Physics

2005年08月13日 土曜日

No Photo, No Life

時期を外してしまったが、最近の富士フイルムの宣伝で聞くフレーズなのだが、「No Photo, No Life.」だそうな。Tower Recordの「No music, No Life.」とのタイアップらしいんだが、写真も撮るし、音楽は聴くけれどという僕にとって、こうどっちも魂に訴えないんだな。音楽も写真も好きだし趣味ではあるが、それなくては生きていけないといったものではない。
僕にとってなにならば、「No Life」なのか… 考えてみた。「No Science, No Life.」とか「No Math, No Life.」でどうか。なんかしっくりきそうである。普段の生活で技術的なお仕事はしているが、Engineeringは魂をかき立てる存在ではなくてお仕事の対象。純粋なScienceとかMathematicsとかPhysicsの方が魂をかき立てるに値する存在だったりする。綺麗な方程式にまとまっていると、そこに写真や音楽以上に自然や論理の美を見いだすことができるからだ。普段思い出すことはなかなか無いんだけど、接する機会を失ったら、数学や物理を志した科学少年としての僕が僕でなくなる気がするのだ。

2005年07月09日 土曜日

松本君慰労会

研究室の後輩の松本君がついに某研究所のパーマネントに採用されたので、祝勝会?ならぬ慰労会ということで、つくばで飲み会。つくばにも美味しいジンギスカン屋さんがあるんだねえという驚きと、10年ぶりくらいに会った先輩を交えて近況な話に花が咲いた。うちの研究室のOBのつながりは、僕自身が主催しているメーリングリストによっているところがあるので、僕ともう一人の先輩がカヴァーできる人しか誘えていない。もうちょっと連絡の場として使えるようにしたいのだけどなあ。
とりあえず、松本君おめでとうございます。地道な研究生活でしょうが世の中的には必要な研究なので、がんばってください。

2005年05月15日 日曜日

Donald E. Knuth / 「コンピュータの数学

そんなわけで昨日からの続き。解析学が好きな自分としては、連続関数を対象とした関数論や微分方程式も面白い(あくまで現実の物理現象とつながりが必要)のだけど、数列や漸化式(懐かしい響きだ)、級数といった離散数学もなかなか面白い。(しかもこっちの方がコンピュータのアルゴリズムに通じている。) この手の話題は、行き着く本があって、Knuth先生のThe Art of Computer Programming vol.1に始まる百科事典というか歴史書のような本に行き当たるので、2年ほど前の新訳登場時から、_買わねばならない本だ_と思っていたので、昨日大宮ジュンク堂に出かけていったわけだ。
お値段もお値段なので、買おうか買わないか悩んでいたのだけど、The Art of Computer Programmingのとなりにこの本は置いてあった。題名は「コンピュータの数学」。原書のタイトルは「Concrete Mathematics」だから抽象数学ならぬ「具象数学」という変わった題名の本。ざっくり見てThe Art of Computer Programming vol.1の最初の半分を詳しく書いた本のようだ。お値段は同じくらいなので、こっちを買うことにする。
The Art of Computer Programmingの場合はいつも本棚に置いておいて参照すべき本のような気がする(それゆえ、必要なときにいつも立ち読みして読みふけっておしまいなのだけど)。やっぱりやはり教科書ではないと思うので、教育に適しているとは言えないと思う。ちょうど間を埋めるような本が欲しかったと言うわけだ。
スタンフォード大学では、Concrete Mathematicsという科目(1970年から, 86年までの半分の年はKnuth自身による講義)があるらしく、The Art of Computer Programming vol. 1のFundamental Algorithmsを使って講義していたらしいのだけど間を埋めるような本として、Knuth先生はこの本(だいたい600ページ)を約1年で書いたという。後ろに付いている参考文献の量を見てもただならぬ分量なだけに、やはり超人なのである。
1年以上は遊べる本だろうと思って購入してみた。いやぁ1ページ目から凄く面白く読んでいる。昨日の話題の和分・差分については、「2.6 離散系と連続系の微積分学」という所にまとまっている。あと手続きとかパズルの解法としての漸化式というのも問題としては面白い。語り口もなかなか良いので、お金と時間がある人にはお勧めするし、特にコンピュータサイエンスを志す(物理でも数学でもOKだけど)大学生は読んでかなり得るところは多いと思うし、変わった本で面白いので読んでおけと言いたい。また高校生から大学の初年度付近の世話をする人にはネタ本としておすすめかもしれない。僕としては、久しぶりに数学の面白い本を買ったので楽しみたいと思うのである。

2005年03月17日 木曜日

2重積分

今日は1日積分と行列計算に明け暮れてました。いやぁ久しぶりに算数の計算をしたんですが、まだ不定積分が分かっている関数の2重積分とかだったら、余裕で計算できますねえ。今日の積分計算は2変数の正規分布関数を適当な区間で2重積分なので、まぁあまり難しくはなかったな。数値計算するのは多分大変だけど。まぁあとでMathematicaも使ってみましたが、使い方を思い出すだけで半日くらいかかりますねえ。(でも使えるようです。好きなツールだしねえ。)
行列計算はざっくりとだけやれば良かったのでExcelで適当にやらせてみたが、和の取り方がもうちょっと手が込んでいそうなので、計算してみたものの近似にすらならん… うーむ。
ちなみに僕の中では計算すれば何とかなるものは数学の範疇ではありません。すべて算数にすぎません。やっぱ物理数学とかはさんざんやっただけあって、手で計算を覚えてますな。さすがに部分積分とかはめんどくさいのでやりたくないけども。

2005年02月20日 日曜日

写真を編集…

昨日から今日にかけて写真を編集しまくってみました。(っていっても、選んで定型処理しているだけ。現像処理が必要なものはやっちゃったので。今日は整理だけ。) ようやく12月撮影分まで手が出ました… あと残りわずかなので、がんばらねば…

奇跡の年から100年

言われて気が付いたんですが、今年は「奇跡の年」から100年なんですね。上のリンクは岩波の「科学」の巻頭言から、和達先生の記事。奇跡の年ってなんだろうと言う話だけども、Albert Einsteinの主要な業績のうち、「光量子説にもとづく光電効果の理論」「ブラウン運動の理論」「特殊相対性理論」の論文を発表した年で、ほぼ物理学の全域に関係している基礎的な発見で、ちょうど100年前の1905年の話だ。物理を勉強しているとどの分野でもEinsteinの名前を聞くわけだけども、その理由は1905年にほぼすべて凝縮しているというわけだ。
物理の分野にはもう一つ奇跡的な年(1925年でいいのかな)があるのだが、こちらは多数の才能が量子力学を形作った年で、量子力学という分野でみれば奇跡的な年ではあるけれども、1905年のようなすべてにわたるような年ではない。確かに1905年とは違って、優秀な若い才能が花開いた輝かしい1年ではあるのだけど。
奇跡の年から100年、我々人類は何を得て何をなしたのかを考えるには、良い機会の年なのかもしれない。
ちなみに奇跡の年から100年を記念して、今年は世界物理年だそうです。