Portrait

2004年08月29日 日曜日

デジタルに移行して、3年…

良く考えたら24日でデジタルに移行してちょうど3年になる。(D30を購入したのが2001年8月24日なのね。) まぁ節目なので、ざっくり振りかえってみよう…
本格的に写真をはじめたのは99年である。それ以前は趣味で写真と言うよりは何かのイベントや観光時に記念写真を撮ると行ったごく平凡な写真ライフで、でも使っていたのはマニア心を揺さぶる一眼レフタイプの初のメガピクセル機であるOlympus C-1400Lであった。(最初はデジカメだったんですよ。) ただしばらく使っているうちに、被写界深度を使った撮影ができないことに気が付き、デジタルを諦めることになる。カメラ雑誌を眺めているとデジカメだと絶対撮れないような作例が山のように乗っていたからである。
そこで、心機一転、銀塩を志すこととなる。ます最初に使っていたのはKissIIIで、付属の標準ズームレンズと望遠ズームの70-300mm ISですぐにでも手を出せる風景の写真を撮りはじめたのであるが、いまいち風景写真の撮り方が分からなかったので、被写体は迷走していた。それなりの満足があったんだけども。そのあと花を撮ってみるとかなり面白くなってきたのでマクロで花が撮りたくなったのと、KissIIIに100mmマクロ(旧タイプ)を付けてみると結構アンバランスなので、EOS-3に乗り換えようと言うことになった。(ちょうどその時に100mmマクロがUSM化されたので、結局100mmマクロは資金的な準備している間にUSMな方を購入することになったのであるが。)
乗り換えて1年くらい他のレンズを購入できなかったので、100mmマクロだけで撮影することとなる。ストロボもないので昼の間にがんがん撮ると言う物で、さらにこのころはフィルムも固定してRDP2を使っていた。今考えれば結構有意義だったかもしれない。(ということで、僕の標準レンズは100mmだし、フィルムはRDP2とかRDP3が一応メイン。)
そのあと花だけ写すにしてもかなり不便なのと描写の変化をあるレベルで楽しみたかったので、レンズのラインナップは17mm〜200mmまでF2.8で撮れるようにすると言う方針になった。
最初は良くあるパターンだが、当時切実にもっと望遠がほしくなったので、70-200mm F2.8を購入。当時F4のズームがなかったのと、IS化を待てなかった。買った季節にもよるがチューリップの写真が、撮りたかったのもあるし、ちょうどレース観戦に行くようになったころなのでレースの写真を撮りたくなったと言うこともあった。(RQの撮影にもだいぶん役立ったが。) あとフィルムの方はこのころあたりから、RVPが増えた。花やレース写真を撮っていると彩度の高いこのフィルムが麻薬的に楽しかった。
その次に2000年の年末に妹が結婚したので、結婚式スナップも撮らねばと言うことで28-70mm F.8を購入。これはこの手のイベントやポートレート、コスプレ系のイベントでずいぶん役立った。300mm F2.8を購入したのもこのあたり。冬に白鳥を撮りまくったのだけど…

そのあとCAPAで連載をされている馬場さんが講師として来ていたキタムラ主催のポートレート撮影会に行ってから、少しずつポートレートをはじめることになった。(ぐわー、このころはRealaACEなんか使ってますな…) まぁ当時は撮影会に行くことが多かったが、仙台コミケを介して少しずつ増えることになる。
その翌月、フォーミュラニッポンとポートレート撮影に出かけまくったこともあり、消費したフィルム・プリント代を計算すると大変なことになってしまったことと、この月あたりから残業規制が厳しくなりそうな感じだったので、ランニングコストを押さえると言う方向でEOS D30を購入。(この判断は正解だったのだが。) D30で画角が狭くなるので、17-35mm F2.8を購入。(16-35mmがでそうな感じだったけど、やっぱり待てなかった。) さらに長玉系の知り合いのかたから、50mm F1.4いらないっすか?といわれたので購入。これでしばらくおしまいにする予定だったのだけど…
デジタルに至る道はこんな感じで、僕の場合は元がデジタル。銀塩はその途中の寄り道だったわけだが、やっぱりデジタルに戻ってくることとなったのであるが、銀塩は銀塩でフィルムを変えれば同じ構図でもイメージは変わるし、いろいろ工夫もあって楽しかった。露出のコントロールをポジで学んだせいか、デジタルに戻ってきてからカメラの性能による露出のばらつきを感じることはあっても、おおむねコントロールできているので、銀塩を経験しておいて良かったのかもしれないと思っている。
さて3年経って結局デジタル移行で何を得たかと言うことだが、_ランニングコストを考えずに写真を撮れる_ことと_残り撮影可能枚数をあまり考えなくても良い_ことが大きい。単純に言うと撮影時の精神的な余裕を少し得たと言うことだろうか。写真の質という点では僕はD30の絵は好きだったし、キャビネサイズからW6切までは300万画素で十分なレベルであろうと思う。ただランニングコストと言うよりはトータルコストを考えると、3年で1台分(約30万円)だなと考えていたのであるが、結局3台分以上のお金がかかっているわけで、思惑通りだったかというとそうでもないような気がするのである。(結局レンズにもずいぶん投資したことにもなるので。)

2004年08月25日 水曜日

馬場 信幸 / 実践ポートレート撮影 -「絵になる場所」の探し方、「良い光」の見つけ方・作り方

CAPAの記事の切り抜きという話もあるけれど、馬場さんのポートレート撮影の工夫に関する本。最近出たらしい。馬場さんの話は非常に分かりやすい(本を読むより、本を読んだ上で実際に話を聞けば尚理解できるが)ので、お勧めしておこう。ポートレートに関する手に入りやすい本は何冊か合って、CAPA関連で出ている本(馬場さん、サンダー平山さんあたり?)、フォトテクニック誌の別冊的な本とあるが、方法論についてはこの本が最も詳しいというか趣味的というか、実践的。使ってみようと思うところはあるので、じっくり読んでみようと思う。

2004年07月18日 日曜日

今日は撮影に出かける

今日はRANさんと撮影に出かけた。場所は昭和記念公園。こちらに来て初めてお願いして実現した個人的な撮影であり、秋に向けてのロケハンも兼ねての撮影だった。場所的には行く経路のほとんどを定期でいけるので、会社よりちょっと遠いと言う感覚ではあるが。
今日はものすごく暑い1日で何とも撮影日和という感じではなかったかもしれないが、良い天気で夏らしい暑さを感じる写真が撮れたかな。RANさんにはいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
今日撮影した写真はポートレートのページに置いてみたので、良ければ見てやってください。

2004年07月11日 日曜日

浴衣撮影会

今日は夕方よりののさん主催の浴衣撮影会でした。今日は起きる時間がすごく遅かったこともあって集合時間に間に合わないかもと思っていたのだが、天候が不安定で開始時間をずらすという連絡があったので、ゆっくり昼食を食べる余裕ができました。(結局天候はあまり安定してなかったけども。)
今回は下町風情のある(おおよそ山手線の駅から歩いて数分とは思えない風景が広がっている)場所での撮影となった。こんなところがあるんですねと言うことにもびっくりであるが、素晴らしいモデルさんに恵まれて凄い勢いで写真を撮りまくってしまいました。ののさんのセンスとモデルになっていただいた佐佐木 優さん、nonさんに感謝です。
今回の写真はいつものようにアルバムとして、以下のページに掲載します。

2004年06月13日 日曜日

イベントに出かける

今日はBBSに書き込みに来てくれるマミさんに「イベントに来ませんか?」と誘われていたので、朝から電車に乗って出かけることとなった。装備はEOS-1D MarkII、EF 35mm F1.4L、EF 50mm F1.4で、なんともずっしりと重たくなった鞄をぶら下げての電車での移動である。
前日TOSIさんに「あの会場はミックス光で大変な会場なので、ストロボ持っていった方が良いよ」というアドバイスをもらっていたのだが、北千住をすぎたあたりで、「がーん、ストロボ忘れた!」と言う事実に気がついた。いつも使っていないカメラバックを使う場合は要注意である。
途中、京浜東北線の秋葉原駅付近でペースメーカを付けていると思われるおじさんが、凄い剣幕で女の子を車掌室まで連れて行くのを目撃。車掌と女の子を相手に「俺を殺す気か!!!」などと凄い勢いで怒鳴り散らし、挙げ句の果てに電車を3分も止めると言う事件が発生。その一部始終を聞いてかなり不愉快な気分になる。車内における携帯電話のマナーも考え物だが、このおじさんのマナーもかなりいっちゃっている。携帯電話が普及して何年も経つが、携帯電話で実際にペースメーカー装着者が死んでしまったと言う話を聞いたことがないので、携帯電話メーカーにしてもペースメーカーのメーカーにしても因果関係をはっきりさせて啓蒙活動にいそしんでいただきたい物だ。だいたいペースメーカーを考えて車内の通話が云々という話ではなく、もっとトータルに考えるべきではないのかねえ。(携帯も迷惑だが、大声で話をするおばさんどもも十分以上に迷惑だ。まぁ世の中だんだん身勝手な社会になっている気はする。)
まぁなんだかんだ会場に何とか着いたわけであるが、会場に着いてみて予想以上に難しい会場であると言うことを実感。水銀灯とタングステンランプとのミックス光というのはもうお手上げと言わざる得ない難しさだ。あと標準的に考えても非常に暗い会場なので、たしかにフラッシュは必須と言えるだろう。(夢メッセ仙台よりたぶん3絞り以上暗い。)
実はマミさんとは直接の面識が無かったわけであるが、RANさんとはこないだの撮影会で面識があったので無事合流。会場で「やっとお会いできましたねー」と言う話をしつつ、写真を撮って来ました。
イベント終了後、マミさんと外の公園みたいなところで、私服撮影をしてみた。昨日85mmが壊れてしまったのが非常にいたかったかもと思いつつ、なかなか良い距離感で撮影できたと思う。写真はマミさんのアルバムとして掲載しているので見てみて欲しい。

2004年06月11日 金曜日

今日は飲み会

今日は職場に配属になった新入社員のみなさんと、前回の歓迎会から今回の歓迎会までに中途採用された方々(僕も含まれる)の歓迎会でした。ほとんどのみなさんが初めて見る顔だったが、こんなに人がいたんですね…

EOS-1D Mark II登場

5月30日の妙なものというのは、分かっている人には分かっていると思うけども、EOS-1D Mark IIである。
レース写真とポートレートにはまり始めた時にあまりのランニングコスト増の前に、銀塩を取るかデジタルを取るかで、ずいぶん悩んだ末に導入したEOS D30の購入が2001年8月24日、愛用してきたD30を知人のK氏に嫁に出して、EOS 10Dに切り替えたのは、2003年3月21日だから、D30を約1年半、10Dを約1年3ヶ月使ってきたことになるだろうか。だんだん交換周期が早まってきた感じがする。
EOS D30からのレンズ交換できる一眼レフデジタルカメラは、コストパフォーマンスがよく、使いやすい機材だと思うのであるが、使い込んでくるに従いそれなりに不満があることは否定できない。EOS 10Dの場合は、僕個人として絵的な不満はあまりないのであるが、スポット測光が無いとか露出が安定しないとか_やけに露出関係の不満が多い。_ あと強いて言えばシチュエーションによっては色合いが写真より絵っぽい写真になる気はする。まぁこういう事柄はEOS-1D MarkIIを買えば全て解決する話であるので、ここ数年の_自分への褒美_と_これからの働くモチベーションを引き上げる_ために、購入しても良かろうと言うことになった。昨日示した機材は全て売却し購入資金に充てた。(だいたい半分くらいになったかな。)
まぁ道具の性能のレベルが格段に上がってしまったため、写真の出来をカメラの性にできなくなったが、次元の違いをなんとか絵作りに生かしていきたいと思うので、がんがん使い込んでいこう。
充電中でまだ撮影もしてないので何とも言えないが、気に入った点は_付属品としては、マニュアルが持ち歩いてじゃまじゃない大きさになったこと_(10Dのマニュアルのちょうど半分、ストロボ類と同じ)、
触った質感はざらりとしていてしっくり来ること、ファインダーやミラーはでかくてファインダー像は見やすくなったこと(相変わらずスクリーンはだめだけであるが)あたりだろうか。ストラップは幅が広めのものがついていたけど、結局EOS-3で使っていたジェントルストラップを移植。(サンニッパのレンズストラップなどと同じデザインだ。)

2004年05月04日 火曜日

モネ、ルノワールと印象派展

せっかく関東に引越をしてきたので、今までずっと出かけてみたくてうずうずしていた文化的なイベントに出かけることにした。電車の中吊り広告でBUNKAMURA The museumで「モネ、ルノワールと印象派展」を見に行く。さすがに地域的な要素もあるし、終わりが近いせいもあって_とにかく人が多い_。今まで希に美術館に展覧会を見に行っているが、宮城や岩手では混んでいるというか、並んでまで見るようなことはなかった。(札幌はそこそこ人がいるなぁ。) まぁよく言えば仙台あたりだとじっくり絵を見ても、離れて絵を見ても問題なしなのだが、ここではそうはいかないな。悪く言えば、仙台あたりだとこういうイベントに行く人自身が少ないと言うあたりに地域性を見いだせるだろうか。
今回宇野展覧会は、「モネとルノワール」「風景画と肖像画」という対比で見ると言うことで良いと思うのだが、いままで行った印象派の展覧会ではどっちかしか見ることがなく、こういう対比軸で見ることがなかったので大変面白い。
僕の中ではルノワールは肖像画と言う印象が強いのだが、モネとキャンバスを並べて同じ風景を似たような構図で描いた絵があって見比べることができたのであるが、2人の巨匠の生まれ・育ちにさかのぼる物の見方の差が画風の差になっているようで非常に興味深い。

2004年02月07日 土曜日

kumenekoさんの結婚式に参列

今日はいつもお世話になっているkumanekoさんの結婚式に招待されていたので、参列してきました。kumanekoさんは僕が某所のイベントで写真を撮るようになった頃からお世話になっているのですが、一昨年の秋頃より個人的にポートレートのモデルをお願いして、自然な距離感、自然な表情で表情や仕草がとても可愛い女性です。非常によい関係で写真を撮り続けてきました。
彼女は写真からも読みとれるのではないかと思うのですが、非常にとても優しく、よく気の回る、非常にしっかりされた女性だなと思っています。こうしてご結婚されることを聞いて、「幸せになってくださいね」という祝福する気持ちと、こういう非常に得難い女性が結婚されていくのを見送るのに妙に悔しい気持ちと大きな喪失感が錯綜した何とも言い難い心境で参列してきました。(まぁ気分の整理はずいぶん前に付いているのだが…)
ただこういう付き合いで結婚式に呼んでいただけるのは本当に嬉しくて、呼んでいただけて良かったなと思うなかなか良い結婚式でした。旦那さんになられた方に初めてお会いしましたが、しっかりとされた方(_僕と比べればたいがいしっかりされた方ばかり_だな)で、どんな方なのかと思っていましたが、何となく安心しました。(実家が北九州市だというあたりが更にびっくりだったのだが…僕は元北九州市に住んでいたので。) とにかく末永くお幸せに…
と言うことで、今回も似非婚礼写真屋として写真を撮りまくってきました。しっかり撮影をされる山家さんがいらっしゃるので、安心していつもの基本スタイルである明るいレンズを活用したノーフラッシュ撮影と絞りを開け気味にしたバウンスを使った撮影をメインに撮影してきました。教会内での撮影も可能だったのですが、教会内はISO800で絞り開放(F1.4)でもぎりぎりシャッター速度が稼げる程度の暗さだったので結構テクニックを要する場所だったかなと思います。(ステンドグラスの青い光がいい具合に出る時と出ない時とがあって色合いも難しかった…)
kumanekoさん 結婚式 その1kumanekoさん 結婚式 その2kumanekoさん 結婚式 その3kumanekoさん 結婚式 その4kumanekoさん 結婚式 その5kumanekoさん 結婚式 その6kumanekoさん 結婚式 その7kumanekoさん 結婚式 その8
式が終わったあとは天候が非常に怪しかったので、1次会にて撤収。帰路もまさみさんと一緒に移動で、まさみさんとこの新居も見せていただいて無事帰還。以下は日記にしか出さないひょっとしたら今回のベストショット(?) 良い感じに動きが出ていて、良い感じにぶれたかなぁ…
kumanekoさん 結婚式 余興の一コマ

2004年02月05日 木曜日

写真の整理

今日は昨年12月のまさみさんの結婚式の写真・涼風さんのポートレートの整理とWebへの掲載を行った。ため込んでいただけあって、かなり手間がかかったが、なかなか良い感じに仕上がった。何とか今月中には整理を完了して春の到来を待ちたいところだ。

2004年01月29日 木曜日

SEGA / OutRun Sound Track

23日に予約したCDが入荷したとの連絡を受けたので早速取りに行ってきた。昔気に入っていたアレンジは、たぶんこれに入っているんではないかと言う予想で予約してみたのだが、このCDで正解でした。廃盤になって無くて良かった。帰りに車の中でかけてみたのだが、やっぱ車の中で聴く音楽だなと思う。ただ20年くらい聴くものが変わっていないところが、全く成長していないところか。(好きなものは好きなもので、良いものは良いものだと言うのはなかなか変わらないのは良いのだと思う。)

Canon EOS-1D Mark-IIついに発表

うーむ、出るか出るかと言われていたEOS-1Dの後継機がついに登場ですか。820万画素で秒8.5コマを実現ですか。撮像素子はCCDからCMOSに変更で、すべてのシャッター速度でメカニカルシャッターを使用ですか。うーむ、スポーツ撮影をメインにしてしまえば、かなり欲しいスペックかも。
まだ実用感度域で撮影された作例が登場していないので、絵が出ていないカメラなど評価に値しないと言う姿勢であるが、実に完成度が楽しみなのである。ニコンはD2Hを発表して、2年かけて報道カメラとしてようやくEOS-1Dに並んだなぁと思ったのだが、ここで一気に2年分突き放されるのね。このスペックだったら商品撮影やファッション系の撮影以外ならほぼどの領域でもプロの道具として使えると思うので、新聞やスポーツ誌だけではなくより広い領域でデジタル化が進むと思われる。
ポートレートではどうかと思うのだが、フィルムではやる気がしなかった「彼女の秒間8.5コマ」なんて言う絵も簡単に撮れるので、新しい作品が作れるようになるかもしれない。まぁ個人的にはEOS 10Dの露出のばらつきが何ともいえない不満があるので、露出が安定して安心して撮れるカメラなら大歓迎なので欲しいなぁと思うけど、さすがに50万円は出ない。