感じのレフになったこともあって、ちょっと不思議な絵になった。こう言う効果はやってみないと読めないな・・・(まあある程度は予想しているんだけど。)
saori_20160429_03.jpg
EOS 5Ds R / EF 50mm F1.0L USM / マニュアル露出 F1.0, 1/320 / ISO100 / Model: Saori Fukumoto
風止んだかなと思って外にも出てみたが・・・結構凄かった。と言う物の、そこそこ良い感じには仕上がったかもと思っている。
saori_20160429_04.jpg
EOS 5Ds R / EF 50mm F1.0L USM / マニュアル露出 F1.0, 1/125 / ISO100 / Model: Saori Fukumoto
saori_20160429_05.jpg
EOS 5Ds R / EF 50mm F1.0L USM / 絞り優先 F1.0 +0.0EV, 1/250 / ISO100 / Model: Saori Fukumoto
そんなわけであっという間の80分の撮影だったわけけども、沙織さんとゆっくり話をしながら撮影できたかなと思っている。素の表情が凄く素敵なモデルさんだったので、定期的に撮影できたら良いなと思っている。
あとはギャラリーに展示しておきましたので、そちらをみてください。

SUMMILUX-M 1.4/50 Asph.テスト

先代のα7RからSONYのフルサイズミラーレスカメラとのおつきあいが始まり、Cosina-ZeissのBiogon T* 2.8/21ZMでカラーキャストが出ないと言うことで、α7RIIに乗り換えたのは昨年の夏。そのあともEマウントのレンズとは距離を取って生きてきた。
この春に85mmの明るいAFレンズが出ると言うことで、意を決してEマウントの35mm F1.4とAマウントの50mm F1.4に手を出してみたのだが・・・これが鞄に詰めてみるとEOSのシステムと大して変わらない容積で、なんか道具として直交してないなと。(重量は若干軽いのだけど、持って行けるものに対して変化が出ない。) ということで・・・嫌になりました。やっぱ距離を置くべきであった。(Eマウントのレンズ持ってなければいつでも別の選択肢を持っておけるし、Mマウントは今やユニバーサルマウントだし。)
そんなこともあって、このシステムでは基本的にLeica Mマウントを使うという当初の方針で行くのがスマートだろうということで、レンズを売却して得たお金と、予約していたFE 85mm F1.4GMの予算を全部突っ込んで、別なレンズを購入してみた。
ここまでMマウントのレンズは、Voigtländer Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 Asph.IIとZeiss Biogon T* 2.8/21ZM、Biogon T* 2.8/28ZM、Distagon T* 1.4/35ZM、Planar T* 2/50ZMという具合でそろっていたのだった。これにY/CマウントのPlanar T* 1.4/85で使っていたのである。よく考えるとレンズシステムはほぼ完成していて、AFに走ろうとか思わなければ・・・良かったのだ。85mmにしたいときだけマウントアダプタを外さねばならない問題はあるのだが・・・
で、Kasyapa for Leica: SUMMILUX-M F1.450mm ASPH.ライカレンズの美学: SUMMILUX-M F1.450mm ASPH. 華麗なる中庸レンズを読んでいると、やはりむくむくと明るいレンズが欲しくなって、気がつくと購入していたと言うわけだ。やはり数々の作例にやられたなあ。お値段が軽量でないのが問題だが、AFレンズではないし、機械的なものだから一生ものであろう。まさかOtus Apo Distagon T* 1.4/55ZEより高価な単焦点標準レンズを買うことになろうとは思わなかったが・・・ まあこれも行き着く果ての一つなんだろう。次はAPO-SUMMICRON-M f2/90mm Asphになりそうですね。中望遠だけ運用が統一されてないので。そのあとは・・・気長に。
これから長いおつきあいになるであろう素敵なレンズとのご挨拶を兼ねて・・・ 新宿~横浜そごう周辺で撮影してみた。F2.8〜F4あたりの金平糖のような形になる点光源ボケ(これも特徴だろう)をどう考えるかがまだよく分からないが、開放から素晴らしい描写で、飽きずに使って行けそうである。恐ろしいのはこれからのレンズ沼だろうなあ。写真はすべてα7RII+SUMMILUX-M 1.4/50 Asph.で撮影したもの。
50test_20160409_0001.jpg
50test_20160409_0002.jpg
50test_20160409_0003.jpg
50test_20160409_0004.jpg

チューリップ2016

昨年より会社の写真仲間と写真を撮りに行く機会が増えているのであるが、今回は花写真の基本と言うことで横浜公園のチューリップの撮影を行うこととなった。テンポラリな撮影イベントとなったのであるが・・・ 横浜公園は自宅から30分圏内で行ける場所なので、こういう撮影にはありがたい場所なのであった。
撮影日は曇って冴えない天気だったが、割と落ち着いて温かい日だった。今年は陽の光に透けた花びらを撮れなかったのが悔しいところではあるものの、天気ばかりはしょうが無いし、逆に曇りはそれなりに光が回って悪くはないよね。
今回の持ち物はEOS 5DsRとEF70-200mm f/2.8L IS IIとEF50mm f/1.4。個人的にはチューリップの場合は望遠ズームか超広角ズームで事足りる気がしている。(横浜公園のチューリップ祭りは人出がそれなりにあり、余計なものが映り込みやすいので、今回超広角ズームは持って行かなかった。そんなわけで絵的な変化は少ないですね。)
tulip2016a_20160410_0001.jpg
tulip2016a_20160410_0002.jpg
tulip2016a_20160410_0003.jpg
tulip2016a_20160410_0004.jpg
tulip2016a_20160410_0005.jpg
tulip2016a_20160410_0006.jpg
tulip2016a_20160410_0007.jpg
tulip2016a_20160410_0008.jpg
tulip2016a_20160410_0009.jpg

さくら2016

気がつけば今年の桜もあっという間に散ってしまい、ようやく春っぽくなってきて、さて撮影シーズン本番かと思いきや・・・ 今年も春先から月に1度は風邪を引いて寝込んだり、お仕事が妙に慌ただしくなったりと、忙しいんだか、手が詰まっているのか分からない今日この頃です。
そんな中、とりあえず桜とチューリップは外さずに済んだので、まずは桜の方から。桜は特に名所に出かけて見ると言うわけではなく、毎年のごとく散歩で出かけられる大岡川の桜並木で写真を撮ることとしている。今年は3月中の五分咲きくらいまでは天気も良く、これは良い感じの桜見物ができるのかと思っていたのだけど、4月に入って天候は悪化、ようやく良い感じに咲く頃には、雨続き・・・ 今年も残念な結果に終わってしまうのかと。雨上がりの週末、満開が過ぎて、散り際の絵を撮るには良い感じでした。
今回は、撮影データ抜きで写真だけ並べることとしたい・・・ めんどくさいという。持って出かけたのはEOS 5DsRとEF70-200mm F2.8L IS IIです。最後の写真だけ桜でもないしレンズも違うけど・・・
sakura2016_20160419_0001.jpg
sakura2016_20160419_0002.jpg
sakura2016_20160419_0003.jpg
sakura2016_20160419_0004.jpg
sakura2016_20160419_0005.jpg
sakura2016_20160419_0006.jpg

久しぶりの屋外ポートレート

年末に慌ただしく記事を書いて安心したわけではないのだけど、風邪を引いて寝込んだり、お仕事が妙に慌ただしくなったりで、気がつけば2月も半分終わってしまった。気を取り直して今年も記事を書いていこう。大きな目標を立てず・・・こつこつと。
kaede_20160212_03.jpg
EOS 5Ds R / EF 50mm F1.0L USM / 絞り優先 F1.0 +0.7EV, 1/320 / ISO100 / Model: Kaede Kohinata
昨年の年末からポートレートの撮影を復活させるべく活動をはじめている。今回はたまたま用事で12日に有休を取って午後からお出かけできる時間を確保したので、マシュマロ撮影会さんの個人撮影会に参加させていただいた。
今回のモデルさんは・・・なんと言いましょうか、年末の撮影会でお見かけたした表情の印象で決めました。笑顔が素敵だったんですよ・・・ 正式にご挨拶するのははじめてだったが、だんだんと打ち解けて楽しく撮影することができた。また撮影よりも今回は色々話す時間も長めにとったので、楽しんでもらえたように思う。そんなわけで、しばらくお世話になりそうな気がしている。

ひさびさポートレート撮影 (12/20/2015)

なんだか放置しすぎと言う話はあろうけれど・・・ 今年は何かと忙しくて、その割には夏以降はコンスタントに撮影に出かけている。夏にメイン機材がEOS 5Ds Rに代替わりして、そのあといろいろと機材が入れ替えたせいかテスト撮影が多かったのもあるが、身の回りで連れ立って撮影する機会が増え、昨年撮り逃した向日葵も撮影できた。残念ながら秋桜は逃してしまったけれど。数年撮っていなかったポートレートも復活・・・できたのかな。
会社の同僚N氏に撮影会に誘われたので、初回だというのに勢いで個撮もエントリしてみたら、私だけ参加という・・・ ほとんど道場破り的な感じで出かけることに。(と言うほど、恐ろしい話ではありませんけど。) どんなスタジオか分からなかったので、とりあえず超広角ズームと標準ズーム、あとバウンス用にスピードライト1台というミニマムな構成で出かけることに。実際のところ個人撮影するのであれば、単焦点持ち出よかったかもしれない。
モデルさんをほぼ写真を見ただけで直感で選んでみたのだが、初見ながら、それを感じさせない良い表情をいただきました。打ち解けて楽しく撮影できて良かった。あっという間に時間を使い切ってしまった。彼女は来月で撮影会活動はやめてしまうとのことで・・・もっと別な舞台で頑張って欲しいなと思うのでした。クリスマスな雰囲気で撮影したのだが、公開は少しずれちゃった・・・
chie_20151221.jpg
EOS 5Ds R / EF 24-70mm F2.8L II USM / 絞り優先 F2.8 +0.7EV, 1/60 / ISO2000 / Model: Chie Nakahara
あとはギャラリーに展示しておきましたので、そっちをみてください。

現在の撮影機材

現在の撮影機材の紹介と簡単な機材評をまとめておく。
手持ちの道具の性能のレベルが格段に上がってしまったため、写真の出来をカメラのせいにできなくなったが、なんとか絵作りに生かしていきたいと思うので、がんがん使い込んでいきたい。

Body

メインのEOS 5D MarkIIIは近日中に変わる予定。次は・・・わかりますね? a7Rはスナップ写真というか、気楽にお出かけしたいときの機材。

EOS 5D MarkIII

α7R

EF Lens

最初に買ったカメラがCanonだったからEFマウント固定なのだが、諸般の理由があってたとえばFマウントには動けない。というのが従来のスタンスであったが、TS-E 17mm F4LとTS-E 24mm F3.5L II、MP-E 65mm F2.8 Macro PhotoといったCanonにしかないレンズを所有するという末期症状・・・と思っていたら、TS-E 17mm F4LとMP-E 65mm F2.8 Macro Photoはラインナップから外れ・・・EF 11-24mm F4LやEF 200mm F2Lに手を出してしまい、さらにEFマウントから離れることはあり得なくなった。いろいろ思うところはあって、かなり広角レンズを買い換えてきたが、最終的なレンズにたどり着いた感があり完全に落ち着いた感はある。もはやEFレンズは減ることはあっても、もうこれでいいんじゃないか?

過去の撮影機材

過去使用していた撮影機材の紹介と簡単な機材評をまとめておく。基本的にはこのページは追記していくだけの方針で書くこととする。
過去の手持ち機材はおおむねフィルム時代の物、昔使っていたボディがメインであるが、ボディの変遷と共に使用頻度が変わって、見切った物が多い。先を見据えた買い物はなかなかできないが、EOS 5D使用開始以来135フォーマットに完全に回帰したので、現状のボディに合わせた買い物をしていると確信している。まあこれとて幻想なのかもしれないが。過去の機材に思いをはせて、昔の描写を懐かしみつつ・・・ 今の写真をきちんと撮っていきたい。

鎌倉散策 (03/20/2015)

ネタはそれなりにたまっているので、がんがん書いていくこととしよう。
季節も巡って、花粉症のつらい時期になったが、寒さは一段落という3月下旬に、某所で長くおつきあいのある仲間と3人で鎌倉〜七里ヶ浜〜極楽寺〜長谷寺〜由比ヶ浜というコースで散策してきた。今回は散歩写真と言うことでa7Rを軸に、Loxiaを2本、Y/CマウントのPlanar 1.4/85、Voigtländer Ultra Wide Heliar 12mm F5.6 Asph. IIと言う組み合わせで出かけてみた。
お天気は・・・残念ながら曇りとイマイチ冴えなかったが、暑くもなく寒くもなく、心地よい散歩をしながら、いろいろと話に花が咲き、写真を撮りつつ、美味しい物にありつくというなかなか得がたい1日だった。
kamakura_20150320_1.jpg
a7R / Ultra Wide Heliar 12mm F5.6 Asph. II / F5.6, 1/100 / ISO160
kamakura_20150320_2.jpg
a7R / Planar T* 1.4/85 (Y/C) / F1.4, 1/4000 / ISO160
kamakura_20150320_3.jpg
a7R / Loxia 2/50ZA / F2, 1/800 / ISO64
kamakura_20150320_4.jpg
a7R / Loxia 2/50ZA / F2, 1/1000 / ISO64
kamakura_20150320_5.jpg
a7R / Loxia 2/35ZA / F2, 1/80 / ISO64
ISO64で撮影したのは・・・ただの設定ミスですね。

みなとみらい散策 (03/15/2015)

Blogを新システムに切り替えて、仕事に追われたり、体調不良になってしまったりと、気がついたら桜の時期も終わり・・・ とえらく時が経ってしまった。何もしていないわけではなく、今年中盤のメインカメラ機材切り替えの準備と称して、何かと機材だけ増減している。理由だけ付いて、ただ単に買い物したいだけではあるのだが・・・
先月の撮影分より、まだ寒い時期だったことと、新レンズの試し切りと言うことで、1本だけ持ってみなとみらいに出かけてみた。レンズは・・・妙なパースを見ればなんであるかは分かるであろう。広角端の絵は頭の中で整理するのが非常に困難な絵になっていて、α7Rで使っているVoigtlander Ultra Wide Heliar 12mm F5.6 Asphで撮影した物と似たような絵になるのだが、絞り開放から画面の隅々まできっちりかっちり写る印象です。超超広角な奇妙な絵をお楽しみいただきたい。
はじめてこのレンズを使用した感想としては… とにかく頭の中で絵を整理できないこと、顔を動かさずに視界に入るほぼすべての物が写りそうな感じであること、画角を生かせる被写体を探すのに精一杯で他のレンズを使う余裕が消し飛ぶこと、ただ広いところをとってもつまらない絵にしかならないこと等々、とにかくこのレンズは使いこなしが難しい。一つ確かに言える物は、その場で目に入ってくる物はほぼ何でも写るので、広くてそれでいて閉じている大きな建物の内部を写し込むことに関してはかなりいけるのではないか? それに似たものとして星空もかなりダイナミックな絵になるのではないかと思われる。10年を見越して活用していきたい。
minatomirai_20150315_1.jpg
EOS 5D MarkIII / EF 11-24mm F4L USM / 絞り開放, 1/640 / ISO100
minatomirai_20150315_2.jpg
EOS 5D MarkIII / EF 11-24mm F4L USM / F8, 1/125 / ISO100
minatomirai_20150315_3.jpg
EOS 5D MarkIII / EF 11-24mm F4L USM / F5.6, 1/60 / ISO100