セキュリティソフトの見直し

これまで、家のPC環境のセキュリティソフトは、AVGのFree版→ウィルスバスター2008→ウィルスバスター2009→ウィルスバスター2010としてきたのだが、どうもウィルスバスターさんは自社の広告のPOPアップウィンドウを意図しないタイミングで出す。今日見たのはこんなウィンドウ。
VBpopup.png
いろいろ調べてもこのポップアップ広告の表示はウィルスバスターの仕様らしい。こういう五月蠅いソフトにいい加減うんざりしたので、ウィルスバスターは捨てることにする。 移行先候補なのだが・・・ どうすりゃいいんだろう。おすすめのものはないだろうか?
追記(2010年3月15日): 結局おすすめが多かったNOD32に傾き、ESET Smart Securityを選択することになった。動作は軽快で、今までの不満がほぼ無くなった感じである。

久しぶりに週末晴れたのでお出かけ

ここ2週間、それなりに寒くて、週末はどんより曇りもしくは雨という日々だったが、まあ杉花粉症持ちなので家で読書三昧の日々を過ごしていた。いろいろ試しておきたいことがあったので、先週金曜日にお休みを取った際に写真撮りたいなと思ったのであるが、久しぶりに出かけるといろんな道具を忘れて残念なことに。ぼちぼち撮影前確認リストとかいうものを作る必要がありそうなところ。
minatomirai_20100220_1.jpg
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 3.2 sec / ISO400 / WB Daylight / rise

やはりこの手のMFレンズで三脚必須な撮影法だとライブビューが重宝する。重宝するというよりも、ちゃんとピントを合わせるだけの解像度がこのレンズにはあるようで、撮影された等倍の画像を見ると恐ろしいくらいの緻密な絵なのである。油断して適当に撮影するとあらが見えるだけに気合いがいりそうだ。(レンズの前玉もかなり飛び出ているので本当に気を使う。)
minatomirai_20100220_2.jpg
EOS 5D MarkII / TS-E 24mm F3.5LII / マニュアル露出 F11 シャッター速度 4 sec) / ISO400 / WB Daylight / rise
minatomirai_20100220_3.jpg
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 8 sec) / ISO100 / WB Daylight / fall
いつもテストで撮影している汽車道よりランドマークタワー~クィーンズスクエアを撮影してみた。24mmの絵は何度か撮影しているので見慣れた絵だが、17mmはさすがに画角の広さを感じる。24mmの水平画角は17mmの垂直画角にほぼ等しいので、17mmでは24mm縦位置で横方向にシフトステッチしてできる絵は1ショットで撮影できてさらにシフトできるということになる。今回の調査は普通の撮影結果はどうなのということと、どちらのレンズもなぜか円形絞りなので、こういう夜景における絞りの効果であった光芒が綺麗に出ないことに対する確認であった。24mm F8での撮影結果では光芒があまりでないことはすでに検証済みなので、今回はF11、F16、F22で撮影してみた。上にのせた絵はだいぶん小さくしてしまったのでわかりにくいかもしれないが、どちらもF11でそこそこ光芒が出ている。F16ではさすがに回折でのボケ分も出て解像感の劣化が見られるので、夜景で使うならばF11がベストかと思われる。昼間であれば各種のレンズのテスト結果通りF8くらいがおいしい絞り値だと思う。
minatomirai_20100220_4.jpg
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 4 sec) / ISO400 / WB Daylight / fall
以前この場所で撮影したときは逆チルトで撮影したのだが、まあいつも逆チルトで撮影してもつまらないので、若干フォールしてみた。遊園地の乗り物の光の軌跡がなかなかおもしろいので感度を落としてシャッターを遅くしてみた。なかなか2台とも派手に動いている時がなくて、結構待たされた。
minatomirai_20100220_5.jpg
EOS 5D MarkII / TS-E 17mm F4L / マニュアル露出 F11 シャッター速度 5 sec) / ISO400 / WB Daylight / rise
最後に逆光性能はどうかということで意地の悪いテストをしてみた。フードというものがないレンズで、レンズが出っ張っていることから、やはり画角外から来る光に関しては弱いかもと思うが、これは工夫しないといかんのだろうなあ。ゴーストに関してはこのレンズの構成から見て非常に優秀であろうと思われる。(というか、これをなくせんだろう。)
とりあえず使ってみたというレベルであるが、Photozoneの評価記事にて、
Technically there may be lenses out there which can match and perhaps even surpass the lens for conventional photography but the Canon has a creative potential which you will not find anywhere else. Consequently it’s … highly recommended!
と締めくくられているだけのことはある。たしかにこれはかなりおもしろいレンズだと思う。(この記事ではおもしろそうなところを1つも書かなかったが。) まあ春先から使っていくことになるだろう。

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学生時代の読書の思い出 - 訃報: 浅倉久志さん

東京創元社 ニュース&トピック SF翻訳家・浅倉久志先生 逝去

SF翻訳家・浅倉久志先生が、2月14日(日)午後7時、心不全で逝去されました。1930年3月29日生まれ。79歳でした。
ハヤカワ・オンライン 早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション:新着ニュース 浅倉久志氏、逝去。
翻訳家の浅倉久志氏が2月14日に逝去されました。79歳。
日本におけるSFの世界に大きな足跡を残された偉大な翻訳家の一人であったと思います。SFや科学啓蒙書という分野は伝統的に翻訳の比重の非常に高い分野で、浅倉久志氏の翻訳作品は(僕が呼んだ範囲では)どれも非常に高レベルな翻訳でありました。原書を読んでいる訳ではないので何ともいえないのですが、翻訳作品というものは半分は翻訳者の個性が反映された作品になってしまうものですが、日本のSFファンは優れた作品の優れた翻訳を読めて本当に幸せであったと思います。

僕自身は代表的な翻訳作品であるマイケル・クライトン「アンドロメダ病原体」やカート・ヴォネガット「タイタンの妖女」やフィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は実は未読という状態で、半端なSFファンといわれそうですが、伊藤典夫氏と共訳されているジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの短編をだいぶん読んで高校~大学時代を過ごしたので、どの本も思い出がいっぱいです。サイバーパンクの先駆けともいえる「接続された女」(「愛はさだめ、さだめは死」に収録。浅倉さんの翻訳)と「愛はさだめ、さだめは死」(「愛はさだめ、さだめは死」に収録。伊藤さんの翻訳)あたりで、どっぷりティプトリーファンになり、「たったひとつの冴えたやりかた」も忘れ得ぬ名作・名翻訳だったと思います。先ほど書棚から取り出したら、もう20年以上前に購入したもので、すっかりくたびれてぼろぼろになっていました。本当に何度も読んでいました。
あとうちにあってすぐ見つかるのはコードウェイナー・スミスの「人類補完機構」シリーズとハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」でしょうか。スミスの「人類補完機構」も短編を中心にだいぶん読みました。ハーラン・エリスンの短編集は僕には難解すぎてまだ積読状態ですけれど。
僕はエンジニアとして生きていますが、科学や工学を志したその一端にSF小説があって、その中でも気に入った小説の素晴らしい翻訳をされた浅倉さんにはいくら感謝をしてもしたりないくらいです。いままでありがとうございました。謹んで哀悼の意を表します。
とりあえず思い出せるだけうちに収蔵している翻訳書のリスト。まだあるかもしれないが・・・
愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)
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ジェイムズ,Jr. ティプトリー ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
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たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
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ジェイムズ,ジュニア ティプトリー 浅倉 久志 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
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星ぼしの荒野から (ハヤカワ文庫SF)
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輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫SF)
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鼠と竜のゲーム—人類補完機構 (ハヤカワ文庫 SF 471)
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コードウェイナー・スミス
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ノーストリリア (ハヤカワ文庫 SF ス 4-5) (ハヤカワ文庫SF)
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世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)
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コーヒーな機材

ここ数年学生時代から使っている主に電気製品を次々と処分している。(さすがに購入後15~20年経っているので使用頻度が少ない物ほどは危ないと思う。) 大きな家電製品はほぼ一斉に耐用年数が切れたあたりの10年目くらいで一斉に交換したのだが、小物だとなかなか処分されず、小さいものほど数回の引っ越しを生き延びてきたようである。

とはいうものの、比較的早い段階でコーヒーのオートドリッパーを処分してしまっていたので、しばらく家で気軽にコーヒーを飲めなくなっていた。一応コーヒー好きなせいか、インスタントはまったく買わないので、ここ数年は本当に家でコーヒーは飲まなかった。気軽じゃない方法は、やはり学生時代から使っているHarioのちょっとかっこいいペーパーフィルタのサイフォンがありまして、これでコーヒーを炒れる。このサイフォンは学生時代のバイトの初給料で購入したものなので、かれこれ20年ほどのつきあいになるが、洗って片付けるのがめんどくさくて、もう5年以上使っていない気がする。使っていないのは豆をサイフォン用にチューニングした手動ミルでぐりぐり挽くのがめんどくさいくせに挽いた豆を買ってこないのも問題かもしれない。
Hario ヌーボー 3人用 NCA-3
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ハリオ
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そんなわけで普通のペーパーフィルタな道具を購入しても、使い切れないくらいのペーパーを買うことになるのが考えどころだし、以前持っていたような自動のドリッパーを買うのもちょっと躊躇してしまう。(毎朝朝食のために使うんだったら購入してもいいが、朝食家で食べないし・・・) コーヒーポットはあるので、ネルドリップで炒れることも出来そうだが、僕のずぼらな性格だとネルを数日でだめにしそうです。毎日炒れないかもという点でネルドリップはあり得ないだろう。そんなわけでペーパーのように気軽に扱えるペーパーレスのフィルタはどうであろうかということで、スターバックスコーヒー: コーヒー器具・いれ方の中段あたりに紹介されているステンレスドリッパーをスターバックスで購入してみた。これって下記のカフェテリアドリッパーのOEM物でしょうかね?
カフェテリア コーヒードリッパー
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青芳製作所
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ペーパーに吸収されてしまうコーヒーの油分も味わえるので、家で一人でコーヒーを楽しむ分にはベストな選択かなと思うが、上の製品だと1杯分しかいれられないので、いつも2杯以上炒れなければならない人は、同じような金メッキされたメンブレンなもので、ペーパーフィルタを広げたような以下のようなものがよさそうです。(使用後は中身を捨てて、水で流して洗うだけでおしまいですし。ちょっと高いですけどね。)
elfo ゴールドフィルターコーヒー用 小 2~6人用
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あとペーパーやネルと異なって、コーヒーの微粉末がどうしても通り抜けてしまうので、その辺をどうするかな。購入してからふるいに通せばいいのかな。何かいい方法はないものか。
慣れれば均一な流量でお湯を注げますが結構難しいので、普通のやかんでお湯を注ぐよりもコーヒーポットで注いだ方が流量が一定で簡単です。我が家には普通のやかんがないので、生活上のお湯を沸かすことに関してはすべてコーヒーポットで代用している。(インスタントラーメンもコーヒーポットでお湯を入れている。なかなか風情があるのだ。)
Kalita 細口ポット 0.7L
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うちのはホーローなそんなに高くなかったポットですが、普通に火にかけると取っ手が熱くてもてないので、やっぱり通常の生活にやかんは必要と思う。下に示すような銅のポットもいいなあ。
Kalita 銅ポット 0.7L
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コーヒーは僕は自分でいいやと思う程度にはいれられるようなんですが、紅茶はいつまで経っても安定していれられません。単純に湯の温度の見切りが適当なんでしょうけど。(これもちゃんとポット買えばいいのはわかっているのだが、まあ紅茶はお店で飲めばいいか。
こういうものはちょっと楽しくなってくると、思わずコーヒーカップやティーカップを買ったりする羽目になるのでほどほどにする予定。(というものの、すでにマグカップを2個ほど買ってしまったが。)

2010年1月の書棚

しばらく書籍関係の記事を書いていなかったように思うのだが、引っ越しして以来車にお金がかからなくなったせいか、恐ろしく書籍代がかさむようになった。積読になっているものも多いが、そこそこ読んでいるもの、読むのにすごく時間がかかるものとまあいろいろである。ここ半年は科学書ブームなのだが、1月は特に数学書三昧である。まじめに勉強する気になりつつあるのである・・・

全部通読するのに半年は優にかかりそうな分量なのだが、追々に読みふける予定で購入したものが多い。漫画も結構買っているのだが、紹介しても詮無いので省略。小説とはもう1年くらい購入していない。読むものが多すぎて小説はかなり優先度を下げることにしている。
プログラミングHaskell
プログラミングHaskell
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Graham Hutton
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Real World Haskell—実戦で学ぶ関数型言語プログラミング
Real World Haskell—実戦で学ぶ関数型言語プログラミング
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Bryan O’Sullivan John Goerzen Don Stewart
オライリージャパン
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Haskellに関してはようやく手頃に読める本が出てきたかなあと言うことで、この2冊を購入。一応国内のHaskell関係の書籍は全部買っている勢いなのだが、読むならこの2冊のどちらかだろうな。さすがに処理系を手持ちの環境に突っ込まないとても出ないので、自宅のサーバにビルドしてしてインストールしてみた。そこで息切れ中・・・
プログラミング言語ものではもう1冊、Amazonで取り扱っていないようなので、リンクだけ。プログラミング言語AWKが復刊したので今度こそ押さえておくために購入。早速品切れになっているので、このタイミングで購入しておいて良かった。最近シェルスクリプトばかり書いているので、Perlよりももっとプリミティブな道具であるsedとかawkとかもさわるようになった。(だいたい置換したり文字列を取り出したりするだけにPerlだのRubyだのPythonだのいらんのだ。) 昔手元にあった気がするのだが、とっくの昔に散逸してしまったようで、欲しいと思ったときには絶版であった。そんなわけで復刊の報を聞き即購入。こういうのはすぐ読む本でもないので、手元に置いておくだけで有用である。この本は職場で必要なので、会社のデスク行き。
趣味で相対論
趣味で相対論
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広江 克彦
理工図書
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昔から良く眺めていたWebサイトEMANの物理学の記事のうち相対性理論のページを加筆して出版されたもの。内容は厳密なのかという点は置いておいて、そのまえのリーマン幾何学やテンソル解析を思い出すための手慣らしには良いのだろうと言うことで購入してみた。一度はきちんと一般相対論を眺めておきたいので、他の本も併読しつつすすめていきたいところ。姉妹書に「趣味で物理学」もあるが、さすがに力学と電磁気学はいやになるほど演習を学生時代にやったのでこっちを読む価値は僕にはなさそう。
ヴィジュアル複素解析
ヴィジュアル複素解析
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T. ニーダム
培風館
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今月の目玉? 大学3年頃に狂ったように数学の勉強をしていた時期があるが、僕の関数論に関する知識や運用能力は基礎的なところの計算を追いかけるにとどまっている。(まあだいぶん積分計算で留数の定理を使わせていただきましたが。) 学生時代には式を計算で追いかけることでいっぱいいっぱいで、なんというかヴィジュアルなイメージを全然持っていなかった。で、発見した本がこれである。Visual Complex Analysis Home PageGoogle Booksで原書のサンプルを読むことができるので眺めてみたのだが、素晴らしいくらいに絵が満載である。なかなかイメージが沸かなかったので、ああなるほどと思うところが多い。そんな訳で翻訳書を購入。多価関数が多機能関数と翻訳されている他はあまり気にはならない。(多機能関数って何だ?と思ったので。) じっくり読んで理解を深めていきたい。
フラクタル幾何学
フラクタル幾何学
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ベノワ・B・マンデルブロ
日経サイエンス
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マンデルブロの「フラクタル幾何学」は、フラクタルの原典的な本だろうと思うのだが、もう何年も前から絶版状態だったようだ。学生のときに買い逃し、以前の会社では図書室で読めてたからいいやと思ってそれに甘んじていたのだが、さすがに購入しておいて良いだろうと言うことで適当に古書で購入。僕はグラフィックはやっていないので、フラクタル図形のCGはたまに壁紙にする程度だが、フラクタルな現象にはいろいろと興味があったり専門だったりしたので、関係ないことはないだろう。今読むと結構いろいろなことがすっと頭に入ってくるのはやはりバックボーンを積んだせいなのだろうか。これもじっくり読み進めていきたい。
岡潔—数学の詩人 (岩波新書)
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岡潔—日本の心 (人間の記録 (54))
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岡 潔
日本図書センター
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ちょっとしたことで、日本が生んだ大数学者 岡 潔に興味を持ったので、購入してみた。新書の方は最近お世話になっている高橋 正仁さんの著作。恥ずかしながら日本にこんな独創的な大数学者がいたとは知らなかった。一気に読了。一応名前は知っていたが、どうも業績をあげた分野である多変数関数論という分野が日常的に縁がなかなかないので、業績は知らず名前しか知らない状態になっていた。1変数の関数論と異なって多変数にすると正則であるとかリーマン面とかに対応する概念が恐ろしく難しくなるようだ。(で、あまり縁がないのであろう。) 岡潔自身のエッセイ集も購入。文学的であって、論理的に頭に入ってくる文章が心地よい。少しずつ読んでいるところ。この本を読むと最近流行った「品格本」とかは投げ捨てたくなる。まあ比較しちゃいけないのかもしれない。
角の三等分 (ちくま学芸文庫)
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矢野 健太郎 一松 信
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一時矢野健太郎の読み物風の本はだいぶん読みあさったので読んだ記憶があるのだが、我が家の書棚には存在しない。どこで読んだんだろう・・・ 一応購入。ちょっと代数や幾何に戻ってくるには時間がかかりそうなので、いったん積読。
What Is Quantum Mechanics?: A Physics Adventure
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Language Research Foundation
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この本は学生時代に話題になっていた「量子力学の冒険」の英訳本。翻訳はJohn Nambuさんで、監修は南部陽一郎という親子の作品になっている。最近英語の読み物になれないとなあということで、科学書で内容が勉強できそうなものと言うことで購入してみた。日本語版もおもしろいと思ったが、やはりおもしろくユニークな存在であると思う。朝永量子力学の1巻(特にHeisenbergの量子力学の発見に至る道はこの本の追い方がおもしろいし、これを読むとHeisenbergの自伝もおもしろく読める)と併読して行くのが正しい読み方だと思うので、そうしていく予定。
無限解析のはじまり—わたしのオイラー (ちくま学芸文庫)
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高瀬 正仁
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dxとdyの解析学—オイラーに学ぶ
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高瀬 正仁
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レオンハルト・オイラーの「無限解析入門」を購入したのはだいぶん前であるが、副読本と言うことで購入。いずれも「無限解析入門」を翻訳された高橋 正仁さんの著作。前者の「無限解析のはじまり」は数論のところはまだ読んでいないのだが、負数や虚数の対数に関するライプニッツとベルヌーイの論争をあつかった箇所をじっくり読んだ。この論争を通じてオイラーは「対数関数の無限多価性」を発見し、複素関数論の扉を開いていったのかと感慨にふけることができるなかなかの読み物であった。(非常に丁寧に書かれているし。) オイラー自身はかの有名な「オイラーの式」に驚いたのではなく、ベルヌーイによって発見されていた虚数単位に対する虚数単位の対数の比が単位円の円周の1/4であるというベルヌーイの「美しい発見」が先に進むための拠り所だったというところが勉強になった。いろいろ抜けていた解析学のピースが多少埋まった気がする。